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2022-02-15 21:27:27

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診療マル秘裏話  号外Vol.2090 令和3年4月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)免疫チェックポイント阻害剤2剤併用の早期承認を要望
2)血液中マイクロRNAを使う簡便で高精度ガン検出技術

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 免疫チェックポイント阻害剤2剤併用の早期承認を要望

 
 
 
 
 日本肺癌学会はこのほど、厚
生労働大臣宛てに提出した「悪
性胸膜中皮腫患者に対するニボ
ルマブ(販売名:オプジーボ)
とイピリムマブ(販売名:ヤー
ボイ)の併用療法の早期承認に
関する要望書」を学会ホームペ
ージに掲載しました。同要望書
では、2020年10月に国内承認申
請されている同併用療法につい
て、早期承認するよう要望して
います。

 承認申請は、日本も参加した
悪性胸膜中皮腫患者が対象の第
3相試験の結果に基づいていま
す。ニボルマブとイピリムマブ
併用療法と標準化学療法を比較
して、全生存期間は併用療法群
18.1カ月、標準化学療法群14.1
カ月(ハザード比0.74、96.6%
信頼区間:0.60-0.91、p=0.002
0)と,併用療法群で有意な延長
が認められています。また、米
国食品医薬品局は、2020年10月
2日に成人の切除不能悪性胸膜
中皮腫の一次治療として同併用
療法を承認しています。このよ
うな背景から、今回の要望書提
出に至りました。

 要望書は、日本石綿・中皮腫
学会、日本肺ガン患者連絡会、
中皮腫・アスベスト疾患・患者
と家族の会、中皮腫サポートキ
ャラバン隊と連名で提出しまし
た。

 悪性中皮腫の治療について解

説している動画です。

 
 


 
 
 容貌についての要望を整理す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 血液中マイクロRNAを使う簡便で高精度ガン検出技術

 
 
 
 
 
 
 東芝は、2019年11月に開発を
公表した血液中のマイクロRN
A(リボ核酸)を使った簡便で
高精度なガン検出技術の実証を
行うため、医療法人社団ミッド
タウンクリニック、会員制の検
診事業などを展開するリゾート
トラスト傘下のハイメディック
と共同研究契約を締結したと発
表しました。同技術は膵臓ガン
や乳ガンなど13種類のガンの患
者さんと健常者を2時間以内に
99%の精度で網羅的に識別でき
ることを研究開発レベルで確認
しています。負担の少ない手軽
に検査できる手法として実用化
に一歩近づけます。

 東芝のマイクロRNA検出技
術は、東京医科大学の落谷孝広
教授と国立ガン研究センターが
持つ医学的知見と、東芝独自の
電気化学的な技術を融合させた
のが特徴とされています。99%
の判定精度のなかには超早期の
段階である「ステージ0」の検
体も含まれます。

早期発見に向け、ガン細胞か
ら分泌され、血液中に約2500種
あるマイクロRNAが近年注目
される中、今回の共同研究では
およそ1000検体に同技術を適用
しました。ガンスクリーニング
の有効性を検証します。

 マイクロRNA検出技術につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 制度の判定精度を検証する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 日本肺癌学会がこのほど、厚
生労働大臣宛てに提出した「悪
性胸膜中皮腫患者に対するニボ
ルマブ(販売名:オプジーボ)
とイピリムマブ(販売名:ヤー
ボイ)の併用療法の早期承認に
関する要望書」を学会ホームペ
ージに掲載したのは、素晴らし
い試みです。米国でも承認され
ているので、日本でも同じ治療
ができるのを心待ちにしている
患者さんがいらっしゃいます。
しかしながら、免疫チェックポ
イント阻害薬の奏効率が、低い
(2~3割程度)ため、奏功す
る人を事前に選んで、治療を行
う必要があります。京都大学の
グループが、事前に選ぶ方法を
開発しているので、それをいつ
でもどこでもできるようにして
頂きたいものです。
 東芝が、2019年11月に開発を
公表した血液中のマイクロRN
A(リボ核酸)を使った簡便で
高精度なガン検出技術の実証を
行うため、医療法人社団ミッド
タウンクリニック、会員制の検
診事業などを展開するリゾート
トラスト傘下のハイメディック
と共同研究契約を締結したと発
表したのは、喜ばしいことです。
99%という高い検出率に加えて、
超早期の段階である「ステージ
0」の検体も含まれるというこ
とですから、スクリーニングの
検査の中心的役割を果たすよう
になることでしょう。ただステ
ージ0の患者さんは、全く症状
がないため、検査結果を軽く考
えがちであることだけは、注意
した方が良いでしょう。

 傘下の企業に、酸化の実験に
参加するよう申し入れた。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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