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2022-05-16 15:44:19

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診療マル秘裏話  号外Vol.2167  令和3年7月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)EZH2阻害薬が日本における製造販売承認を取得
2)新免疫不全症AIOLOS異常症を発見したと発表す

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 EZH2阻害薬が日本における製造販売承認を取得

 
 
 
 
 
 
 エーザイは本日(6月23日)、
EZH2阻害薬タゼメトスタット(
商品名タズベリク)について、
再発または難治性のEZH2遺伝子
変異陽性の濾胞性リンパ腫(標
準的な治療が困難な場合に限る)
の効能効果で日本における製造
販売承認を取得したと発表しま
した。

 なお同日、これに伴う形で、
ロシュ・ダイアグノスティック
スは、同薬のコンパニオン診断
薬として同社のEZH2遺伝子変異
検出キット「コバスEZH2変異検
出キット」の製造販売承認を5
月13日に取得したことを発表し
ています。

 EZH2遺伝子検査について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
 清三さんが、製造販売承認の
申請を行った。      笑

 濾胞性(ろほうせい)リンパ
腫(FL:Follicular lymphoma)
とは、悪性リンパ腫の種類の1
つで、リンパ球の中のB細胞か
ら発生する非ホジキンリンパ腫
です。年単位でゆっくりとした
経過をたどることが多い「低悪
性度」に分類されます。

 
 
 
 
 
 
 
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2】 新免疫不全症AIOLOS異常症を発見したと発表す

 
 
 
 
 
 東京医科歯科大学、理化学研
究所、米国国立衛生研究所(N
IH)などの研究グループは、
新たな免疫不全症「AIOLO
S異常症」を発見したと発表し
ました。これまで提唱されてき
た遺伝子異常とは異なる発症機
構であり、病態解明に役立つと
しています。

 研究グループはリンパ球の異
常が見られた免疫不全について
網羅的な遺伝子解析を行いまし
た。その結果、AIOLOSと
いうリンパ球分化を司る分子に
異常が発生していることを突き
止めました。AIOLOSの機
能発現に必要なアミノ酸が、他
のアミノ酸に変化しており、A
IOLOSだけでなく結合する
関連蛋白質の機能を大きく抑制
することで、より重症な疾患の
発症につながっていました。

 複合体を形成する分子異常で
は、より広範な影響を及ぼす可
能性があることも明らかにしま
した。同様の機序で進行してい
る病気は、ほかにも存在すると
考えられ、より有効な治療法の
開発につながりそうです。

 免疫不全について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 以上のような分子異常が惹起
された。         笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 エーザイが本日(6月23日)、
EZH2阻害薬タゼメトスタット(
商品名タズベリク)について、
再発または難治性のEZH2遺伝子
変異陽性の濾胞性リンパ腫(標
準的な治療が困難な場合に限る)
の効能効果で日本における製造
販売承認を取得したと発表した
のは、喜ばしいことです。本剤
は、エピジェネティクス関連蛋
白質群のうち、ヒストンメチル
基転移酵素の一つであり、発ガ
ンプロセスに関与するEZH2を選
択的に阻害することでガン関連
遺伝子の発現を制御し、ガン細
胞の増殖を抑制すると考えられ
ているので、画期的な薬剤では、
ないかと思われます。
 東京医科歯科大学、理化学研
究所、米国国立衛生研究所(N
IH)などの研究グループが、
新たな免疫不全症「AIOLO
S異常症」を発見したと発表し
ました。これまで提唱されてき
た遺伝子異常とは異なる発症機
構であり、病態解明に役立つと
しているのは、素晴らしい業績
です。免疫不全症には、AIDSを
含め、色々な機構が存在するも
のと考えられます。AIOLO
Sの機能発現に必要なアミノ酸
が、他のアミノ酸に変化してる
と突き止めただけでも凄い発見
と言えましょう。

 低床の車が提唱された。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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