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2022-01-08 17:15:28

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診療マル秘裏話  号外Vol.2057 令和3年3月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)カプセル大腸内視鏡で,大腸ガンの検診を広く啓蒙
2)武漢熱ウイルス遺伝子を検出する簡便核酸増幅検査

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 カプセル大腸内視鏡で,大腸ガンの検診を広く啓蒙

 
 
 
 
 
 アイルランドの医療機器大手
メドトロニック傘下のコヴィデ
ィエンジャパン(東京都港区)
は、「大腸ガン検診におけるカ
プセル内視鏡検査の現在と未来」
をテーマにメディア向けセミナ
ーをオンラインで開きました。
日本カプセル内視鏡学会の理事
長でもある広島大学病院内視鏡
診療科の田中信治教授が登壇し
ました。日本における大腸ガン
検診の課題を交えながらカプセ
ル内視鏡の展望について解説し
ました。

 国内で大腸ガンの罹患者数と
死亡数は増加傾向にあり、最新
の統計で死亡率は男女合わせる
と肺に次いで2番目に多く、女
性ではトップを占めています。
しかし、便潜血検査による1次
検診、大腸内視鏡検査による2
次検診は十分に行われていると
は言えません。

 日本消化器ガン検診学会の20
17年度全国集計調査によると、
日本における大腸ガン検査の受
診率はわずか38%程度です。陽
性となり精密検査が必要にも関
わらず受けていない人は42%に
も上ります。

 検査方法のうち、口から飲み
込むカプセル内視鏡は、患者さ
んの「怖い」「恥ずかしい」「
痛い」といった身体的・精神的
負担が少ない検査方法といえま
す。2020年4月の保険適用の拡
大にともない、低侵襲な検査と
して受診の広がりが期待されま
す。

 田中教授は「大腸ガンは早期
に発見すれば内視鏡治療だけで
手術や薬を使うことなく根治が
可能」と説明しました。「信頼
できるクリニックや病院で定期
的に検診を受けてほしい」と呼
びかけました。

 カプセル内視鏡について解説

している動画です。

 
 


 
 
 周径の結果を測定し、数値を
集計する。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 武漢熱ウイルス遺伝子を検出する簡便核酸増幅検査

 
 
 
 
 
 
 臨床検査薬中堅のカイノスは、
武漢熱ウイルスの遺伝子を検出
する核酸増幅検査で、特別な検
査装置を使わずに試験紙で判定
できるキットを開発しました。
検体を入れたチューブ容器でウ
イルス遺伝子の抽出や増幅を行
い、チューブ内に試験紙を浸し
て持ち上げると、試験紙に線が
表示され、位置や色によって感
染の有無を判別できます。大型
の投資が必要なく、医療機関な
どが手軽に遺伝子検査を導入で
きます。

 カイノスは医薬品医療機器総
合機構(PMDA)に体外診断
用医薬品としての製造販売承認
申請を先月29日に提出しました。

 開発した検査キットは「NA
SBA法」と呼ぶ核酸増幅技術
を用います。増幅産物がRNA
のため、RNAウイルスのコロ
ナの検査に向いています。核酸
増幅は医療機関の検査室や臨床
検査機関に一般的に導入されて
いるヒートブロックという加温
装置で行えます。温度の上げ下
げを繰り返すPCRは専用機器
が必要でした。

 鼻咽頭から採取した検体や専
用紙薬をチューブ容器に入れて
核酸を抽出し、加温して増幅し
ます。約50分間かけて増幅反応
を行った後、チューブ内に試験
紙を浸して持ち上げると10分間
で判定します。試験紙には着色
ラテックスによる標識がしてあ
り、核酸クロマトでコロナのR
NAを検出すると発色し、陽性
か陰性かを目視で判別できます。

 ノロウイルスなどの遺伝子検
査に展開している技術を応用し
ました。

 武漢熱の基礎知識について解

説している動画です。

 
 


 
 
 天海和尚が忍びの隠密部隊を
展開した。        笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 アイルランドの医療機器大手
メドトロニック傘下のコヴィデ
ィエンジャパン(東京都港区)
が、「大腸ガン検診におけるカ
プセル内視鏡検査の現在と未来」
をテーマにメディア向けセミナ
ーをオンラインで開いたのは、
画期的な試みだと思います。カ
プセル内視鏡ではない、普通の
大腸内視鏡検査の身体への負担
は、非常に大きいものです。ま
ず、下剤をかけて、大腸の中を
綺麗にすること自体、非常に辛
い前処置になります。 その上、
内視鏡を行う医師の技術が未熟
であると、本当に痛い思いをし
ます。私が受けた時も、通常は、
数十分で終わる検査が、一時間
以上かけて行われ、上行結腸ま
で、内視鏡が入らないという、
結果になったことがあります。
 臨床検査薬中堅のカイノスが、
武漢熱ウイルスの遺伝子を検出
する核酸増幅検査で、特別な検
査装置を使わずに試験紙で判定
できるキットを開発したのは、
素晴らしい試みです。私のクリ
ニックにも○○製作所からPCR
の機械の売り込みがありました
が、かなり高価なもので、この
コロナ禍で、保険収入が激減し
ている中で購入することを断念
しました。そこへ行くと特別な
検査装置を使わずに、試験紙で
判定できるキットということで
すから、簡便な方法が受けて、
ベストセラーになるのではない
かと予想しています。そうして
単価が更に安くなることを期待
したいと思います。

 遺伝子を検出できない事態が
顕出した。        笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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