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2022-08-21 17:38:12

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診療マル秘裏話  号外Vol.2250 令和3年10月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)難治性ガン治療に貢献する化合物の開発に成功
2)途上国では武漢熱ワクチン依然供給不足の状態続く

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 難治性ガン治療に貢献する化合物の開発に成功

 
 
 
 
 
 
 
 メラノーマ(悪性黒色腫)の
ような難治性ガンの治療に役立
つ可能性がある化合物の開発に
成功したと、徳島大と熊本大な
どの研究グループが発表しまし
た。既存の抗ガンと組み合わせ
てメラノーマのマウスに投与す
ると、抗ガン剤だけでは効果が
なかったのに対し、腫瘍の大き
さを4分の1以下にすることが
できたということです。独科学
誌「アドバンスト・ファンクシ
ョナル・マテリアルズ」に論文
が掲載されました。

 メラノーマなど治療が難しい
とされるガンの中には、ガン細
胞の周囲を2種類の「間質細胞」
と呼ばれる細胞が取り囲み、抗
ガン剤などからガン細胞を<保
護>している種類があります。
このようなガンには、従来の化
学療法がほとんど効かないこと
が課題でした。

 徳島大の異島優・准教授と、
熊本大の丸山徹教授、前田仁志
助教、水田夕稀研究員らのグル
ープは、体内に元々存在する無
害な化合物を改良して、2種類
の間質細胞に吸着、侵入する性
質を持たせることに成功しまし
た。血液中を流れてガン組織へ
たどり着きやすくなるよう、分
子構造を改変しました。

 メラノーマを発症させたマウ
スにこの化合物を投与すると、
ガン組織に集まりました。さら
に、この化合物に抗ガン剤の一
種「パクリタキセル」を結合さ
せてマウスに投与すると、ガン
組織が急速に小さくなることを
確認しました。パクリタキセル
だけを投与しても、ほとんど効
果がありませんでした。

 異島准教授は「ガン細胞を直
接たたくのではなく、ガン細胞
の<味方>を減らすことで、腫
瘍そのものを小さくできること
が確かめられました。今回の化
合物は元々体内にある無害な物
質から作っているので、副作用
の心配も少ないことが期待でき
る。10年後の臨床応用を目指し
て、さらに共同研究を進めてい
きたい」と話しています。

 悪性黒色腫の治療について解

説している動画です。

 
 


 
 
 新薬が主要な腫瘍を攻撃する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 途上国では武漢熱ワクチン依然供給不足の状態続く

 
 
 
 
 
 
 
 日本など先進各国で新型コロ
ナウイルス(武漢熱)のワクチ
ン接種完了者が増え、追加投与
する「ブースター接種」の動き
も進む中、アフリカをはじめ途
上国では依然供給不足の状態が
続いています。世界保健機関(
WHO)は接種率の高い国々に
対し、ブースター接種を控えて
途上国への供給を増やすよう訴
えていますが、ワクチン格差は
拡大する一方です。

 英オックスフォード大研究者
らのデータベース「アワー・ワ
ールド・イン・データ」の9月
23日時点の集計によると、先進
7カ国(G7)はワクチン2回
接種率がいずれも人口の5割を
超えました。人口比で最も高い
のはカナダの約70%。イタリア
と英国、フランスが60%台半ば
で、日本は米国とほぼ並ぶ約56
%。各国は冬を前に予防効果を
高めようとブースター接種の動
きを加速させており、英仏は既
に開始しています。米国も高齢
者らを対象に計画に着手しまし
た。

 一方、WHOによると、アフ
リカ諸国で9月中旬までに2回
の接種を終えた人は5000万人で、
全人口のわずか3.6%。各国政府
は途上国向けワクチンの国際的
調達枠組み「COVAX(コバ
ックス)」や2国間援助を通じ
てワクチン調達を急いでいます
が、供給不足が続き、行政上や
インフラの問題から接種の態勢
が整わない国も多いとされてい
ます。WHOは「アフリカでの
年内接種完了率4割」を目標に
掲げていますが、達成は絶望的
です。

 グテレス国連事務総長は9月
21日の国連総会演説で「裕福な
国では大半の人が接種を完了し
たが、アフリカでは90%以上の
人々が1回目の接種を待ってい
る」と指摘しました。ワクチン
格差は「政治的意志の欠如と利
己主義、不信感が生じさせた悲
劇だ」と訴え、公正な分配へ各
国の努力を促しました。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 
 抗生物質を公正に、取得する。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
 悪性黒色腫のような難治性ガ
ンの治療に役立つ可能性がある
化合物の開発に成功したと、徳
島大と熊本大などの研究グルー
プが発表したのは、素晴らしい
業績です。既存の抗ガンと組み
合わせてメラノーマのマウスに
投与すると、抗ガン剤だけでは
効果がなかったのに対し、腫瘍
の大きさを4分の1以下にする
ことができたということですの
で、早期の臨床試験の実施をお
願いしたいと思います。ガン細
胞を直接たたくのではなく、ガ
ン細胞の<味方>を減らすこと
で、腫瘍そのものを小さくでき
るということなので、抗ガン剤
と組み合わせる際に、クロノテ
ラピーと組み合わせることが、
必要となることを明示しておき
たいと思います。
 日本など先進各国で新型コロ
ナウイルス(武漢熱)のワクチ
ン接種完了者が増え、追加投与
する「ブースター接種」の動き
も進む中、アフリカをはじめ途
上国では依然供給不足の状態が
続いているというのは、残念な
ことです。しかしながら、アフ
リカなどの途上国では、内線な
どワクチン接種に根本的に適さ
ない国もあることを知って頂き
たいものです。そうした政情の
不安がある国は、ワクチン接種
が困難であるため、そうした国
を除いて、出来る国に最大限の
ワクチン供与を行うべきだと考
えます。 戦争をしている所に、
ワクチンをというのは、単なる
理想論に過ぎず、それを主張す
る人は、その人が中心になって
やるべきだと私は考えます。

 忠臣が中心になって、殿様に
意見する。        笑

 
 
 
 
 
 
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