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2022-07-31 17:23:56

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診療マル秘裏話  号外Vol.2232 令和3年9月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)肝細胞ガンの腫瘍分化度による予後不良リスク
2)武漢熱点滴治療薬ソトロビマブの薬事承認を申請す

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 肝細胞ガンの腫瘍分化度による予後不良リスク

 
 
 
 
 
 
 大阪市立大学は8月24日、肝
細胞ガンの腫瘍分化度による予
後不良リスクは腫瘍サイズとと
もに増大し、腫瘍サイズが2cm
以上、特に5cm までは予後不良
リスクが急激に上昇することを
明らかにしたことを発表しまし
た。 同大大学院医学研究科 外
科学講座 肝胆膵外科の新川寛
二病院講師、久保正二病院教授
らの研究グループによるもので
す。

 肝細胞ガンの予後不良因子は、
腫瘍サイズ、個数、脈管侵襲な
どあります。ガン細胞が本来の
正常な細胞の形態をどれくらい
維持しているかを示す「腫瘍分
化度」については、さまざまな
ガン腫の予後に影響することが
知られていますが、肝細胞ガン
の予後との関連性については結
論が得られていませんでした。
近年、腫瘍サイズと肝細胞ガン
の悪性度との関連性が報告され
ていましたが、これまで腫瘍分
化度による予後リスクと腫瘍サ
イズの関連性について検討され
ていませんでした。

 今回研究グループは、過去約
30年間におよぶ肝細胞ガン患者
さん1,107 人の手術情報と臨床
データを分析しました。正常な
細胞の形態の維持度が低い「低
分化型」肝細胞ガンは、術後の
予後不良因子であり、術後2年
以内の早期再発と術後早期遠隔
再発のリスク因子であることが
分かりました。

 また、腫瘍サイズが2cm 以上、
特に5cm までは予後不良リスク
が急激に上昇し、さらに、腫瘍
サイズが5cm 以上の低分化型肝
細胞ガンは、術後早期遠隔転移
のリスクも2.33倍に増大するこ
とが明らかになりました。本研
究成果は、肝細胞ガン患者さん
への新たな戦略としての応用や
術後の肝外再発の早期発見につ
ながることが期待されます。

 肝細胞ガンの内科的治療につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 主要な腫瘍をチェックした。


 
 
 
 
 
 
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2】 武漢熱点滴治療薬ソトロビマブの薬事承認を申請す

 
 
 
 
 
 
 
 英製薬大手グラクソ・スミス
クライン(GSK)は9月6日、
新型コロナ(武漢熱)ウイルス
の治療薬「ソトロビマブ」の薬
事承認を厚生労働省に申請した
と発表しました。ウイルスから
細胞を守る抗体薬で、軽症から
中等症の患者に点滴投与します。
審査を簡略化できる特例承認の
適用を求めており、承認されれ
ば武漢熱の治療薬としては5例
目になる見通しです。
 ソトロビマブはGSKと米創
薬ベンチャーのビア・バイオテ
クノロジーが共同開発しました。
ウイルスの変異しにくい部分に
作用するため、変異株でも効果
が落ちにくいとされています。
海外で行われた臨床試験(治験)
では、高リスク患者さんの重症
化や死亡の確率が約8割低下し
ました。米国などで緊急使用許
可や一時承認が下りています。

 抗体カクテル療法の基礎知識

について解説している動画です。

 
 


 
 
 回外テストが海外で重視され
た。           笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 大阪市立大学が8月24日、肝
細胞ガンの腫瘍分化度による予
後不良リスクは腫瘍サイズとと
もに増大し、腫瘍サイズが2cm
以上、特に5cm までは予後不良
リスクが急激に上昇することを
明らかにしたことを発表したの
は、素晴らしい業績です。手術
の摘出検体は、病理で染色固定
され、腫瘍分化度は班名します。
その上で、腫瘍のサイズを画像
検査から検討すれば、再発予測
は、非常に立てやすくなるもの
と考えます。再発した後の治療
について、工夫のない化学療法
や放射線療法に頼るのではなく、
工夫のある化学療法や放射線療
法の他に、身体に優しい治療を
考えて行くべきではないでしょ
うか?
 英製薬大手グラクソ・スミス
クライン(GSK)が9月6日、
新型コロナ(武漢熱)ウイルス
の治療薬「ソトロビマブ」の薬
事承認を厚生労働省に申請した
と発表したのは、喜ばしいこと
です。ただ、海外の巨大製薬会
社の製品であるので、その製薬
会社の都合や世界的に需要が高
まった場合、あるいは、海外の
工場でトラブルがあって生産が
止まってしまうリスクも十分に
考える必要があると思います。
アクテムラの場合も海外の需要
が多すぎて、日本で開発され、
日本で製造しているにも拘らず
生産が追い付かないということ
が起こっています。本当に残念
なことです。

 清三さんが、製造した清貧な
製品に人気が集中した。  笑

 
 
 
 
 
 
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