最近の号外Vol.2182メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.2182メルマガ

2022-06-03 19:45:33

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.2182 令和3年8月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)DCIS患者ビスフォスフォネート薬が浸潤性乳ガン発症抑制
2)1.5AGが,糖尿病ない武漢熱患者で、重症度特定

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 DCIS患者ビスフォスフォネート薬が浸潤性乳ガン発症抑制

 
 
 
 
 
 
 ビスフォスフォネート薬は、
閉経後の女性の乳ガン発症リス
クを低下させ、早期乳ガン患者
さんの再発や死亡を抑制するこ
とが、これまでの臨床試験で明
らかになっています。

 また、非浸潤性乳管ガン(DC
IS)患者さんで、ビスフォスフ
ォネート薬が浸潤性乳ガンの発
症を抑える可能性も、フレッド
ハッチンソンの疫学者Chris Li
博士らが発表した新たな研究か
ら示唆されました。

 「(米国の)乳ガンの20%が
DCISです。DCISの生存率は非常
に高いものの、DCISの既往があ
る女性は、その後に浸潤性乳ガ
ンを発症するリスクが高くなり
ます。今回の研究では、ビスフ
ォスフォネート薬がこのリスク
を下げる可能性が示唆されてい
ます」と、Cancer Research 誌
に先月掲載された研究の筆頭著
者、Li博士は述べています。「
この研究はこの関係を報告した
最初の研究であるため、結果を
裏付ける必要があり、すぐに臨
床診療を変えるものではない」
とLi博士は言っています。

 しかし、この結果は、ビスフ
ォスフォネート薬の使用を他の
ガン集団にも広げることへの関
心の高まりを反映しています。
また、便益とリスクの折り合い
について重要な問題を提起して
おり、研究者らは引き続き調査
を続けています。

 非浸潤性乳管ガン(DCIS)は、
非浸潤性で、乳管の内膜に異常
細胞が認められる状態のことを
いいます。異常細胞は乳管以外
の組織へは拡がっていません。
DCISは乳管から周囲の組織へ拡
がる浸潤ガンとなる場合もあり
ます。現時点では浸潤ガンにな
るのを予防する方法は確認され
ていません。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 繁栄の度合いを反映する。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 1.5AGが,糖尿病ない武漢熱患者で、重症度特定

 
 
 
 
 
 
 日本化薬は同社の試薬を用い
て1.5-アンヒドログルシトール
(1.5AG) を測定する検査が、
新型コロナウイルス(武漢熱)
感染症患者さんにおける高血糖
と重症度の有効なマーカーにな
る可能性が示されたと発表しま
した。米プレシジョン・ダイア
ベティスらが、このほど開催さ
れた第81回米国糖尿病学会(A
DA)学術会議で報告しました。

 研究は武漢熱染症の重症度に
対する血糖コントロールの影響
を評価するために設計、563
人の武漢熱患者さんを対象に分
析しました。血中の1.5AG を
測定する検査(グリコマーク)
は、とくに糖尿病のない患者さ
んで軽症と重症の大きな差異が
みられたということです。

 今回の研究から、グリコマー
クが糖尿病と診断されていない
武漢熱患者さんの高血糖と重症
度を特定するのに役立つ可能性
があることが明らかになりまし
た。日本化薬はグリコマークの
測定試薬を製造し、プレシジョ
ン・ダイアベティスに独占的に
販売しています。

 1.5AGについて解説している

動画です。

 
 


 
 
 清三さんが試薬を製造した。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 非浸潤性乳管ガン(DCIS)患
者さんで、ビスフォスフォネー
ト薬が浸潤性乳ガンの発症を抑
える可能性も、フレッドハッチ
ンソンの疫学者Chris Li博士ら
が発表した新たな研究から示唆
されたのは、素晴らしい業績で
す。 特に、非浸潤性乳ガンが、
浸潤性乳ガンの発症を恐れると
いう点が優れていると思いまし
た。ゼロ期(非浸潤性)が病期
が進むのが抑制されたとなれば、
早期ガンで見つけた場合の治療
手段ができたことになります。
この研究はこの関係を報告した
最初の研究であるため、結果を
裏付ける必要があり、すぐに臨
床診療を変えるものではないと
控え目な態度を示していますが、
大規模臨床試験で結果がでれば、
早期ガンでビスホスホネートを
投与する症例が増える気がしま
す。。
 日本化薬が同社の試薬を用い
て1.5-アンヒドログルシトール
(1.5AG) を測定する検査が、
新型コロナウイルス(武漢熱)
感染症患者さんにおける高血糖
と重症度の有効なマーカーにな
る可能性が示されたと発表した
のは、素晴らしい発見だと思い
ます。1.5 アンヒドログルシト
ール(1.5AG) は構造がグル
コースに似たポリオールで、体
内に豊富に存在します。 1.5A
Gはごく少量ずつ毎日食物より
供給され、余分な分は尿へ排泄
されます。1日の尿中排泄量と
経口摂取量はほぼ均衡します。
通常、現在ないし直近の血糖コ
ントロール状態と一番よい相関
を示すということですので、血
糖の変動を表すと同時に、重症
度を示すということになると考
えられます。

 経口食糧を携行する。  笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。