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2022-04-17 18:09:36

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診療マル秘裏話  号外Vol.2142 令和3年6月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)耳下腺腫瘍は唾液を作る唾液腺に発生する腫瘍
2)高知大学医学部に寄付講座「医療×VR」学設立

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 耳下腺腫瘍は唾液を作る唾液腺に発生する腫瘍

 
 
 
 
 
 
 耳下腺腫瘍は唾液を作る唾液
腺に発生する腫瘍です。良性が
多いのですが、腫瘍が大きくな
ると悪性(耳下腺ガン)に変わ
るタイプもあります。「耳下腺
内には顔面神経という顔の筋肉
を動かすための大事な神経が走
り、手術が難しい場所でもある
ので、治療経験豊富な施設での
治療が望まれます」と大阪医科
薬科大学(大阪府高槻市)耳鼻
咽喉科・頭頸部外科学教室の河
田了教授は話しています。

 耳下腺は唾液腺の一つで、左
右の耳の前から下辺りにありま
す。耳下腺腫瘍の多くはこの部
分に手で触って分かるほどのし
こりのようなものができます。
発症年齢は10~80代と幅広く、
原因はよく分かっていません。

 腫瘍の種類はさまざまで、世
界保健機関(WHO)の分類で
は良性11タイプ、悪性24タイプ
に分けられます。1999年9月~
2020年12月に同大学付属病院を
受診した耳下腺腫瘍患者さんは
1272人で、そのうち良性は1054
人でした。良性では多形腺腫と
ワルチン腫瘍という2タイプが
約9割を占めていました。

 悪性では、痛み、周囲組織と
の癒着、顔面神経まひが特徴的
で、約半数が痛みを伴います。
良性では腫瘍が癒着することは
少ないので、触れば動くことが
多いとされています。

 「耳下腺腫瘍は診断が大事で
す」と河田教授は強調していま
す。診断には、磁気共鳴画像(
MRI)検査や超音波検査など
を行います。さらに手術で採取
した組織を調べ、良悪性の診断
に加え、悪性であればその程度
を見極めます。

 耳下腺腫瘍の治療は良性・悪
性にかかわらず手術切除が基本
です。耳下腺内には顔面神経が
扇状に走っているので手術の難
易度が高いとされています。腫
瘍の大きさが2センチ程度にな
ると手術では顔面神経との接触
は避けられず、術後に一時的な
顔面神経まひが残ることがあり
ます。ただし、まひは術後2カ
月で約50%、1年でほぼ100%回
復します。「良性では顔面神経
の温存が基本です。また多形腺
腫は再発の可能性があるので完
全に切除する必要があります」
と河田教授は言っています。一
方、ワルチン腫瘍は60歳以上の
男性に多く、悪性化しにくいた
め、手術せずに経過観察にとど
まるケースが多いとされていま
す。

 悪性の発生頻度は低いのです
が、ガンが周囲に広がる可能性
があり、一般に手術では広範囲
を切除します。そのため、顔面
神経の温存が難しい場合もあり
ます。術後に放射線治療を行う
場合もあります。術後10年、20
年たって再発することもあり、
長期間、定期的な検査が必要に
なります。

 河田教授は「耳下腺腫瘍は治
療方針が分かれる多くのタイプ
があり、手術の難易度が高いこ
となどから、耳鼻咽喉科や頭頸
部外科など専門医への受診を勧
めます」と話しています。

 耳下腺腫瘍の症例について、

解説している動画です。

 
 


 
 
 定期的な会議を提起する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 高知大学医学部に寄付講座「医療×VR」学設立

 
 
 
 
 
 
 仮想現実(VR)を活用したデ
ジタル治療の開発などを手掛け
るBiPSEE(ビプシー、東京・渋
谷)は5月21日、高知大学医学
部に寄付講座「医療×VR」学を
設立したと発表しました。同社
が開発中の治療用VRの臨床応用
や、VR空間での臨床研究を推進
するプラットフォーム構築、医
療分野におけるVR活用のガイド
ライン策定などについて研究し
ます。

 ビプシー代表取締役の松村雅
代氏が高知大学医学部「医療×
VR」学の特任教授に就任しまし
た。ビプシーはうつ病の中でも、
物事を繰り返し考え続ける「反
すう」の傾向が高い患者さんを
対象とした治療用VRを開発して
います。

 現在は治療用VRの臨床研究を
実施している段階で、今後、企
業治験か医師主導治験を実施し
てから薬事承認の申請を目指す
方針です。「うつ病以外にも反
すうが関与する不安障害など9
疾患に適応拡大して開発してい
く」と松村氏は話しています。

 「医療×VR」学には、VRの制
作ツールなどを提供するPsychi
c VR Lab(サイキックVRラボ、
東京・新宿)も参加し、同社代
表取締役の山口征浩氏が特任准
教授に就任しました。サイキッ
クVRラボのノウハウを用いて国
内外の研究者や医療機関ととも
に非対面で治療用VRの共同研究
を実施できる仕組みを作る方針
です。高知県立大学、高知工科
大学などの研究者らとも共同研
究を進めます。

 VRによる手術について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 酸化現象の解明を謳う講義に
参加した。        笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 耳下腺腫瘍が唾液を作る唾液
腺に発生する腫瘍であり、良性
が多いのですが、腫瘍が大きく
なると悪性(耳下腺ガン)に変
わるタイプもあるということで
すから、油断は禁物です。発症
年齢は10~80代と幅広く、原因
はよく分かっていないというこ
とですが、生活習慣の乱れが大
きく関わっているのではないか
と考えています。悪性では、痛
み、周囲組織との癒着、顔面神
経まひが特徴的で、約半数が痛
みを伴います。良性では腫瘍が
癒着することは少ないので、触
れば動くことが多いとされてい
るということですが、これらの
特徴だけではなく、生検による
確定診断が必要となります。こ
の分野でのバイオマーカーが、
知られておらず、リキッドバイ
オプシーが困難であるからです。
 仮想現実(VR)を活用したデ
ジタル治療の開発などを手掛け
るBiPSEE(ビプシー、東京・渋
谷)は5月21日、高知大学医学
部に寄付講座「医療×VR」学を
設立したと発表したのは、素晴
らしい企画です。産学協同で、
VRを用いた治療を産み出して頂
きたいと思います。精神疾患と
関連が深い、副腎疲労の治療も
考慮して頂ければ幸いです。現
在は治療用VRの臨床研究を実施
している段階で、今後、企業治
験か医師主導治験を実施してか
ら薬事承認の申請を目指す方針
ということですから、そう遠く
ない日に治療用VRが認可される
可能性があります。サイキック
VRラボのノウハウを用いて国内
外の研究者や医療機関とともに
非対面で治療用VRの共同研究を
実施できる仕組みを作る方針と
いうのも素晴らしい企画だと思
います。

 団塊の世代が段階的に高齢化
する。          笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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