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2022-02-26 22:25:29

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診療マル秘裏話  号外Vol.2099 令和3年4月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)ワクチンで、免疫系に腫瘍の攻撃を行う指示を出す
2)加齢で衰えた脳の神経回路を修復させる受容体

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 ワクチンで、免疫系に腫瘍の攻撃を行う指示を出す

 
 
 
 
 「ガン」は、生涯で2人に1人
が罹患し、3人に1人が死亡する
と言われています。現在の医療
では、まだすべてのガンを治す
ことは出来ない状況です。しか
し、このガンさえも、人類は克
服することができるようになる
かもしれません。

 オズレム・トゥレシ氏と夫の
ウグル・サヒン氏によって設立
されたドイツのビオンテックは、
ファイザーとともに新型コロナ
ウイルスワクチンの開発に成功
し、世界的な評価を集めました。
『KABC News』によれば、2人は
体の免疫システムを利用して腫
瘍を治療する研究を長年行って
おり、今回のワクチン開発にそ
の技術を活かしました。メッセ
ンジャーRNA(mRNA) を使い、
特定のウイルスを攻撃するため
の蛋白質を作るように人体に指
示を出すものです。

 トゥレシ氏によると、この原
理を用いて、免疫系の腫瘍に対
して攻撃を行う指示を出すこと
も可能であるということです。
「私たちはmRNAをベースにした、
ガンのワクチンを数種類開発し
ています」と、AP通信の取材に
答えました。

 さらに、トゥレシ氏はガンの
ワクチンが実用化されるまでの
期間について、「革新的な技術
開発においてこういった時間を
予測するのはとても難しいこと
ですが、数年以内には私たちが
開発したワクチンを人々に提供
できるのではと期待しています」
と驚きの証言をしました。

 トゥレシ氏と夫のサヒン氏は
先月、ドイツのシュタインマイ
ヤー大統領から、メリット勲章
を与えられました。トゥレシ氏
は今回の受賞に「本当に名誉で
す」「夫も私も感動しています」
と答えましたが、ワクチンの開
発は多くの人の努力によって出
来上がったと述べました。「ビ
オンテックのチームとパートナ
ー企業、さらに政府関係者や規
制当局が危機感をもって協力し
た、多くの人の努力の賜物です」
とトゥレシ氏は言っています。
「これは努力が実を結んだもの
であり、科学を称えるものであ
ります」とも言っています。

 もしも人類がガンを克服する
ことができるようになれば、医
療はもちろん、社会のあり方そ
のものに大きな影響を与えるか
もしれません。今後のトゥレシ
氏らの活躍に期待したいもので
す。

 ガンワクチンについての講演

動画です。

 
 


 
 
 アフリカのコンゴで今後のこ
とを考える。       笑

 
 
 
 
 
 
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2】 加齢で衰えた脳の神経回路を修復させる受容体

 
 
 
 
 
 
 加齢で衰えた脳の神経回路を
修復させる受容体を突き止め、
その仕組みを発見した、と国立
精神・神経医療研究センターな
どの研究グループが発表しまし
た。神経回路の機能を支える構
造「髄鞘(ずいしょう)」が脱
落しても修復されていました。
難病の多発性硬化症など、さま
ざまな疾患の治療薬開発につな
がる可能性があるということで
す。

 髄鞘は神経細胞で信号を伝え
る本体の「軸索」を取り囲む膜
で、絶縁体の役目をして信号の
高速伝達を支え、神経細胞の健
康維持に役立っています。髄鞘
は「オリゴデンドロサイト」と
呼ばれる細胞が神経細胞に巻き
ついてできます。

 脳や脊髄のさまざまな疾患で
は、髄鞘の脱落が起こっていま
す。また、加齢に伴ってオリゴ
デンドロサイトの前駆細胞は分
化が難しくなり、髄鞘が修復し
にくくなります。髄鞘の脱落は
健康な高齢者にもみられるとい
うことです。こうしたことが起
こる分子レベルの詳しい仕組み
はよく分かっていませんでした。

