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2022-05-23 16:58:52

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診療マル秘裏話  号外Vol.2173 令和3年7月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)ガンの手術件数の大幅減は、由々しきことです
2)武漢熱の新細胞性免疫検査法の共同研究を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 ガンの手術件数の大幅減は、由々しきことです

 
 
 
 
 
 
 公益財団法人ガン研究会は、
明治41年(1908年)に創立され
た日本初のガン専門の研究機関
です。付属病院の「ガン研有明
病院」も患者数が日本一のガン
専門病院として有名です。

 なお、東京のベイエリアにそ
びえるこの病院の外壁には「蟹
(かに)」のシンボルマークが
あり、印象的です。英語のガン
を意味するキャンサーは、もと
もと蟹や蟹座を指すことに由来
するからです。

 そのガン研有明病院でも、ガ
ンの手術件数が大幅に減ってい
ることが分かりました。例年、
胃ガンの手術は約500 件、乳ガ
ンの手術は約1200件も行われて
います。しかし、昨年1年間の
胃ガンの手術件数は前年より32
%も減少しています。とくに問
題なのは、最も早期のステージ
1Aでは半分にまで落ち込んでい
ることです。

 同院では乳ガンの手術件数も
減っています。昨年4~12月で
は、2019年の同じ期間に比べて、
全体で19%、ステージ1までの早
期乳ガンに限ると27%も減って
いました。その他のガンについ
ても、間違いなく手術が減って
いると思います。東京大学病院
や国立ガン研究センター中央病
院でも、胃ガンの手術件数は大
幅に減少しています。

 ガンは1センチの大きさにな
ってようやく発見することがで
きますが、この大きさになるに
は10~20年の年月がかかります。
しかし、1センチが2センチにな
るのはわずか1~2年です。この
時期には症状が出ることはまれ
ですから、ガンを早期に見つけ
るには、定期的な検査が欠かせ
ません。

 昨年は、新型コロナウイルス
の感染拡大で、ガン検診が大幅
に減っています。例年なら見つ
かっていたガンが診断されず、
早期ガンを中心に手術が減った
ものと思います。

 扁桃腺のガンがあごの骨や脳
の近くまで広がったケース、直
腸ガンが肛門から飛びだしてし
まったケースなど、これまでな
かったような「超進行ガン」を
目にすることが多くなっていま
す。

 「検診控え」による早期ガン
の減少と「受診控え」による進
行ガンの増加が同時に進んでい
ると心配しています。

 武漢熱とガン診療について解

説している動画です。

 
 


 
 
 感染拡大で、各題についての
意見交換が行われた。   笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 武漢熱の新細胞性免疫検査法の共同研究を開始

 
 
 
 
 
 
 昭和電工マテリアルズは6月
28日、国立ガン研究センターと
新型コロナ(武漢熱)ウイルス
の新たな細胞性免疫検査法に関
する共同研究を開始したと発表
しました。

 共同研究契約を3月に締結、
4月から研究に着手しました。
既存の細胞性免疫検査で要する
時間を短縮し、検査当日に結果
を得る方法の確立、迅速検査キ
ットの製品化を目指します。

 同社グループから、体外診断
用医薬品などの事業を手がける
日立化成ダイアグノスティック
ス・システムズ(来月社名をミ
ナリスメディカルに変更予定)
と、米子会社昭和電工マテリア
ルズ・アメリカのリサーチ・セ
ンターが参画しました。細胞性
免疫検査の測定基盤技術などを
生かし、即日検査結果が得られ
る迅速検査キットの製品開発を
推進します。

 新型コロナ感染症でワクチン
効果判定などに用いられる抗体
検査は、抗原に対抗する液性免
疫の獲得状況を把握します。一
方、獲得免疫には免疫細胞自体
がウイルスなどに感染し異常細
胞を攻撃・排除する細胞性免疫
があります。細胞性免疫は液性
免疫より比較的長く免疫力を維
持できることが複数の研究で明
らかになり、感染防御に重要な
役割を持つと知られています。
細胞性免疫検査は変異株に対す
る獲得免疫の強さや、ワクチン
の有効性評価などで重視される
とみられています。

 しかし、既存の細胞性免疫検
査法は2日から1週間を要し、
多くの検体検査には適していま
せん。そのため、昭和電工マテ
リアルズと国立ガン研究センタ
ーは新規迅速検査方法の開発を
目指すこととしました。

 細胞性免疫について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
 心機一転、新規顧客の獲得を
狙う。          笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 ガン研有明病院でも、ガンの
手術件数が大幅に減っているこ
とが分かったのは残念なことで
す。例年、胃ガンの手術は約50
0 件、乳ガンの手術は約1200件
も行われています。しかし、昨
年1年間の胃ガンの手術件数は
前年より32%も減少していると
いうことで、とくに問題なのは、
最も早期のステージ1Aでは半分
にまで落ち込んでいることと言
うことですから、そうした早期
発見ができず。手術適応外の症
例が増えているということでし
ょう。進行ガンが増えてきたこ
とは、我々、代替医療の出番と
言えるでしょう。ただ、当クリ
ニックには、病床がないので、
余りに進行したガンが受けられ
ないのが残念です。
 昭和電工マテリアルズが6月
28日、国立ガン研究センターと
新型コロナ(武漢熱)ウイルス
の新たな細胞性免疫検査法に関
する共同研究を開始したと発表
したのは、喜ぶべきことです。
液性免疫については抗体の測定
ですので、これまでたくさん行
われて来たことは事実です。細
胞性免疫は液性免疫より比較的
長く免疫力を維持できることが
複数の研究で明らかになり、感
染防御に重要な役割を持つこと
が分かっています。その細胞性
免疫検査は変異株に対する獲得
免疫の強さや、ワクチンの有効
性評価などで重視されるという
ことですから、これからのパン
デミックの行方を占う検査と言
えるでしょう。

 獣脂の使用が重視される。笑

 
 
 
 
 
 
 
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