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2022-06-11 22:38:08

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診療マル秘裏話  号外Vol.2189 令和3年8月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)正常細胞がガン組織に適応する変化過程可視化
2)政府が武漢熱ワクチンの臨床試験の条件を大幅緩和

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 正常細胞がガン組織に適応する変化過程可視化

 
 
 
 
 
 
 広島大学は7月2日、ガン周辺
に存在する正常な細胞が、ガン
細胞の影響でガン組織に適応し
た状態へ変化していく過程を可
視化する技術の開発に成功した
ことを発表しました。同大学院
統合生命科学研究科基礎生物学
プログラムの菊池裕教授、高橋
治子助教らの研究グループによ
るものです。

 ガン組織は、ガン細胞だけで
はなく血管や免疫細胞などさま
ざまな細胞が混在しています。
さまざまな細胞のなかの1つが
線維芽細胞で、ガン細胞の成長
や浸潤を助けることが知られて
いました。

 研究グループは、ガン細胞と
周辺の線維芽細胞を3次元的に
培養できるシステムを新たに開
発しました。ガン細胞により、
周囲の細胞がガン組織にみられ
る状態へと変化する様子を可視
化することに成功しました。線
維芽細胞の変化に応じてガン細
胞が活性化し、浸潤していく様
子が観察されました。

 また、この培養システムと画
像処理技術を組み合わせること
で、細胞特性の微量な変化を定
量化することにも成功しました
。発ガン性物質や薬剤をこのシ
ステムに添加することで、その
効果を評価することが可能にな
り、ガン悪性化を抑制する薬剤
のスクリーニングに応用できる
可能性があります。研究グルー
プは今後の展開として、次のよ
うに述べています。

 「今回開発したディスクに線
維芽細胞以外の正常細胞を加え
て共培養することにより、他の
細胞がガン組織内でどのように
変化するか観察したり、ガンと
周辺細胞との相互作用を抑制し
て、ガンの悪性化を防ぐ効果が
期待できる薬剤のスクリーニン
グに利用することが期待されま
す」

 ガンの仕組みについて解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 線維芽細胞以外の正常細胞の
意外な変化。       笑

 
 
 
 
 
 
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2】 政府が武漢熱ワクチンの臨床試験の条件を大幅緩和

 
 
 
 
 
 
 
 政府は、新型コロナウイルス
ワクチンの効果や安全性を検証
する臨床試験(治験)の条件を
緩和します。本来は数万人必要
な参加者数を、数千人規模に縮
小する新たな方式を認めます。
日米欧などが先月、この方式の
採用に合意しました。海外に出
遅れていた国産ワクチンの実用
化に向けてスピードアップを図
ります。

 従来、開発の最終段階の治験
は、国内外で数万人の参加者を
集めます。開発中のワクチンを
接種するグループと、偽薬を接
種するグループに無作為に分け、
発症の予防効果や副反応の頻度
を調べます。

 しかし、世界では既に多くの
人が米ファイザー製や米モデル
ナ製などの接種を受けています。
今後、未接種者を数万人集める
のが厳しくなります。また、感
染が拡大する中で、偽薬を使う
ことで、本来のワクチン接種が
遅れるという課題もありました。

 新方式では、従来の方法の代
替と位置づけ、参加者全員がワ
クチンを接種します。体内でウ
イルスを攻撃する免疫物質「中
和抗体」が、既存のワクチンと
同等以上にできるかどうかで判
定します。発症の予防効果を調
べるよりも、少人数で実施でき、
短期間で効果を見極めることが
可能になります。偽薬を使わな
いことから、参加者も集めやす
くなります。ただし、まれに起
きる副反応を確かめるため、数
千人規模の参加者を確保します。

 製薬大手「第一三共」(東京
都)は、年内にも新方式を使っ
て、国内外で数千人規模での治
験を始める計画を立てています。
国内ではほかにも「塩野義製薬」
(大阪府)、「アンジェス」(
大阪府)、「KMバイオロジク
ス」(熊本県)などが開発を進
めていますが、まだ最終段階の
治験は始まっていません。

 厚生労働省は約30か国・地域
と新方式について合意していま
す。製薬会社は、この方式の治
験で、国産ワクチンを海外でも
承認を得て販売できるようにな
ります。

 国産ワクチンの実用化を加速
するため、政府は6月、研究開
発や生産体制の強化に関する国
家戦略を閣議決定しました。世
界トップレベルの研究拠点や、
治験を実施するための拠点病院、
製造施設の整備などを盛り込み
ました。

 緊急時にワクチンや薬剤の承

認が容易になる法律が可決とい

うニュース動画です。

 
 


 
 
 凄惨な現場を清算して、生産
を再開する転機が訪れる。 笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 広島大学が7月2日、ガン周辺
に存在する正常な細胞が、ガン
細胞の影響でガン組織に適応し
た状態へ変化していく過程を可
視化する技術の開発に成功した
ことを発表したのは素晴らしい
業績です。研究グループは、ガ
ン細胞と周辺の線維芽細胞を3
次元的に培養できるシステムを
新たに開発し、ガン細胞により、
周囲の細胞がガン組織にみられ
る状態へと変化する様子を可視
化することに成功したというこ
とですから、ガン関連繊維芽細
胞(CAFs)が絡んでいることは
間違いなさそうです。ついでに
TGFβとTNFαも関係しています。
 政府が、新型コロナウイルス
ワクチンの効果や安全性を検証
する臨床試験(治験)の条件を
緩和するのは喜ばしいことです。
世界中がファイザー社製やモデ
ルナ社製に席巻され、この2社
の独占状態が続き、ワクチン品
薄の根本原因になっていると思
われるからです。ワクチン供給
が外国の会社の都合で左右され
るのには、懲り懲りです。河野
大臣の「世界的品薄」発言以来
国産ワクチンの開発はまだか?
という声が開業医の間でも上が
っています。もうワクチン利権
を振りかざして、政府も自治体
も医師会も嫌がらせをするのを
止めましょう。今は、パンデミ
ックの国難の時です。国民100%
接種できることは、期待してい
ないので、希望者にたくさんの
ワクチンの接種を行うことを優
先的に実施することだけを考え
ましょう。

 理研に、利権はない。  笑

 
 
 
 
 
 
 
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