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2022-08-19 14:31:33

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診療マル秘裏話  号外Vol.2248 令和3年10月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)エンハーツの難治性乳ガンの2次治療使用の臨床試験
2)FDAが抗VEGF抗体薬ラニミズバブのバイオ後続品承認

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 エンハーツの難治性乳ガンの2次治療使用の臨床試験

 
 
 
 
 
 
 
 第一三共は9月21日、新規抗
ガン剤の抗体薬物複合体(AD
C)「エンハーツ」について、
難治性乳ガンの2次治療に用い
ることを目指した臨床試験の中
間解析データを、欧州臨床腫瘍
学会(ESMO)で報告したと
発表しました。既存のADCに
比べて死亡リスクを大幅に引き
下げました。米欧で承認を得て
いる「3次治療以降」から「2
次治療」に適応が広がれば処方
機会が増え、米欧や日本での承
認申請の準備を進めています。

 HER2陽性の再発・転移性
乳ガン患者さんの2次治療に関
する第3相試験は既存のADC
「TーDM1」と比較しました。
中間解析では、主要評価項目の
病勢進行または死亡リスクを72
%低下しました。無増悪生存期
間の中央値はTーDM1群が,6
.8カ月なのに対し、まだ中央値
に到達していないエンハーツは
中間解析時点で18.5カ月以上が
示されました。安全性に新たな
懸念は認められませんでした。

 エンハーツについて解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 抗腫瘍薬の主要評価項目を決
定する。         笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 FDAが抗VEGF抗体薬ラニミズバブのバイオ後続品承認

 
 
 
 
 
 
 
 米国食品医薬品局(FDA)は9
月17日、65歳以上の米国人の視
力低下や失明の主原因になって
いる滲出型加齢黄斑変性(nAMD)
など複数の眼科疾患治療に用い
られる抗VEGF抗体薬ラニビズマ
ブ(商品名ルセンティス)のバ
イオ後続品としてranibizumab-
nuna(商品名Byooviz、Samsung
Bioepis社)を承認しました。
nAMD治療薬のBS承認は米国で初
めてです。Byoovizは,網膜静脈
閉塞症に伴う黄斑浮腫や近視性
脈絡膜新生血管の治療薬として
も承認されています。

 今回の承認は,Byoovizはルセ
ンティスのBSだということを示
す幅広い構造上や機能的な特徴、
臨床効果、潜在的な免疫原性を
含む安全性の評価などの科学的
根拠に基づいています。

 Byoovizは月に1回、眼内注射
で投与します。同薬は、眼内炎
や網膜剥離、眼圧上昇、血栓塞
栓症などの重篤な副作用を引き
起こす可能性があります。また、
発現頻度が高い副作用には、結
膜出血、眼痛、飛蚊症、眼内圧
上昇などが見られます。

 抗VEGF薬のバイオシミラー

について解説している動画です。

 
 


 
 
 近視の眼鏡の着用を禁止する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 第一三共は9月21日、新規抗
ガン剤の抗体薬物複合体(AD
C)「エンハーツ」について、
難治性乳ガンの2次治療に用い
ることを目指した臨床試験の中
間解析データを、欧州臨床腫瘍
学会(ESMO)で報告したと
発表したのは、喜ばしいことで
す。第3相試験は既存のADC
「TーDM1」と比較して、中
間解析では主要評価項目の病勢
進行または死亡リスクを72%低
下し、無増悪生存期間の中央値
はTーDM1群が,6.8カ月なの
に対し、まだ中央値に到達して
いないエンハーツは中間解析時
点で18.5カ月以上が示され、安
全性に新たな懸念は認められな
かったということなので、これ
はファーストチョイスで用いる
べき薬剤であると思います。
 米国食品医薬品局(FDA)は9
月17日、65歳以上の米国人の視
力低下や失明の主原因になって
いる滲出型加齢黄斑変性(nAMD)
など複数の眼科疾患治療に用い
られる抗VEGF抗体薬ラニビズマ
ブ(商品名ルセンティス)のバ
イオ後続品としてranibizumab-
nuna(商品名Byooviz、Samsung
Bioepis社)を承認したのは喜
ばしいことです。バイオ後発品
は、BSと略されますが、一般の
後発品の承認と較べて、非常に
ハードルが高い臨床試験をしな
ければ、ならないことが分かっ
ています。それをくぐり抜けて
FDA の認可を承認してもらえた
のですから、大したものです。
ただ、同薬は、眼内炎や網膜剥
離、眼圧上昇、血栓塞栓症など
の重篤な副作用を引き起こす可
能性があり、発現頻度が高い副
作用には、結膜出血、眼痛、飛
蚊症、眼内圧上昇などが見られ
るということは残念なことです。

 即戦力が血栓塞栓症を起こし
た。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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