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2022-05-21 21:42:26

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診療マル秘裏話  号外Vol.2171 令和3年7月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)スタチンまたはβ遮断薬使用と卵巣ガン生存の関連
2)武漢熱のデルタ変異株の易感染性新変異株を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 スタチンまたはβ遮断薬使用と卵巣ガン生存の関連

 
 
 
 
 
 
 カナダのブリティッシュコロ
ンビア州で,1997-2015年に上皮
性卵巣ガンと診断された4207例
のデータを用いて、スタチンま
たはβ遮断薬の使用と生存の関
連をコホート研究で検討しまし
た。薬剤の使用開始時期を卵巣
ガン診断前後で分けて、関連を
評価しました。

 その結果、診断後のスタチン
使用に卵巣ガンの生存改善との
関連が見られました(コホート
全体:調整後ハザード比0.76、
95%CI 0.64-0.89、漿液性ガン
患者さん:同0.80、0.67-0.96)。
主に診断後の新規使用で生存が
改善した(同0.67、0.51-0.89)
が、診断前から使用を継続して
いた患者さんでも、改善傾向が
認められました(同0.83、0.68
-1.00)。 β遮断薬の使用と生
存の間に有意な関連は見られま
せんでした。

 スタチンとガン生存率につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 蛍光ペンを携行する傾向が、
増加する。        笑

 
 
 
 
 
 
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2】 武漢熱のデルタ変異株の易感染性新変異株を発見

 
 
 
 
 
 
 英イングランド公衆衛生庁な
どは6月27日までに、インドで
初めて確認されより感染力が強
いとされる新型コロナウイルス
(武漢熱)の変異株(デルタ株)
の新たな変異株が見つかり、英
国や米国、インドを含む計11カ
国で症例が把握されていると発
表しました。

 この新たな変異株は「デルタ・
プラス(正式名B.1.617.
2.1あるいはAY.1)」と
呼ばれ、同公衆衛生庁が今月11
日にその発生を初めて報告しま
した。ただ、英国で判明した最
初の少数の症例の遺伝子配列は
4月26日に解明されており、デ
ルタ・プラスは今春までに出現
し、拡散していた可能性があり
ます。11カ国で約200人が感
染し、死者はこれまでインドで
の1人となっています。

 専門家らはデルタ・プラスが
デルタ株あるいは英国で初めて
発見されたアルファ株を含めた
他のウイルス株と比べ、感染力
がより強いのかどうかなどを調
べています。現段階でその感染
力を見極めるのは時期尚早とし
ています。この新たな変異株が
ワクチンの有効性にどのような
影響力を及ぼすのか不明との指
摘もあります。

 新型コロナウイルスの遺伝子
配列の分析に当たるインド政府
系の組織は、デルタ・プラスは
いくつかの懸念すべき特性を有
していると警戒しています。感
染力の増大、肺細胞の受容体へ
のより強い接合や抗体反応を弱
める可能性などに言及しました。

 11カ国での感染件数は各国別
に遺伝子配列が解明された検体
の数を反映しているだけで、実
際の感染の広がり具合を突き止
めるにはより多くのデータが必
要な状況にもなっています。

 イングランド公衆衛生庁によ
ると、最多の感染規模は米国で
6月16日時点で確認済みの83人
で、インドの48人に英国の41人
などと続いています。

 デルタプラス変異株について

解説している動画です。

 
 


 
 
 ただ今の時点で、選挙結果は、
次点でした。       笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 カナダのブリティッシュコロ
ンビア州で,1997-2015年に上皮
性卵巣ガンと診断された4207例
のデータを用いて、スタチンま
たはβ遮断薬の使用と生存の関
連をコホート研究で検討したの
は、素晴らしい業績です。診断
後のスタチン使用に卵巣ガンの
生存改善との関連が見られたと
いう事ですが、スタチンには、
新生血管の阻害作用があること
から、この様な結果が得られた
ものと考えられます。スタチン
によって、新生血管の阻害作用
には、差があるようですから、
使ったスタチンの種類との関連
を調べて頂きたいと思います。
 英イングランド公衆衛生庁な
どが6月27日までに、インドで
初めて確認されより感染力が強
いとされる新型コロナウイルス
(武漢熱)の変異株(デルタ株)
の新たな変異株が見つかり、英
国や米国、インドを含む計11カ
国で症例が把握されていると発
表したのは、由々しきことだと
思います。 WHOは5月31日付で、
4種ある新型コロナウイルスの
「懸念される変異株(VOC)」
について、新たにギリシャ文字
を使った呼び名をつけました。
英国、南アフリカ、ブラジル、
インドの各地で見つかった変異
株が、それぞれ「アルファ」「
ベータ」「ガンマ」「デルタ」
となっています。

 変異株の症例の把握を奨励す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
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