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2022-08-27 15:45:46

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診療マル秘裏話  号外Vol.2255 令和3年10月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)mRNA治療薬をマウスに投与するとガンが縮小と発表
2)アゾール系抗真菌薬を厚労省に,製造販売承認申請

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 mRNA治療薬をマウスに投与するとガンが縮小と発表

 
 
 
 
 
 
 
 遺伝物質の「メッセンジャー
RNA(mRNA)」を使った
治療薬をマウスに投与するとガ
ンが縮小したと、独製薬企業ビ
オンテックなどの研究チームが
発表しました。mRNAは同社
が米ファイザーと共同開発した
武漢熱ワクチンに使われていま
す。ガンの新たな治療法につな
がる可能性があるとして、既に
ガン患者さんへの臨床試験を始
めているということです。

 チームには、mRNA医薬品
の基盤技術を開発し、ビオンテ
ック社上級副社長を務めるカタ
リン・カリコ・米ペンシルベニ
ア大客員教授(66)が参加して
います。論文が米医学誌「サイ
エンス・トランスレーショナル・
メディシン」に掲載されました。

 チームは、免疫を活性化する
などの働きがある「インターロ
イキン12」や「インターフェロ
ンα」など4種類の蛋白質の設
計図となるmRNAを開発しま
した。このmRNAをマウスの
ガン組織に注射した所、20匹の
うち19匹でガンが縮小し、40日
以内にほとんどなくなりました。
残り1匹のガンは逆に拡大しま
した。

 同社などは現在、固形ガンを
対象とした人の臨床試験を進め
ているということです。mRN
Aを使った医薬品は、武漢熱以
外の感染症のワクチンや、ガン
などの治療薬に応用できると期
待が高まっています。

 横田隆徳・東京医科歯科大教
授(核酸医学)の話「4種類の
mRNAを組み合わせて相乗効
果を出している点が興味深い。
人間で効果があるかが課題だ」

 この話題についての講演動

画です。

 
 


 
 
 注射の薬剤を確保するために
駐車場に駐車した。    笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 アゾール系抗真菌薬を厚労省に,製造販売承認申請

 
 
 
 
 
 
 
 旭化成ファーマは9月30日、
アゾール系抗真菌薬「イサブコ
ナゾニウム硫酸塩」について、
真菌症(アスペルギルス症、ム
ーコル症、クリプトコックス症)
の治療薬として厚生労働省に製
造販売承認申請したと発表しま
した。カプセル剤、点滴静注剤
の2種類を申請しました。スイ
ス系製薬バジリア・ファーマシ
ューティカが創製し、2016年に
旭化成ファーマが日本で独占的
に開発・販売する権利を取得し、
国内治験を行いました。北米で
はアステラス製薬が販売してい
ます。

 抗真菌薬について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
 清蔵さんが、製造販売承認を
申請した。        笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 遺伝物質の「メッセンジャー
RNA(mRNA)」を使った
治療薬をマウスに投与するとガ
ンが縮小したと、独製薬企業ビ
オンテックなどの研究チームが
発表したのは、素晴らしい業績
です。以前のメルマガでも紹介
した通り、武漢熱ワクチンから
ガン治療への応用は、既定路線
でした。しかし、動物実験でこ
れほどまでの効果が得られると
は夢にも思いませんでした。た
だ、残り一匹のマウスでガンが
増大したのは、気にかかります。
例えば、十分量の治療薬が投与
されなかったなどの原因が分か
れば、良いのですが、それらの
原因がないと判明した場合、徹
底的に副作用の有無をチェック
する必要があると思います。
 旭化成ファーマが9月30日、
アゾール系抗真菌薬「イサブコ
ナゾニウム硫酸塩」について、
真菌症(アスペルギルス症、ム
ーコル症、クリプトコックス症)
の治療薬として厚生労働省に製
造販売承認申請したと発表した
のは、喜ばしいことです。もう
何年も、抗真菌薬の新薬は登場
していないにも関わらず、免疫
力の低下がベースにあるのか、
真菌症(表在性・深在性ともに)
増加しているのは、本当に困っ
たことです。インドでデルタ株
が流行って多数の死者が出たと
報告がありましたが、デルタ株
だけで亡くなったのではなく、
上記ムコール症の蔓延が合併し
ていたからとの推測もあるよう
です。本当に恐ろしいですね。

 韓国では、造花が更に増加し
た。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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