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2022-05-15 21:07:06

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診療マル秘裏話  号外Vol.2166 令和3年7月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)エーザイが抗体薬物複合体開発でBMSと提携と発表
2)吸収性神経保護/再生シート開発がAMED課題に選定

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 エーザイが抗体薬物複合体開発でBMSと提携と発表

 
 
 
 
 
 
 エーザイは本日(6月18日)
、抗体薬物複合体(ADC)MORAb
-202の開発・商業化に関してブ
リストル マイヤーズ スクイブ
(BMS) と提携したと発表しま
した。

 MORAb-202は抗葉酸受容体(F
olate Receptor:FR)α抗体に
微小管阻害薬エリブリンを結合
させたエーザイ初のADC です。
FRα陽性の固形ガン子宮内膜ガ
ン、卵巣ガン、肺ガン、乳ガン
を含む)を対象とした米国の第
1/2 相試験、国内の第1相試
験が進行中で、早ければ2022年
に承認申請を目的とした臨床試
験に移行する予定であるという
ことです。

 抗体医薬について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 微小管阻害薬の効果に微笑す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
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2】 吸収性神経保護/再生シート開発がAMED課題に選定

 
 
 
 
 
 日本臓器製薬は末梢神経に直
接巻いて神経の再生を促す吸収
性神経保護・再生シート(HA
NZシート)の開発・事業化に
ついて、日本医療研究開発機構
(AMED)の課題に採択され
たと発表しました。期間は4月
1日から2024年3月31日まで。
3カ年で最大約4億円の研究開
発費補助を受けます。HANZ
シートは現在、第2相臨床試験
(P2)を行っています。今回
の選定を機に開発に拍車をかけ、
2025年の上市を目指します。

 手根管症候群など末梢神経障
害の新たな治療デバイスとして
期待されるHANZシートは、
生分解性ポリマーである「ポリ
(ε-カプロラクトン)」をエ
レクトロスピニング(電界紡糸)
技術で超極細繊維の不織布のよ
うにしたナノファイバーシート
です。神経の再生に重要な因子
となる薬剤を超極細繊維1本1
本に均一に含有させています。
同シートは体液は通過させる一
方、神経の瘢痕化の原因となる
マクロファージといった炎症性
細胞は通さないという性質を持
ち、手術時に神経に被覆するこ
とで術後の炎症反応からを保護
し、瘢痕形成を抑制できます。
柔軟性が高く、しなやかなさわ
り心地で、必要な大きさに切り
神経に貼ったり巻き付けたりと
加工性にも優れています。

 HANZシートは大阪大学の
田中啓之特任教授、物質・材料
研究機構の荏原充宏グループリ
ーダーらの研究チームが開発し
ました。その後、日本臓器製薬
が加わり、高品質で安定した商
用規模での製造に成功しました。
2020年11月に世界に先駆けてヒ
トを対象とした探索的治験を開
始し、阪大医学部附属病院を含
む全6施設で実施しています。
HANZシートが実用化される
と、末梢神経の外科的手術が必
要な患者さんを対象とした年間
約5万件の手術への適用が可能
になるということです。

 手根管症候群について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
 精巧な精密機械の製造に成功
する。          笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 エーザイが本日(6月18日)
、抗体薬物複合体(ADC)MORAb
-202の開発・商業化に関してブ
リストル マイヤーズ スクイブ
(BMS) と提携したと発表した
のは、喜ばしいことです。ADC
の開発には、多大な経費がかか
るため、一社だけで、開発する
のは不可能だと思います。実際、
国内メーカーの第一三共と英国
メーカーのアストラゼネカが、
提携するなど、提携の流れが、
加速していると言えるでしょう。
ブリストル マイヤーズ スクイ
ブ(BMS) と言えば、京都大学
の本庶先生の所に、研究所一棟
を寄付したことでも知られてい
ます。それだけの資金力のある
所との提携は、良い薬品ができ
る前提となることでしょう。
 日本臓器製薬が末梢神経に直
接巻いて神経の再生を促す吸収
性神経保護・再生シート(HA
NZシート)の開発・事業化に
ついて、日本医療研究開発機構
(AMED)の課題に採択され
たと発表したのは、素晴らしい
業績だと思います。神経再生は、
昔から、夢見られていたプロジ
ェクトだと思います。脊髄損傷
も、時間が経つと再生は、困難
となり、治療が困難になります。
しかし、このシートがあれば、
今まで不可能だった神経障害の
治療法に道を開くものと私は、
考えています。末梢神経の外科
的手術が必要な患者さんを対象
とした年間約5万件の手術への
適用を可能にして頂きたいもの
です。

 仮題をつけることで、課題を
クリアーした。      笑

 
 
 
 
 
 
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