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2022-08-29 17:10:19

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診療マル秘裏話  号外Vol.2257 令和3年10月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)FDAが,BCP-ALLにCD19標的CAR-T細胞療法薬承認
2)自律神経の乱れから、体温調節不可の子供増加

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 FDAが,BCP-ALLにCD19標的CAR-T細胞療法薬承認

 
 
 
 
 
 
 
 米国食品医薬品局(FDA)は1
0月1日、成人の再発または難治
性前駆B細胞急性リンパ性白血
病(BCP-ALL)に、CD19標的CAR
-T細胞療法薬brexucabtagene a
utoleucel(商品名Tecartus、K
ite Pharma社)を承認しました。

 brexucabtagene autoleucel
の有効性は、再発または難治性
BCP-ALL 成人患者さんを対象と
した第2相多施設共同単群試験
「ZUMA-3」で検証されています。
試験では、対象患者さんにリン
パ球除去化学療法終了後に、br
exucabtagene autoleucel を単
回注入しました。

 その結果、評価可能な54例中
28例(52%)が投与後3カ月以
内に完全寛解(CR)を達成しま
した。奏効例の観察期間中央値
は7.1カ月,CR期間の中央値は未
到達で、CR期間は半数以上で12
カ月を超えると推定されました。

 添付文書には、サイトカイン
放出症候群(CRS) および神経
毒性に関する枠組み警告が記載
されています。 92%にCRS(グ
レード3以上26%),87%(同35
%)に神経毒性が認められまし
た。臨床上で発現頻度の高い(
発現率20%以上)有害反応に、
発熱、CRS、低血圧、脳症、頻脈、
悪心、悪寒、頭痛、倦怠感、発
熱性好中球減少症、下痢、筋骨
格痛、低酸素症、発疹、浮腫、
振戦、起因菌不明の感染症、便
秘、食欲不振、嘔吐がありまし
た。

 CAR-T 療法について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
 渓谷に入るのを警告した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 自律神経の乱れから、体温調節不可の子供増加

 
 
 
 
 
 
 
 近年、自律神経の働きが低下
し、体温調節がうまくできない
子どもが増えています。原因は
主に“遅寝遅起き”による生活
習慣の乱れとされていますが、
体温調節ができないと身体的・
精神的な成長にも影響があると
いうことです。早稲田大学人間
科学学術院(埼玉県所沢市)の
前橋明教授に聞きました。

 人の体温は1日の中で変動し、
朝に体温が上昇し、午後3~5
時にピークを迎え、夜は低下し
ます。「体温を上げるコルチゾ
ール、β―エンドルフィンとい
う脳内ホルモンが明け方に分泌
されます。そこに、朝の光刺激
や朝食でのエネルギー補給、登
園・登校などの運動がウオーミ
ングアップとなって体温が上昇
します」と前橋教授は話してい
ます。

 しかし、生活習慣が崩れた子
どもは、体温リズムがずれ、就
寝中の低い体温で朝の活動に入
ります。そのため、登園時の体
温が36度を下回る低体温の子
どもが多いとされています。そ
の場合、体も脳も休息状態で午
前中を過ごし、午後に体温が上
昇し始めます。

 一方で就寝時刻になっても体
温が下がらず、寝付きが悪く、
睡眠時間が短い子どもも少なく
ありません。「睡眠時間が短い
子どもは集中力が養われなかっ
たり、イライラして友達を突き
飛ばしたり、じっとしていられ
ないなどの影響が出ることが分
かっています」

 やがてホルモン分泌のリズム
が乱れ、朝に起床できず、日中
に活動できない、夜はぐっすり
眠れないという生活になってい
きます。

 睡眠には疲労回復や記憶を定
着させる機能があります。睡眠
時間が短い子どもは、学力や体
力が低下し、情緒的なコミュニ
ケーションが取れずに対人関係
が悪化するリスクが高まります。

 体温変動のリズムを整えるた
めには、朝7時までに起床し、
朝食を取り、日中に運動するこ
とが重要です。特に、午後3~
5時の最も体温が高い時間帯に
外遊びや運動をすることが、自
ら熱を作り出し、汗で熱を放散
する体温調節機能を鍛えます。
こうした活動が、身体的な成長
とともに友達との遊びを通じた
情緒的な関わりとなり、精神的
な成長にもつながります。

 「夜は9時までに就寝を。テ
レビの視聴時間にルールを設け、
夕食は6時台に済ませるのが理
想です」と前橋教授は言ってい
ます。就寝時は電気を消して入
眠しやすい環境をつくることも
大切です。「静かで安らげ、空
気がきれいな暗い環境によって
入眠物質のメラトニンが分泌さ
れます。体温が下がって眠りに
入りやすくなり、翌朝もすっき
りと起床できます」とアドバイ
スしています。

 体温調節の仕組みについて解

説している動画です。

 
 


 
 市長がテレビを視聴した。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 米国食品医薬品局(FDA)が1
0月1日、成人の再発または難治
性前駆B細胞急性リンパ性白血
病(BCP-ALL)に、CD19標的CAR
-T細胞療法薬brexucabtagene a
utoleucel(商品名Tecartus、K
ite Pharma社)を承認したのは、
喜ばしいことです。キムリアの
ように値段が余りにも高すぎる
と一部のお金持ちしか使えない
薬になることを私は危惧します。
また神経毒性があることも少し
使いにくいと言えましょう。神
経の再生は、できるようになっ
てきたとは言え、なかなか大変
であるからです。副作用を少な
くする工夫と価格を抑える工夫
が必要なようです。
 近年、自律神経の働きが低下
し、体温調節がうまくできない
子どもが増えているのは、残念
なことです。近い将来、日本の
国を背負ってたつ子供たちが、
このような症状を出してくるの
は、空恐ろしい事態であると言
えましょう。自立神経の働きと
表裏一体と言えるのが副腎の作
用です。子どもでも副腎疲労に
陥っている可能性は否定できま
せん。遠慮というものがない世
代は、得てして残酷な言葉や行
為を平気で行うことがあるから
です。ビタミンCを摂取し、副
腎疲労から守ることも重要では
ないかと考えます。

 副腎疲労の治療法を披露する。


 
 
 
 
 
 
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