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2022-06-24 16:32:31

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診療マル秘裏話  号外Vol.2200 令和3年8月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)聴神経腫瘍は左右の聴神経に発生する良性腫瘍
2)イスラエルが8月1日から60歳以上の市民に3回目接種

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 聴神経腫瘍は左右の聴神経に発生する良性腫瘍

 
 
 
 
 
 
 片方の耳の聞こえが悪くなっ
た、耳鳴りが続く、めまいがす
る。そうした症状が続いた場合、
突発性難聴やメニエール病と診
断されることが多いようです。
しかし、まれに聴神経腫瘍であ
る場合もあるため、注意が必要
です。東京医科大学病院(東京
都新宿区)脳神経外科の河野道
宏主任教授に聞きました。

 聴神経(内耳神経)は、耳か
ら聞こえた音の情報を脳に伝え
る蝸牛(かぎゅう)神経と、体
の平衡感覚の情報を脳に伝える
前庭神経の二つの神経から成っ
ています。聴神経腫瘍は、通常
は左右どちらかの聴神経に発生
する良性の腫瘍です。

 脳腫瘍の一種で、多くは前庭
神経の神経線維を取り巻くさや
の部分にできます。「聴神経腫
瘍は悪性腫瘍のように急速に増
大しません。腫瘍は1年間で1
~2ミリ増大するとされますが、
個人差があります。大きくなっ
て聴神経の周囲の神経や脳を圧
迫すると、さまざまな症状が表
れます」と河野教授は説明して
います。

 初期には、片方の聴力低下や
耳鳴り、めまいを引き起こすこ
とが多いとされています。腫瘍
が大きくなると、腫瘍の周辺に
あり、顔面の知覚をつかさどる
三叉(さんさ)神経や脳幹を圧
迫します。そして、顔のしびれ、
ふらつき、最悪の場合は髄液の
循環障害などによって脳室の異
常拡大が生じる水頭症を合併し
て意識レベルの低下などが表れ
るということです。

 聴神経腫瘍を確実に診断する
ためには、脳の磁気共鳴画像(
MRI)検査を行うことが重要
です。「比較的若い人に突然難
聴が表れると、突発性難聴やメ
ニエール病と診断されることが
あります。しかし、聴神経腫瘍
が隠れているケースもまれにあ
るため、耳鼻咽喉科医が画像検
査を行わない場合は、頭部のM
RI検査を希望しましょう」と
河野教授は呼び掛けています。

 治療法は、腫瘍が内耳道内に
とどまる、または脳幹に接触し
ない程度の小さな腫瘍であれば
経過観察となることが多く、定
期的にMRIや聴力検査などを
受けることが勧められます。一
方、脳幹を圧迫するような大き
な腫瘍には手術による摘出また
は放射線治療を行います。「若
い患者には基本的には手術を勧
めます。ただ、脳外科の中でも
難度が高い手術のため専門施設
で受けることが望ましいと考え
ます。高齢者は、腫瘍が大きい
場合を除き、放射線治療を勧め
ています」と河野教授は言って
います。治療法に対する考え方
は施設や医師によって異なるた
め、河野教授は「経験豊富な医
師のセカンドオピニオンを受け
ることが大切です」とアドバイ
スしています。

 聴神経腫瘍について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 私設の施設を利用する。 笑

 
 
 
 
 
 
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2】 イスラエルが8月1日から60歳以上の市民に3回目接種

 
 
 
 
 
 
 イスラエルのナフタリ・ベネ
ット首相は7月29日、8月1日か
ら60歳以上の市民を対象に、米
ファイザー製の新型コロナ(武
漢熱)ウイルスワクチンの3回
目接種を開始すると発表しまし
た。ワクチンを3回接種するの
は世界初の試みということです。
ベネット首相によると、3回目
の接種の対象となるのは、少な
くとも5カ月前に2回目の接種を
受けた、60歳以上の市民です。

 9月に61歳の誕生日を迎える
アイザック・ヘルツォーク大統
領が、7月30日にまず最初に追
加接種(ブースター)を受けま
す。イスラエルでは感染者が急
増しており、感染力の強いデル
タ株への懸念が世界中で高まっ
ています。ベネット首相は7月
29日、「時間がたつにつれて免
疫力が低下することが分かって
いる」と述べました。

 「免疫力を再び高め、感染や
重症化の可能性を大幅に減らす
ことが追加接種の目的だ」とも
述べています。首相によると、
免疫が低下した約2000人がすで
に3回目の接種を受けています
が、重篤な副作用はなかったと
いうことです。現時点で追加接
種を承認している国はほかにあ
りません。専門家は3回目の接
種で感染者数が減らせるかどう
かはまだ不透明だとしています。

 イスラエル当局は先月、感染
者の増加を受け、屋内でのマス
ク着用を再び義務付けました。
同国はパンデミック対応におい
て世界で最も成功を収めている
国の1つです。世界最速のペー
スでワクチン接種を進め、人口
約930万人の半数以上が1回ある
いは2回の接種を終えています。
米ジョンズ・ホプキンス大学の
集計によると、イスラエルでは
これまでに86万9063人が感染し、
6466人が死亡しています(日本
時間7月30日午前時点)。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 世界最速のペースでワクチン
接種を催促する。     笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 聴神経(内耳神経)は、耳か
ら聞こえた音の情報を脳に伝え
る蝸牛(かぎゅう)神経と、体
の平衡感覚の情報を脳に伝える
前庭神経の二つの神経から成っ
ています。聴神経腫瘍は、通常
は左右どちらかの聴神経に発生
する良性の腫瘍ということです
が、良性腫瘍であっても、頭蓋
内という限られた空間で増殖す
るため、脳幹などに浸潤すると
非常に重篤な症状をきたすこと
が分かっています。冒頭のよう
に突発性難聴と誤診されること
があってはならないと思いまし
た。脳幹を圧迫するような大き
な腫瘍には手術による摘出また
は放射線治療を行うということ
ですが、手術には、大変な身体
の負担が、かかるため、サイバ
ーナイフやBNCTのような先進の
放射線治療に期待したいと思い
ます。
 イスラエルのナフタリ・ベネ
ット首相は7月29日、8月1日か
ら60歳以上の市民を対象に、米
ファイザー製の新型コロナ(武
漢熱)ウイルスワクチンの3回
目接種を開始すると発表したの
は、喜ばしいことです。日本で
は、ファイザー社製ワクチンが
枯渇しているにも関わらず、3
回目の接種を行う余裕があるな
んて、本当に政治家の決断力と
実行力の違いを身に染みて感じ
ました。当然、ユダヤ人の人達
は、日本人とは違ってアメリカ
合衆国の経済に多大な影響力が
あるので、その力の影響がある
のは、私も承知していますが、
日本の現政権のうろたえぶりは、
余りに酷いと言わざるを得ない
と思います。

 先進医療に専心する。  笑

 
 
 
 
 
 
 
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