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2022-01-30 22:10:45

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診療マル秘裏話  号外Vol.2076 令和3年3月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)撮影した画像をAIで解析し,ガン疑いの部分発見
2)認知症およびMCI検出可タッチパネル式検査システム開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 撮影した画像をAIで解析し,ガン疑いの部分発見

 
 
 
 
 ガンを早期に発見するため、
X線や内視鏡で撮影した画像を
AI=人工知能で解析し、ガンの
おそれがある部分を見つけ出す
システムが相次いで開発されて
います。

 AIの開発を手がけるベンチャ
ー企業のプリファードネットワ
ークスは、京都府医師会などと
共同で胸のX線画像をAIで解析
するシステムを開発しました。
AIには肺ガンの画像を大量に学
習させていて、肺ガンのおそれ
がある異常を見つけだすと、そ
の部分は色を変えて知らせる仕
組みです。今後、京都府で実施
される肺ガンの検診において試
験的に導入されるということで
す。

 また、国立ガン研究センター
と大手電機メーカーのNECは,内
視鏡で撮影した大腸の画像をAI
で解析する医療機器を開発しま
した。内視鏡の検査中にAIが画
像をリアルタイムで解析して腫
瘍を見つけ、音で知らせたり表
示したりします。顔認証の技術
を応用し、医師が見落とすおそ
れのある腫瘍も見つけ出すのが
特徴だということです。

 国立ガン研究センター中央病
院の斎藤豊内視鏡センター長は、
「内視鏡医が疲れてくると集中
力が切れてしまい、場合によっ
ては病変を見逃してしまうこと
もある。AIがしっかりサポート
するのは大きい」と話していて、
医師の負担を軽くしたり、ガン
を見落とすリスクを減らしたり
することにつながると期待され
ています。

 AIを利用した医用画像診断に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 大手電機メーカーの製品の電
気消費を調査する。    笑

 
 
 
 
 
 
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2】 認知症およびMCI検出可タッチパネル式検査システム開発

 
 
 
 
 
 
 金沢大学医薬保健研究域医学
系教授の山田正仁氏らの研究グ
ループは3月5日、5分間で認知
症および軽度認知障害(MCI)
を検出できるタッチパネル式の
検査システムを開発したと発表
しました。同研究成果の詳細は、
PLoS One(2020; 15: e0243469)
に掲載されました。

 山田氏らは、認知機能を客観
的かつ正確に定量化した上で「
正常な認知機能」「軽度認知障
害」「認知症」の3つの状態を
タッチパネルによって簡単に診
断できる検査システムを構築し
ました。同システムを用いた検
査では、約5分間(項目を選べ
ば約2分間)という短時間で認
知症だけでなくMCI も検出でき
ます。

 また同検査システムは、自宅
や地域の薬局などでパソコンか
ら簡便に実施可能です。医師が
直接被験者に接することなく短
時間で結果が得られるため、現
在のようなコロナ下において有
用な診断ツールとなります。今
後はスマートフォンなどでも検
査できるようにアプリとして普
及させる予定だということです。

 MCIのスクリーニング検査に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 悪い状態が常態化する。 笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 ガンを早期に発見するため、
X線や内視鏡で撮影した画像を
AI=人工知能で解析し、ガンの
おそれがある部分を見つけ出す
システムが相次いで開発されて
いるのは、喜ばしいことです。
胸部X線では、色々な臓器が重
なり、人間の目では、判別し難
い例も多々あります。大学病院
時代、白血病の患者さんが胸痛
を訴え、胸部レントゲンを撮影
すると小さな影がありました。
この影が、カビであるのか、白
血病細胞の固形ガン化したもの
か問題になりましたが、その方
の病理解剖をするまで、真相は、
分かりませんでした。結局、カ
ビだったことが病理解剖で分か
りましたが、実際の臨床では、
両方を見据えた治療を行わざる
を得ませんでした。このような
時に、深層学習の量を増やした
AIがあったら、役に立ったので
はないかと私は、考えています。
 金沢大学医薬保健研究域医学
系教授の山田正仁氏らの研究グ
ループは3月5日、5分間で認知
症および軽度認知障害(MCI)
を検出できるタッチパネル式の
検査システムを開発したと発表
したのは、素晴らしい業績です。
認知症の診断には、空間認知力
の衰えを利用して、患者さんに
時計の文字盤を書いてもらうよ
うにしているのですが、タッチ
パネル式の検査システムが開発
されれば、それすらも不要とな
る可能性が大だと思います。ま
た、認知症と軽度認知症の診断
も微妙に難しいのに、このシス
テムでは、いとも簡単にそれを
やり遂げることができるので、
素晴らしいと言わざるを得ませ
ん。軽度認知症の場合は、認知
症に較べて、治療に反応するこ
とが多いので軽度認知症の段階
で発見することが、非常に重要
だと私は、考えています。

 団塊の世代が段階を踏んで、
高齢化する。       笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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