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2022-08-01 20:31:37

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診療マル秘裏話  号外Vol.2233 令和3年9月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)吉田富三博士は1943年,移植可能なガン細胞発見
2)一般用医薬品異なる目的や大量服用事例が問題

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 吉田富三博士は1943年,移植可能なガン細胞発見

 
 
 
 
 
 
 福島県石川郡浅川町出身で、
ガン研究の先駆者・吉田富三博
士は一九四三(昭和十八)年、
移植可能なガン細胞「吉田肉腫」
を発見しました。生きた細胞だ
けを取り出して自由に使えるよ
うにしたことで、化学療法への
道を切り開いたとされています。
成功の影には多大な努力があり
ました。ドイツ留学で得た知識
を基に、破砕したガンをネズミ
の腹に注入し、試行錯誤を重ね
ました。寝食を忘れるほど実験
に没頭しました。実を結んだの
は五年後、ネズミの腹から採取
した液体を顕微鏡で確認すると、
生きて増殖するガン細胞が浮い
ていました。日本対ガン協会に
よると、二〇一八(平成三十)
年にガンで亡くなった人は約三
十七万人です。一九八一年以降、
死因のトップであり続けている。
罹患[りかん]部位は男性は肺、
女性は大腸が最も多いとされて
います。日本人の二人に一人が
かかると言われています。もは
や身近な病気と言っていいでし
ょう。予防だけでなく、早期に
発見することが最も重要になり
ます。早ければ早いほど治療の
効果が高くなり、死亡率も下が
ります。博士は、ガンは全身病
であると警鐘を鳴らしました。
どこにでも発症する可能性があ
ります。九月はガン征圧月間で
す。積極的に検診を受けて、自
分の体をくまなく調べてみては
どうでしょうか。

 吉田富三記念館の動画です。

 
 


 
 
 軽傷で済んだが、警鐘として
受け止めた。       笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 一般用医薬品異なる目的や大量服用事例が問題

 
 
 
 
 
 
 
 薬局の店頭やインターネット
で購入できる一般用医薬品(市
販薬)が、近年、本来と異なる
目的や大量の服用による“乱用”
の事例が問題となっています。
市販薬の乱用や依存に詳しい埼
玉県立精神医療センター(埼玉
県伊奈町)の成瀬暢也副病院長
に聞きました。

 国立精神・神経医療研究セン
ターの2020年の調査によると、
国内の精神科を受診した薬物依
存患者2733人の「主たる使用薬
物」で市販薬は8.4%で、大麻(
4.5%)などを上回りました。20
18年の調査時の5.9%から増加し
ています。

 多用されるのは、せき止め薬、
風邪薬、鎮痛薬、睡眠鎮静薬、
カフェイン製剤などです。成瀬
副病院長によると、患者さんは
仕事や家事への意欲を高めるた
めや精神的な苦痛を軽減するた
め、過量の服薬でもうろうとす
る状態を求めて使用します。

 不適切な服薬の繰り返しで「
効き目」が弱まり、飲む量が増
え、せき止め薬では84錠入りの
1瓶を1日で飲み切る人もいる
ということです。薬をやめると
禁断症状が表れるため、服用を
繰り返します。

 成瀬副病院長が診療している
16人は、平均年齢45歳で男女比
は6対4、乱用から受診まで平
均8.2 年が経過していました。
就労している人が約半数、うつ
病や統合失調症などの精神疾患
のある人が8割いました。

 薬物乱用に陥る人は、何かに
行き詰まった時に家族や他の人
に相談ができないなど、孤立状
態にあると成瀬副病院長は分析
しています。「快楽を求めると
いうより、生きづらさを抱えた
人が薬で自らを癒やしていると
言えます」

 同院の依存症外来では、初回
の診察に1時間ほどかけ、乱用
のきっかけなどをじっくり聞く。
その後は2週間に1回程度の通
院で、薬を飲みたくなった時の
対処法を共に考え、薬を飲んだ
状況や種類・量を記録してもら
う。責めず、叱らず、「生きづ
らさへの支援」を続けるうちに
お互いの信頼関係が生まれ、次
第に薬をやめ、使用頻度が減る
ということです。

 成瀬副病院長は「市販薬は法
の下で流通し、違法薬物に比べ
危険性は低いと考えられますが、
安く簡単に手に入るので乱用や
依存の面では問題です」と指摘
しています。

 このニュースのニュース動画です。

 
 


 
 
 依存症の治療に、異存はない。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 福島県石川郡浅川町出身で、
ガン研究の先駆者・吉田富三博
士が一九四三(昭和十八)年、
移植可能なガン細胞「吉田肉腫」
を発見したというのは、凄いこ
とだと思います。大東亜戦争中
に、研究に没頭されて、重要な
発見ができたこと自体、奇跡と
言えるでしょう。予防だけでな
く、早期に発見することが最も
重要になります。早ければ早い
ほど治療の効果が高くなり、死
亡率も下がるのは、当然のこと
です。しかし、治療によって、
治療効果は、全然違います。治
療効果だけではなく、治療によ
る副作用をしっかりと考えて、
患者さんは、治療を選ぶべきだ
と思います。
 薬局の店頭やインターネット
で購入できる一般用医薬品(市
販薬)が、近年、本来と異なる
目的や大量の服用による“乱用”
の事例が問題となっているのは、
由々しき事です。しかし、医師
が処方する処方薬であっても、
依存性のある薬を延々と継続し
て処方するケースが後を絶たず、
依存症の専門外来の先生は頭を
痛めているようです。精神科で
はない科の先生が処方する依存
性のある安定剤や眠剤の依存症
を治療するために、相当、骨を
折られているようです。そのこ
とが分かってから、依存性のあ
る薬剤を私は、出来る限り処方
しないようにしています。依存
性のない薬に変更し、ハーブの
サプリメントを勧めることもあ
ります。

 本社勤務の辞令が出た事例に
ついて説明する。     笑

 
 
 
 
 
 
 
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