 そこで研究グループはマウス
を使い、遺伝子の発現を調べる
実験を行いました。その結果ま
ず、髄鞘が修復しやすい条件の
オリゴデンドロサイトでは、「
APJ受容体」 が豊富に発現する
ことを突き止めました。オリゴ
デンドロサイトに発現するAPJ
受容体を欠損したマウスでは、
髄鞘の脱落や運動機能の不調が
みられました。

 APJ 受容体に結合する分子の
一つに、さまざまな臓器で作ら
れるホルモン「アペリン」があ
ります。老齢のマウスでは体内
のアペリンが減っていることが
分かりました。APJ 受容体を活
性化させると傷ついた髄鞘の修
復が進みました。

 さらに、多発性硬化症になっ
たヒトの脳内のオリゴデンドロ
サイトにもAPJ 受容体が発現し
ていることも確認されました。
培養細胞を用いた実験で、APJ
受容体の活性化がヒトのオリゴ
デンドロサイトの分化も促すこ
とを見いだしました。

 一連の結果により髄鞘は、ア
ペリンとAPJ 受容体が働いて修
復されることを発見しました。
脳の神経回路の修復力低下や、
修復させる仕組みの一端を解明
できました。

 髄鞘の損傷は多発性硬化症の
ほか脊髄損傷、脳梗塞、アルツ
ハイマー型認知症、筋萎縮性側
索硬化症、統合失調症など、幅
広い疾患で起こると考えられて
います。髄鞘を修復させる治療
薬はまだありません。今後、ア
ペリンやAPJ 受容体の働きをさ
らに調べれば、将来的にこうし
た疾患の治療薬の開発や、高齢
者の脳機能向上に役立つ可能性
があるということです。

 研究グループの同センター神
経研究所神経薬理研究部の村松
里衣子部長(神経薬理学)は「
アペリンは脳の外で作られてい
る。脳の研究は脳内に特化した
話が多いが、さまざまな疾患な
どで起こる脳と他の臓器との関
係性は、非常に興味深い」と述
べています。

 研究グループは同センター、
大阪大学、筑波大学、日本医療
研究開発機構で構成されていま
す。成果は米国の老化研究専門
誌「ネイチャー・エイジング」
に日本時間3月16日に掲載され
ました。

 多発性硬化症の新薬について

解説している動画です。PMLと

は、進行性多巣性白質脳症(P

ML)のことです。治療薬を長

期に使うとPMLの発生リスク

が高くなるとされています。

 
 


 
 
 青果に特化したマーケティン
グにより、特価で販売する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 「ガン」は、生涯で2人に1人
が罹患し、3人に1人が死亡する
と言われており、現在の医療で
は、まだすべてのガンを治すこ
とは出来ない状況であることは、
周知の事実です。ただ、ガンワ
クチンについては、ペプチドワ
クチンが開発されているものの、
他の治療との併用という形でし
か実用化されていません。しか
し。武漢熱ウイルスのワクチン
を開発した開発者であれば、ガ
ンワクチンを開発する可能性は、
高いと思います。もう開発に長
い年月をかけているのならば、
動物実験から臨床試験へと進む
ことを期待したいと思います。
武漢熱で、ガンの治療を遅らせ
ている患者さんも多いと聞いて
います。ぜひ、商品化に向けて
素早く、行動して頂きたいもの
です。
 加齢で衰えた脳の神経回路を
修復させる受容体を突き止め、
その仕組みを発見した、と国立
精神・神経医療研究センターな
どの研究グループが発表したの
は、素晴らしい業績です。多発
性硬化症は、食事の影響が強い
と言われていますので食事療法
を行うことは絶対必要です。具
体的には、西洋風の食事を止め
るということです。更に詳しく
言えば小麦製品、乳製品、砂糖
製品を避けるということです。
その上で、今後、アペリンやAP
J 受容体の働きをさらに調べる
ことで、将来的に髄鞘の損傷が
原因と考えられる多発性硬化症
のほか脊髄損傷、脳梗塞、アル
ツハイマー型認知症、筋萎縮性
側索硬化症、統合失調症などの
治療薬の開発や、高齢者の脳機
能向上に役立つ可能性をぜひ追
究して頂きたいものです。

 清貧な環境で、豪華な製品を
開発する。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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