最近の号外Vol.2153メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.2153メルマガ

2022-04-30 21:40:14

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.2153 令和3年6月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)新規機序抗ガン剤と新規機序NMOSD治療薬が発売
2)唾液を増やし、口の衛生を保つことで感染予防

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 新規機序抗ガン剤と新規機序NMOSD治療薬が発売

 
 
 
 
 
 
 新薬2製品が6月1日に発売
されました。このうち、インサ
イト・バイオサイエンシズ・ジ
ャパンの新規機序の抗ガン剤ペ
マジール錠(一般名:ペミガチ
ニブ)は、「ガン化学療法後に
増悪したFGFR2 融合遺伝子陽性
の治癒切除不能な胆道ガン」を
効能・効果とします。ただ、FG
FR2 融合遺伝子は胆道ガンの中
でも肝内胆管ガンに主に発生す
るため、実質的には肝内胆管ガ
ン患者さんに処方されるケース
が多くなるとみられています。

 同剤はファースト・イン・ク
ラスのFGFR(選択的線維芽細胞
増殖因子受容体)阻害薬で、1
日1回の経口投与で用います。
インサイト日本法人にとって同
剤は日本で最初の自社販売品で
す。MR数は非開示となってい
ます。スズケングループによる
メーカー物流から卸流通までの
1社流通で展開します。

 もう1剤は、田辺三菱製薬の
視神経脊髄炎スペクトラム障害
(NMOSD) 治療に用いるヒト化
抗CD19モノクローナル抗体製剤・
ユプリズナ点滴静注(同イネビ
リズマブ(遺伝子組換え))と
なります。新規機序のNMOSD 治
療薬で、投与間隔が半年に1回
と利便性が高いことが特徴のひ
とつとなっています。

 胆道ガンについて解説している

動画です。抗ガン剤ペマジール錠

(一般名:ペミガチニブ)につい

ても言及されています。25分35秒

付近です。

 
 


 
 
 投与間隔を感覚で決める。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 唾液を増やし、口の衛生を保つことで感染予防

 
 
 
 
 
 
 マスク生活で、口が乾いてい
ないでしょうか。マスクをいつ
もつけていると、会話や口を動
かすことが少なくなり、唾液が
減って口の中が粘ついてきます。
「唾液は、感染症の予防に重要
な役割を果たします。しっかり
分泌させましょう」。福岡県歯
科医師会の専務理事川端貴美子
さん(50)は力を込めて発言し
ています。

 唾液中には、感染症を予防す
る抗菌物質が含まれています。
中でも「IgA 抗体」は、さまざ
まな病原体が人の粘膜に付着す
るのを防ぐ働きがあります。分
泌を促すには、食事をよくかみ、
水分補給をしっかりすることや、
鼻呼吸を意識することが大切で
す。唾液中のIgA は、ストレッ
チや有酸素運動をしたり、発酵
食品や食物繊維を取ったりする
ことで増えます。

 川端さんのお勧めは、唾液腺
のマッサージです。顔には耳下
腺、顎下(がっか)腺、舌下腺
と呼ばれる大きな唾液腺があり、
そこをマッサージで刺激するこ
とで、分泌を促すことができる
そうです。

 唾液を増やすだけでなく、歯
磨きや口の中の掃除などで口の
衛生を保つことも、免疫力を高
めることにつながります。新型
コロナに効果があることは証明
されていないものの、口内の歯
周病菌などの細菌が減ると、風
邪やインフルエンザなどの感染
症にかかるリスクを減らせるこ
とが明らかになっているという
ことです。川端さんは「病気は
口から、健康を守るのも口から。
口を清潔に保つことで、健やか
な毎日を過ごしてほしい」と話
しています。

 IgA 抗体を増加する方法につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 最近の歯周病菌などの細菌を
減らす。         笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 インサイト・バイオサイエン
シズ・ジャパンの新規機序の抗
ガン剤ペマジール錠(一般名:
ペミガチニブ)は、「ガン化学
療法後に増悪したFGFR2 融合遺
伝子陽性の治癒切除不能な胆道
ガン」を効能・効果とする新薬
として販売されたことは、喜ば
しいことです。しかし本当は、
ガン化学療法後に使うのではな
く、ファーストチョイスで使っ
て頂きたいものです。化学療法
は、ほとんどの場合、工夫のな
い化学療法であり、患者さんに
多大な肉体的負担(侵襲)を与
えるものだからです。
 マスク生活で、口が乾いてい
ると会話や口を動かすことが少
なくなり、唾液が減って口の中
が粘ついてくると言うのは、そ
の通りだと思います。ただ感染
予防の観点から、屋内でマスク
を着用するのは、絶対に必要だ
と思います。そのため、屋外で
は、ソシアルディスタンスを保
った上で、鼻呼吸を心掛けて、
マスクを外して頂きたいと思い
ます。ただ屋外だからと言って
ソシアルディスタンスを保てな
い、あるいは、口呼吸を続ける
ことがないようにお願いします。

 寒天を作る観点からお話をす
る。           笑

 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。