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2022-04-01 21:57:54

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診療マル秘裏話  号外Vol.2128 令和3年5月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)小児悪性脳腫瘍テント上上衣腫,発症のメカニズム解明
2)うつ病等精神疾患や心の不調の人のサポーター養成

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 小児悪性脳腫瘍テント上上衣腫,発症のメカニズム解明

 
 
 
 
 
 
 国立精神・神経医療研究セン
ターは4月26日、小児悪性脳腫
瘍である「テント上上衣腫」に
おいて、これまで機能不明であ
った「C11orf95遺伝子」が、さ
まざまな遺伝子と融合すること
で異常蛋白質の産生をもたらし、
腫瘍を発生させることを発見し
たと発表しました。同センター
神経研究所病態生化学研究部の
川内大輔室長らと、ドイツガン
センター、ハイデルベルク大学
との共同研究グループによるも
のです。

 テント上上衣腫は、小児の大
脳半球に生じる難治性の腫瘍で
す。予後は主に外科的手術の結
果に左右されるため、腫瘍に効
果的な化学療法が模索されてき
ましたが、いまだ効果的な治療
は見つかっていません。テント
上上衣腫のうち、RELA型と呼ば
れる上衣腫は、非常に悪性度の
高いグループとされています。
また、RELA型の腫瘍では、RELA
遺伝子がZFTA遺伝子と融合した
遺伝子「ZFTA-RELA融合遺伝子」
が高い頻度で観察されており、
近年のモデル動物を用いた研究
から、この融合遺伝子の発ガン
活性が報告されています。今回
研究グループは、上衣腫の患者
さんの検体の遺伝子解析を行い、
これまでその機能がわかってい
なかったC11orf95遺伝子がさま
ざまな遺伝子と融合した、複数
の異常遺伝子「C11orf95融合遺
伝子」を発見しました。

 さらに、見つかった融合遺伝
子の腫瘍形成機能について、マ
ウスモデルを用いて検証しまし
た。その結果、いずれの融合遺
伝子産物も脳に腫瘍を誘発する
活性をもつことが明らかになり
ました。また、GLI2という遺伝
子が関わっていることも突き止
めました。最後に、GLI2の機能
阻害薬として知られる三酸化ヒ
素をモデル動物へ投与すること
で、腫瘍の増殖が抑制されるこ
とを確認しました。

 研究グループは研究の意義と
今後の展望として、次のように
述べています。「今回の研究成
果は、上衣腫の治療法を検討す
る際の分子診断マーカーとして
だけでなく、ZFTA融合陽性上衣
腫の増殖を制御するメカニズム
を探る発展的医療研究の基盤と
なることが期待されます」。

 上衣腫について解説している

動画です。

 
 


 
 
 研究の意義に異議を唱える。


 
 
 
 
 
 
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2】 うつ病等精神疾患や心の不調の人のサポーター養成

 
 
 
 
 
 
 厚生労働省は今年度から、う
つ病などの精神疾患や心の不調
に悩む人を支える「心のサポー
ター(ここサポ)」の養成を始
めます。精神疾患への偏見や差
別を解消し、地域で安心して暮
らせる社会の実現につなげるね
らいです。自治体の住民向け講
座を通じて養成し、2033年度末
までに100万人の確保を目指
しています。

 心のサポーターのなり手には、
心の不調を抱える人の家族や友
人、同僚らのほか、地域の民生
委員や企業の労務管理者などを
想定しています。研修で精神疾
患に関する基本的な知識や対応
の仕方を学び、心の不調に悩む
人の話し相手になったり、専門
機関への相談を勧めたりします。

 今年度は全国の自治体8か所
前後で試験的に研修を実施しま
す。精神疾患に詳しい専門家ら
が「心のサポーター指導者」と
なり、研修を担う。研修内容な
どを精査した上で、2024年度か
ら全国で本格的な養成を始める
計画です。

 精神疾患になると、かつては
病院などで生活することも多か
ったとされています。現在はで
きるだけ自宅などで過ごす取り
組みが進められているものの、
差別や偏見は根強いようです。

 厚労省はサポーターの養成を
通じて、正しい知識を普及させ、
地域で安心して暮らせる環境を
整備したい考えです。

 厚労省によると、精神疾患の
患者数は約419万人(2017年)
です。近年は業務上のストレス
などで、うつ病と診断される人
も増えています。新型コロナウ
イルス(武漢熱)の感染拡大に
伴う生活苦や孤独などから、心
の不調に陥る人が増える懸念も
出ています。

 同様の取り組みでは、自殺の
兆候を見つけて話を聞き、専門
機関につなぐ「ゲートキーパー」
や、認知症の人とその家族を支
える「認知症サポーター」があ
ります。2005年から養成が始ま
った認知症サポーターは約1300
万人(3月末時点)います。

 心のサポーターについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 妖精のような女優を養成する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 国立精神・神経医療研究セン
ターが4月26日、小児悪性脳腫
瘍である「テント上上衣腫」に
おいて、これまで機能不明であ
った「C11orf95遺伝子」が、さ
まざまな遺伝子と融合すること
で異常蛋白質の産生をもたらし、
腫瘍を発生させることを発見し
たと発表したのは、素晴らしい
業績です。 テント上上衣腫は、
小児の大脳半球に生じる難治性
の腫瘍であり、予後は主に外科
的手術の結果に左右されるため、
腫瘍に効果的な化学療法が模索
されてきましたが、いまだ効果
的な治療は見つかっていないと
いうことです。そのため、ぜひ
この成果を新治療法の開発に生
かして頂きたいものです。
 厚生労働省が今年度から、う
つ病などの精神疾患や心の不調
に悩む人を支える「心のサポー
ター(ここサポ)」の養成を始
めるということですが、養成に
先だって、副腎疲労の対策をす
ることが必要だと思います。精
神疾患や心の不調に悩む人の苦
しみは、ストレスから来ている
ものだと考えられるからです。
ストレス管理、すなわち、副腎
のケアーができないのに、心の
サポートをしたとしても、有効
な成果を得ることはできないで
しょう。心のサポータの人には、
ぜひ、副腎のケアーを学習して
頂きたいと思います。

 心と身体の不調が業績に符牒
する。          笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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