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2022-03-29 21:31:20

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診療マル秘裏話  号外Vol.2126 令和3年5月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)肺ガン治療を受けた人,前年同時期と比べ6.6%減
2)微量血液でアレルギー高精度測定可のバイオチップ開発

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 肺ガン治療を受けた人,前年同時期と比べ6.6%減

 
 
 
 
 
 
 新型コロナウイルスの感染が
広がった2020年1~10月に新た
に原発性肺ガンと診断され、治
療を受けた人が前年同時期と比
べて6.6%減っていたと、日本肺
ガン学会が発表しました。病院
からは「コロナ患者受け入れの
ための病棟数縮小」「ガンの定
期検診の中止・延期」といった
理由が挙がったということです。
学会は患者さんが外来受診を控
えた影響もあるとみています。

 原発性肺ガンを患う人は年間
約13万人と推定されていること
から、全国で約8600人が治療の
機会を逃した可能性があるとい
うことです。

 4月30日の学会の発表による
と、肺ガンの新規患者数は、全
国118病院で2019年1~10月に1
万9878人でしたが、翌年同時期
は1万8562人にとどまりました。
新型コロナの治療患者数が多い
病院ほど、肺ガンの新規患者数
の減少幅が大きい傾向にありま
した。

 自治体などが実施するガン検
診はガンを発見する貴重な機会
ですが、コロナ禍で多くの検診
の実施が見送られました。日本
対ガン協会の調査では、昨年ガ
ン検診を受けた人は前年に比べ
て約3割減りました。日本肺ガ
ン学会の弦間昭彦理事長(日本
医科大学学長)は「日本の悪性
腫瘍(しゅよう)による死因一
位は肺ガン。命のリスクは気づ
かないうちに進行している」と
注意喚起しています。積極的に
ガン検診を受けるように呼びか
けています。

 肺ガン、胃ガン、食道ガンな
どの発見が3カ月遅れた場合、
30~60代の10年生存率が15%以
上落ちると推定する海外の報告
もあります。

 武漢熱とガン検診について解

説している動画です。

 
 


 
 
 塩基の結合力測定を延期した。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 微量血液でアレルギー高精度測定可のバイオチップ開発

 
 
 
 
 
 
 東レは、微量の血液から複数
のアレルギー疾患を同時に高精
度で測定できる検査用バイオチ
ップの開発に成功しました。ア
レルゲンと結合し、アレルギー
症状を引き起こす同疾患のバイ
オマーカー「アレルゲン特異的
IgE抗体」に着目しました。
血液中の同抗体を測定すること
で、原因アレルゲンの特定とそ
れに基づいた治療法の選択に役
立てます。多量の採血が難しい
小さな子供をはじめとする患者
さんの負担軽減と医療現場にお
けるより正確なアレルギー診断
の実現につなげます。今後、ア
レルギー患者検体を用いた大規
模検証を行い、体外診断用医薬
品として早期の認証申請を目指
します。

 食物や花粉などのアレルギー
疾患は日本人の2人に1人が罹
患している国民病で、とくに乳
幼児から若年層の罹患率は増加
傾向にあります。幼児期は複数
項目のアレルギーを併発するこ
とが多いともいわれます。

 アレルギー疾患を判定する手
法として、血液中のアレルゲン
特異的IgE抗体量を測定する
体外診断用医薬品が医療現場で
広く用いられています。しかし、
患者さんの負担を軽減するため、
微量血液から複数項目のアレル
ゲン特異的IgE抗体を同時に
測定する場合、血液中の蛋白質
や細胞などの夾雑(きょうざつ)
成分による妨害のため、正確に
測定することができないという
課題がありました。

 今回、東レがこれまでに開発
した血液中に極微量含まれる複
数種類の遺伝子を同時に検出で
きる高感度DNAチップ「3D
-Gene(スリーディージー
ン)」のマイクロアレイ技術や、
血液透析患者さん用の人工腎臓
開発において培った血液成分の
付着を防ぐ低ファウリング高分
子材料技術などを融合しました。
微量血液による複数項目のアレ
ルゲン特異的IgE抗体同時測
定において高精度な測定にこぎ
着けました。

 社内検討の結果、20マイクロ
リットルの血液から多項目のア
レルギー同時測定で、単項目測
定タイプの既存体外診断用医薬
品との定量相関性が95%以上と
なることを確認しました。

 アレルギーと免疫グロブリン

について解説している動画です。

 
 


 
 
 足底の面積を測定する。 笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 新型コロナウイルスの感染が
広がった2020年1~10月に新た
に原発性肺ガンと診断され、治
療を受けた人が前年同時期と比
べて6.6%減っていたと、日本肺
ガン学会が発表したのは、由々
しきことだと思います。ガン治
療は、時間との闘いです。それ
は、肺ガン、胃ガン、食道ガン
などの発見が3カ月遅れた場合、
30~60代の10年生存率が15%以
上落ちると推定する海外の報告
があることからも分かります。
呼吸器の症状があったとしても、
ガン検診を受けること自体、困
難になってしまう昨今ですから、
いくら呼びかけだけしても状況
を変えることは、難しいと思い
ます。身体の負担の少ないガン
治療が見直される時期に来てい
るとひしひしと感じました。
 東レが、微量の血液から複数
のアレルギー疾患を同時に高精
度で測定できる検査用バイオチ
ップの開発に成功したのは、素
晴らしい業績です。食物や花粉
などのアレルギー疾患は日本人
の2人に1人が罹患している国
民病で、とくに乳幼児から若年
層の罹患率は増加傾向にあり、
幼児期は複数項目のアレルギー
を併発することが多いともいわ
れているので、微量の血液から
複数のアレルギー疾患を同時に
高精度で測定できる検査用バイ
オチップは、本当にありがたい
検査であると言えましょう。こ
の検査で、患者さんの負担軽減
と医療現場におけるより正確な
アレルギー診断の実現につなげ
て頂きたいものです。

 性格を正確に把握する。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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