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2022-06-23 16:58:50

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診療マル秘裏話  号外Vol.2199 令和3年8月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)産学協同で,卵巣明細胞ガン新血清バイオマーカー開発
2)英国で武漢熱規制解除後新規感染者数減少傾向

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 産学協同で,卵巣明細胞ガン新血清バイオマーカー開発

 
 
 
 
 
 
 横浜市立大学の宮城悦子教授
らの研究グループは、東ソーと
共同で卵巣ガンの1種である卵
巣明細胞ガンの新規血清バイオ
マーカーを開発しました。Eテ
スト「TOSOH」2,(TF
P12)として東ソーが7月28日
発売すると発表しました。卵巣
明細胞ガンが作りだす蛋白質「
組織因子経路インヒビター2(
TFP12)」を測定することで、
既存の卵巣ガンマーカーよりも
高精度な診断ができます。東ソ
ーは「これまで発見できなかっ
た卵巣ガンの発見が容易になる。
ガンバイオマーカーのラインア
ップ拡充につながる」としてい
ます。

 研究グループは、プロテオソ
ーム解析という手法で、卵巣明
細胞ガンが特徴的にTFP12を
作りだし、血中に分泌している
ことを明らかにしました。従来、
卵巣ガンーカーとして使われて
いたCA125との比較では、
TFP12は明細胞ガン以外の卵
巣ガン検知能力は劣るものの、
明細胞ガンに限って10~10
0倍以上の判別能力があること
を突き止めました。

 また、良性・悪性の判別も可
能だそうです。既存マーカーと
組み合わせることで、早期(1
期)での卵巣ガン検出能力が14
.2%向上することも明らかにし
ました。

 卵巣明細胞ガンは卵巣ガン全
体の約4分の1を占めますが、
既存のマーカーで見つけにくい
うえ、抗ガン剤も効きにくく、
予後も悪いことが分かっていま
す。そのため、早期発見・治療
を果たすうえで、簡便なマーカ
ーが求められていました。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 簡便なマーカーを濫用するの
は、勘弁して下さい。   笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 英国で武漢熱規制解除後新規感染者数減少傾向

 
 
 
 
 
 
 英国の人口の大半を占めるイ
ングランドで先週、新型コロナ
ウイルス(武漢熱)の規制がほ
ぼ全面的に解除された後、国内
の新規感染者数の減少傾向が続
いています。人との接触が増え
て感染者が激増するとの当初の
懸念に反し、「歓迎すべき驚き
の逆転現象」(BBC放送)と
言えましょう。政府は引き続き
緊張感を持って警戒するよう呼
び掛けています。

 政府は今月19日、感染急増の
最中だったにもかかわらず、ワ
クチンの効果が発揮されている
としてイングランドでの規制解
除を強行しました。マスク着用
義務や屋内交流の人数制限など、
残っていた規制がほぼ全て撤廃
されました。ナイトクラブもパ
ンデミック(世界的大流行)後
初めて再開しました。このため
解除後に「感染爆発」が起き、
夏中に1日当たりの感染者が10
万~20万人に達するとの予想も
出ていました。

 ところが保健省のまとめによ
ると、7月27日の新規感染者は
約2万3500人と7日連続で減少
しました。規制が解除された19
日は約4万人で、17日の約5万
4000人と比べると半分以上減り
ました。感染者1人が平均して
うつす人数「実効再生産数」も
1以下と伝えられています。

 各メディアは減少の理由につ
いて専門家らの見解を紹介しま
した。ランカスター大のクリス
トファー・ジュエル博士(疫学)
はタイムズ紙に「学校が夏休み
に入ったことや、(屋外で交流
するなど)人々の行動パターン
が変わったこと」を主な要因と
し、別の専門家もBBCで「夏
休みと(個々人の)警戒レベル
の向上」を挙げました。11日ま
で行われたサッカーの欧州選手
権で応援や観戦に出掛けた若者
らの間に感染が急拡大したもの
の、その後落ち着いたとする見
方も伝えられました。

 ジョンソン首相は「励みにな
る」と減少傾向を歓迎していま
す。一方、規制解除が感染状況
にどのような影響を及ぼしてい
るか完全には明らかでないとし、
「(コロナ禍が終わったという)
早まった結論に至らないよう」
国民に訴えました。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 減少傾向を蛍光ペンで指し示
す。           笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 横浜市立大学の宮城悦子教授
らの研究グループが、東ソーと
共同で卵巣ガンの1種である卵
巣明細胞ガンの新規血清バイオ
マーカーを開発したのは、素晴
らしい業績です。卵巣明細胞ガ
ンが作りだす蛋白質「組織因子
経路インヒビター2(TFP12)」
を測定することで、既存の卵巣
ガンマーカーよりも高精度な診
断が可能となったことは、画期
的と言っても過言ではないでし
ょう。早期発見、早期治療には、
持ってこいのバイオマーカーと
言えるでしょう。
 英国の人口の大半を占めるイ
ングランドで先週、新型コロナ
ウイルス(武漢熱)の規制がほ
ぼ全面的に解除された後、国内
の新規感染者数の減少傾向が続
いているのは、本当に素晴らし
いことです。かたや、日本では、
感染爆発の兆候がはっきりと表
れています。英国との差は、ワ
クチンの接種率に尽きると思い
ます。一般の病院・診療所は、
風評被害で経営が苦しいのに、
ワクチンも打たせてもらえませ
ん。本当に残念なことです。

 授業を聴講することで、試験
の出題兆候を見逃さない。 笑

 
 
 
 
 
 
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