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2022-06-06 20:52:31

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診療マル秘裏話  号外Vol.2185 令和3年8月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)エンハーツHER2陽性胃ガン等の2次治療臨床試験開始
2)第三者提供の子宮移植の臨床研究を少数で容認

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 エンハーツHER2陽性胃ガン等の2次治療臨床試験開始

 
 
 
 
 
 
 第一三共は、自社創製した抗
ガン剤「エンハーツ」の開発で
HER2陽性胃ガンなどの2次
治療としての有効性などを検証
する第3相臨床試験(P3)を
始めたと発表しました。結果を
見て、日本での適応拡大や欧州
などでの承認申請を行います。

 1次治療後に病勢進行したH
ER2陽性の胃ガン・胃食道接
合部腺ガン患者さんを対象とす
るP3で、最初の症例への薬剤
投与を始めました。日本を含む
アジア、欧州、南米で約490
例を登録し、標準的な2次治療
法であるラムシルマブ、パクリ
タキセルの併用療法と比較しま
す。主要評価項目は全生存期間
です。副次評価項目は無増悪生
存期間、客観的奏効率、奏効期
間などです。

 同剤は現在、日本では胃ガン
3次治療の適応で承認されてい
ます。今回のP3で2次治療へ
の拡大を狙います。未承認の欧
州、アジアでの申請データとし
ても活用します。

 エンハーツについて解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 会社創成期に創製した製品を
販売再開する。      笑

 
 
 
 
 
 
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2】 第三者提供の子宮移植の臨床研究を少数で容認

 
 
 
 
 
 
 日本医学会は7月14日、病気
で子宮がない女性が妊娠、出産
するため、第三者から提供を受
ける子宮移植の臨床研究につい
て、症例数を少数に限定して実
施することを容認すると発表し
ました。臨床研究を計画してい
た慶応大のチームは、国内初の
実施に向けて、学内の倫理委員
会に申請する準備を進める予定
です。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 医院で、倫理委員を選定する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 第一三共が、自社創製した抗
ガン剤「エンハーツ」の開発で
HER2陽性胃ガンなどの2次
治療としての有効性などを検証
する第3相臨床試験(P3)を
始めたと発表したのは、喜ばし
いことです。工夫のない三大療
法のサルベージ療法として治療
を行うよりは、副作用の非常に
少ない抗体薬物複合体の早期で
の使用を後押しするものだと思
います。一次医療は、手術では
ないかと思います。転移などで
手術不適応な場合は、それこそ
一時医療で行っても良いのでは、
と私は、考えています。手術の
不適応な症例に対して、工夫の
ない化学療法や放射線療法は、
避けるべきではないかと思いま
す。将来的には、一次医療を行
うことを念頭にいれた今回の臨
床試験ではないかと推測してい
ます。
 日本医学会が7月14日、病気
で子宮がない女性が妊娠、出産
するため、第三者から提供を受
ける子宮移植の臨床研究につい
て、症例数を少数に限定して実
施することを容認すると発表し
たのは、喜ばしいことです。ロ
キタンスキー症候群のような先
天的に子宮のない女性や、悪性
腫瘍や重度の子宮内膜症などで
子宮を失ってしまった女性には、
朗報であると思います。子ども
を子宮がないために、産めない
女性に希望の光が差してきたと
言っても過言ではないでしょう。
これに対し、交通事故などで、
両方の卵巣を摘出せざるを得な
い場合は、摘出した卵巣から、
卵子を凍結保存しておけば、子
宮が温存できた場合は、人工授
精で、出産に繋げれば良いです
し、子宮も同時摘出してしまっ
た場合でも、子宮移植を行えば、
出産の可能性が出てくると思い
ます。

 交通事故で自己責任を問われ
ない事例。        笑

 
 
 
 
 
 
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