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2022-05-10 18:41:49

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診療マル秘裏話  号外Vol.2162 令和3年7月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)マンマプリント検査法が長期内分泌療法の利点を予測
2)スーパー中和抗体は,多種変異株の感染を阻害可能

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 マンマプリント検査法が長期内分泌療法の利点を予測

 
 
 
 
 
 
 乳ガン精密ゲノムプロファイ
リング技術の米アジェンディア
は、乳ガン治療のNSABP・
B-42試験で同社の70遺伝子マ
ンマプリント検査法が長期内分
泌療法の利点を予測できたと発
表しました。試験では、アロマ
ターゼ阻害薬による治療後、さ
らに5年のレトロゾール内分泌
療法を実施しました。同検査で
低リスクの患者さんは、遠隔再
発(DR)率の4.0%改善および
無病生存期間(DFS)の9.5%
延長という同療法の利点を示し
ましたが、高リスク患者さんで
はこの利点が見られませんでし
た。同検査法はDFSおよび乳
ガン無再発期間(BCFI)の
それぞれで36%および52%の有
意な相対的利点減少を予測でき
ましたが、別のBCI-H/I
遺伝子検査法では予測できませ
んでした。これらの結果は2021
年米国臨床腫瘍学会で報告され
ました。

 ガンの遺伝子検査について解

説している動画です。

 
 


 
 
 利点減少の現象を解明する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 スーパー中和抗体は,多種変異株の感染を阻害可能

 
 
 
 
 
 
 新型コロナの特効薬になるの
ではないか?。富山大学の仁井
見英樹准教授らの研究グループ
が作成した「スーパー中和抗体」
が大きなニュースになっていま
す。

 この「スーパー中和抗体」は、
複数の変異株を防ぐ抗体で、英
国型のほか南アフリカ型、イン
ド型、南カリフォルニア型など
への効果が確認され、ブラジル
型にも効果があると期待されて
います。ひとつの抗体で多種の
変異株の感染を阻害できる最も
理想的な抗体であるため「スー
パー中和抗体」と名づけられま
した。

 研究グループは中和抗体の量
が特に多い回復患者さんの血液
からB細胞と呼ばれる抗体を作
る細胞を抽出しました。このB
細胞の遺伝子を組み換えて複数
の変異株を防ぐ抗体の作成に成
功しました。

 6月16日、同大の齋藤滋学長
は会見を開き、「治療薬開発に
とって大きなインパクトがある
研究成果だ。研究成果で終わら
せず、国民に使っていただきた
い」と語りました。研究を進め
た仁井見准教授が言っています。
「スーパー中和抗体には2つの
特徴があります。ひとつは複数
の抗体を混ぜて作成する“カク
テル”と違い、ひとつの抗体か
ら作るためコストが抑えられる
こと。もうひとつは薄い濃度で
も強力な感染阻害力を発揮でき
ることです。新型コロナウイル
スに感染した軽症から中等症の
人に投与した場合、重症化せず
にすむと思われます」これから
製薬会社と連携して、早期の実
用化を目指すということです。

「かなり画期的なことです」と
ハーバード大学院卒で近著に「
元WHO専門委員の感染症予防
BOOK」(三笠書房)がある
医学博士の左門新氏が言ってい
ます。「従来のワクチンは人に
接種して体内に抗体を作らせる
原理です。一方、スーパー中和
抗体は人の体を使わず、中和抗
体そのものを人工的に作ります。
もちろん発症の予防効果も見込
めますが、実際はワクチンと違
って、症状が出た人に投与する
クスリとして使うことになるで
しょう」

 国立国際医療研究センターは
6月15日、変異株によってはフ
ァイザーのワクチンの働きが弱
まる可能性があることを示す研
究結果を発表しました。新たな
変異株が現れた場合、ワクチン
が効かなくなる恐れがあると警
告しました。

「このスーパー中和抗体は新た
な変異株が出てきても、その都
度、効果を発揮すると考えられ
ます。変異株が登場するたびに
人は右往左往してしまいますが、
心強い味方が現れたといえるで
しょう」

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
八機の戦闘機が、その能力を
発揮する。        笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 乳ガン精密ゲノムプロファイ
リング技術の米アジェンディア
は、乳ガン治療のNSABP・
B-42試験で同社の70遺伝子マ
ンマプリント検査法が長期内分
泌療法の利点を予測できたと発
表したのは、素晴らしい業績で
す。ただ、内分泌療法(ホルモ
ン療法)は、耐性ができて効か
なくなったり、副作用で中止せ
ざるを得なくなる人が多いと聞
いています。そうした課題の改
善に繋がることを期待したいと
思います。遺伝子検査が進歩し
て、すべてのガンの治療の利点
を予測することが可能になる日
がくることを心待ちにしていま
す。
 「スーパー中和抗体」は、複
数の変異株を防ぐ抗体で、英国
型のほか南アフリカ型、インド
型、南カリフォルニア型などへ
の効果が確認され、ブラジル型
にも効果があると期待されてい
るというのは、凄い発見だと思
いました。スーパー中和抗体に
は2つの特徴があります。ひと
つは複数の抗体を混ぜて作成す
る“カクテル”と違い、ひとつ
の抗体から作るためコストが抑
えられること。もうひとつは薄
い濃度でも強力な感染阻害力を
発揮できることということです
から、素晴らしい治療成果を産
むことでしょう。

 高価な硬貨の経済効果を測定
する。          笑

 
 
 
 
 
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