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2022-03-21 23:02:38

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診療マル秘裏話  号外Vol.2119 令和3年5月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)ガンと診断された人の10年後の生存率が59.4%
2)経口のGLP-1 受容体作動薬肥満症治験開始予定

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 ガンと診断された人の10年後の生存率が59.4%

 
 
 
 
 
 国立ガン研究センターは4月
27日、2008年にガンと診断され
た患者さん約23万8000人の10年
後の生存率が59.4%だったと発
表しました。10年生存率では初
の大規模調査で、同センターは
「国内の全体像を網羅できた。
5年経過後に生存率が低下した
ガンもあり、長期的な経過観察
の必要性が示された」としてい
ます。

 全国240施設の患者さん計
23万7892人について、ガン以外
の死因の影響を除いて生存率を
算出しました。部位別では、前
立腺ガンが最も高い98.7%でし
た。他は乳ガン87.5%、大腸ガ
ン67.2%、胃ガン66.0%、肺ガ
ン34.5%、肝臓ガン21.8%など
で、早期発見が難しい膵臓(す
いぞう)ガンが最も低い6.5%で
した。

 ガンは診断からの5年が治癒
したかどうかの目安にされるこ
とが多いのですが、肝臓ガンで
は、5年が経過しても生存率が
低下していました。進行した乳
ガンでも、生存率がやや下がる
傾向が出ました。

 同センターなどは昨年、2004
~2007年にガンと診断された患
者さんの10年生存率を58.3%と
公表しましたが、調査対象は専
門医療機関21施設の約9万4000
人でした。今回と比べ小規模な
ため、生存率が改善したか単純
な比較はできないということで
す。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 皮革製品の仕上がりの比較を
行う。          笑

 
 
 
 
 
 
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2】 経口のGLP-1 受容体作動薬肥満症治験開始予定

 
 
 
 
 
 
 ノボノルディスク・ファーマ
は4月27日、糖尿病治療薬で経
口のGLP-1 受容体作動薬セマグ
ルチドについて、肥満症を対象
にした第3a相試験を2021年後半
に開始すると発表しました。今
回の決定は、週1回セマグルチ
ド2.4mgを皮下投与するSTEP第3
a相臨床試験 プログラムの完了
を受けて決定されたものです。
68週間の国際共同試験で、肥満
または過体重で併発症を有する
約1,000 人を対象とする計画で
す。

 セマグルチドの週1回皮下投
与製剤は現在、成人肥満患者に
対する治療薬として、米国およ
びEUの規制当局で審査中の段階
にあります。空腹感を軽減し、
満腹感を高めることで食事の量
を減らしてカロリー摂取を抑え
る効果が期待されています。

 また、心血管疾患リスク低下
についても、臨床試験で良い結
果がでているようです。経口薬
にするために、色々な工夫をさ
れたとMRさんから聞きました。

 リベルサスについて解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
 規制当局が財務省に寄生した。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 国立ガン研究センターが4月
27日、2008年にガンと診断され
た患者さん約23万8000人の10年
後の生存率が59.4%だったと発
表したのは、喜ばしいことです。
長期的な経過観察が必要である
ことは、認めますが、病院さん
でないと追跡調査は、難しいと
思われます。私を含めた開業医
の場合、患者さんが治療期間後
にどうなったかを追跡するのが
非常に難しいからです。肺ガン
34.5%、肝臓ガン21.8%、早期
発見が難しい膵臓(すいぞう)
ガンが最も低い6.5%だというこ
とですので、予後の悪いガンの
治療成績は、かなり厳しい状況
にあると思います。私としては、
メタボジェニック療法で、これ
らのガンの成績を上げたいと考
えています。
 ノボノルディスク・ファーマ
が4月27日、糖尿病治療薬で経
口のGLP-1 受容体作動薬セマグ
ルチドについて、肥満症を対象
にした第3a相試験を2021年後半
に開始すると発表したのは、素
晴らしい企画だと思います。糖
尿病の薬でありながら、肥満症
や心血管イベントの改善が見込
まれるということは、凄いこと
だと思います。ジェイソン・フ
ァン先生の著書の「世界最有力
の糖尿病対策」の中でも、SGLT
-2阻害薬やα‐グリコシダーゼ
阻害薬とともに、糖尿病薬とし
て高く評価されています。私も
血糖コントロール不良の糖尿病
患者さんに積極的に処方してゆ
きたいと考えています。DPP-4
阻害薬と較べて、インシュリン
の血中濃度を下げると言う点が
とくに魅力的な所だと思います。

 氷菓の味を高く評価する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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