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2022-08-23 20:12:53

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診療マル秘裏話  号外Vol.2252 令和3年10月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)FDAが,前立腺生検病理画像のAIの支援システム認可
2)ファイザーが、武漢熱感染症治療薬候補の治験開始

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 FDAが,前立腺生検病理画像のAIの支援システム認可

 
 
 
 
 
 
 
 米国食品医薬品局(FDA)は9
月21日、デジタル化した前立腺
生検の病理画像データをAI(人
工知能)で解析し、病理医の判
断を支援する前立ガンAI診断支
援システムPaige Prostate(Pa
ige.AI.社) の販売を承認しま
した。

 Paige Prostateの有効性は、
病理医16人がデジタル化した前
立腺生検病理画像計527 枚(悪
性171枚、良性356枚)を判定し
た臨床試験で検証されています。
この試験では、病理医がPaige
ProstateによるAI診断支援シス
テムを用いた場合と用いなかっ
た場合の2通りの方法で、各画
像を判定しました。その結果、
AI診断支援システムを用いると、
用いなかった場合と比べてガン
の検出率が平均7.3%向上しまし
た。良性判定への影響は認めら
れませんでした。

 偽陰性や偽陽性の結果が出る
リスクがありますが、システム
を診断の補助として活用し、専
門資格を有する病理医が既往歴
など患者さんの臨床情報を考慮
して必要な臨床検査を追加する
ことで、このリスクは軽減でき
るとしています。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 四角四面の性格を利用して、
資格を取得する。     笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 ファイザーが、武漢熱感染症治療薬候補の治験開始

 
 
 
 
 
 
 
 米ファイザーは9月27日、開
発中の武漢熱感染症治療薬候補
「PF-07321332」に
ついて、新たな第2/3相臨床
試験(P2/3)を開始しまし
た。家族などが感染した濃厚接
触者に対する予防効果を検証し
ます。日本も参加します。同剤
のP2/3プログラムでは3本
目のグローバル試験です。1本
目の試験結果が近く出て、年内
に緊急使用などの承認申請を各
国で始める予定です。

 同剤を1日2回、5日間また
は10日間服用し、2週間以内の
感染予防効果や安全性などを評
価します。薬剤が代謝されにく
くするため、ヒト免疫不全ウイ
ルス(HIV)感染症治療にも
使われている抗ウイルス剤「リ
トナビル」の低用量を併用投与
します。日米などで2660人を登
録予定です。

 7月に重症化リスクが高い軽
症患者さん、8月に同リスクが
低い軽症患者に対する試験を開
始しています。来月にも最初の
試験結果が出て、年内に各国で
申請手続きを始める予定です。
飲み薬であるため、濃厚接触者
の予防的投与にも使いやすいこ
とは明白です。米メルクが開発
中の経口剤「モルヌピラビル」
も今月、濃厚接触者に対するP
3を開始しています。

 BA.5に経口治療薬が有効と

いうニュース動画です。

 
 


 
 
 軽症患者さんに警鐘を鳴らす。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
 米国食品医薬品局(FDA)が9
月21日、デジタル化した前立腺
生検の病理画像データをAI(人
工知能)で解析し、病理医の判
断を支援する前立ガンAI診断支
援システムPaige Prostate(Pa
ige.AI.社) の販売を承認した
のは、喜ばしいことです。米国
でのこととは言え、日本でもこ
のようなシステムが認可される
日が来ると思います。AI診断支
援システムを用いると、用いな
かった場合と比べてガンの検出
率が平均7.3%向上したというこ
とですが、深層学習を多くする
ことで更に検出率アップがある
ものと期待しています。
 米ファイザーが9月27日、開
発中の武漢熱感染症治療薬候補
「PF-07321332」に
ついて、新たな第2/3相臨床
試験(P2/3)を開始したの
は、喜ばしいことです。世界中
で武漢熱の経口剤の開発がしの
ぎを削って行われているので、
競走が激しくなり、より良い経
口剤が開発されることを期待し
たいと思います。ただ、経口剤
は、手軽で点滴剤と較べて医療
関係者の手を借りることもなく
投与できるのが利点ですが、副
作用、相互作用などには、十分
な説明が必要であると私は、考
えています。薬を安全に服用す
るために、分からないことは、
医師や薬剤師に遠慮なく質問し
ましょう。

 経口剤を携行して、服用する。


 
 
 
 
 
 
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