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2021-12-08 21:47:05

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診療マル秘裏話  Vol.841 令和2年1月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)ゲノム編集技術で拒絶反応ない血小板作成に成功
2)米国で電子煙草の肺等の健康被害が社会問題化

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ゲノム編集技術で拒絶反応ない血小板作成に成功

 
 
 
 
 
 遺伝子を自在に改変できるゲ
ノム編集の技術を利用して、i
PS細胞(人工多能性幹細胞)
から、輸血時に拒絶反応を起こ
さない血小板を作ることに成功
したと、京都大iPS細胞研究
所の江藤 浩之こうじ 教授(血
液学)らのチームが発表しまし
た。米科学誌ステム・セル・リ
ポーツ(電子版)に論文が掲載
されました。

 血液に含まれる血小板には、
血を固める働きがあり、出血し
やすくなる難病「再生不良性貧
血」の患者さんに輸血されます。
しかし5%程度の患者さんでは
免疫細胞が血小板を攻撃する拒
絶反応が起こり、輸血した血小
板が働かない現象が認められま
す。拒絶反応を防ぐには、免疫
の型が合う人を全国から探し、
血小板を提供してもらう必要が
あります。チームはこの問題を
解決するため、iPS細胞にゲ
ノム編集の操作を加え、免疫の
型を決める遺伝子の一部を取り
除きました。このiPS細胞か
ら血小板を作り、拒絶反応を起
こすタイプの人の血液を持つマ
ウスに輸血すると、血小板は免
疫細胞の攻撃を受けませんでし
た。

 チームは今回の研究とは別に、
患者さん本人のiPS細胞から
血小板を作って輸血する臨床研
究を進めています。本人の細胞
なら拒絶反応は起きませんが、
患者さんごとにiPS細胞を作
る必要があります。今回の手法
なら、1種類のiPS細胞で多
くの患者さんへの輸血が可能に
なるということです。

 中尾眞二・金沢大教授(血液
内科学)の話「免疫の型が合う
血液が見つかりにくい患者への
有効な治療法につながる成果だ。
低コストで血小板を作れるかど
うかが課題になる」

 血小板をiPS 細胞から大量に作

る会社の社長の動画です。

 
 


 
 
 再生不良性貧血で、血小板の
減少する現象が認められた。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 米国で電子煙草の肺等の健康被害が社会問題化

 
 
 
 
 
 
 米国で電子たばこに絡む肺な
どへの健康被害が社会問題化し
ています。トランプ大統領はこ
れを受け一部製品の販売禁止を
一度は打ち出しました。しかし、
来年秋の大統領選への影響を懸
念し、姿勢を軟化させました。
「子どもが被害を受けてはな
らない」。トランプ氏は9月に
こう訴え、若者に人気が高い、
果物などの風味付き電子たばこ
の販売禁止を表明しました。た
だその後、たばこやたばこ製品
の購入可能年齢を18歳から21歳
に引き上げるにとどめる方針へ
と転換しました。大統領選を前
に、業界団体の反対を受けて手
綱を緩めた形です。
米疾病対策センター(CDC)
によれば、12月中旬時点で、電
子たばこ使用に関連する肺の病
気による死亡は54件、入院は25
06件に上ります。高校生の4人
に1人以上が使用しているとい
うことです。
 トランプ氏は、闇取引が横行
する恐れがあるとして、風味付
き製品の一律販売禁止に慎重姿
勢を示しています。米最大手メ
ーカーのジュール・ラブズは購
入可能年齢の引き上げを支持す
る一方、風味付き製品について
は「成人喫煙者を(より有害な)
紙巻きたばこから切り替えさせ
るのに役立っている」と、利点
を強調しています。
 これに対し、若年層の喫煙防
止に取り組む非営利団体「キャ
ンペーン・フォー・タバコ・フ
リー・キッズ」は、「(風味付
き製品を)禁止しない限り危機
を解決することはできない」と
し、年齢制限だけでは不十分と
訴えています。
 そんな中、連邦よりも厳しい
電子たばこ規制に乗り出す州も
あります。既に19州が連邦に先
駆けて購入可能年齢を21歳に引
き上げました。ニューヨークな
ど一部の州は、風味付き製品の
販売も禁止します。一方で規制
に反対する訴訟も起きており、
電子たばこをめぐり、今後も米
国各地で論争が続きそうです。

 このニュースのニュース動画
です。

 
 


 
 
 正賓が清貧なことで、有名な
製品にケチをつける。   笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 遺伝子を自在に改変できるゲ
ノム編集の技術を利用して、i
PS細胞(人工多能性幹細胞)
から、輸血時に拒絶反応を起こ
さない血小板を作ることに成功
したと、京都大iPS細胞研究
所の江藤 浩之こうじ 教授(血
液学)らのチームが発表したの
は、喜ばしいことです。血小板
が、輸血しないで投与されるこ
とになれば、感染のリスクも極
小になるものと考えられます。
それだけでも、患者さんにとっ
ては、大きな安心感を得ること
になると思われます。この安心
感こそ診療を行う上で非常に大
事となることを明記したいと思
います。
 米国で電子たばこに絡む肺な
どへの健康被害が社会問題化し
ていて、トランプ大統領はこれ
を受け、一部製品の販売禁止を
一度は打ち出しました。しかし、
来年秋の大統領選への影響を懸
念し、姿勢を軟化させ、一部の
電子タバコのみ販売禁止とする
ようにしたことは、大統領選へ
の影響避けることと青少年を電
子タバコの害から救うことの両
立をするために、苦心惨憺して
いることが汲み取れます。政治
家は、時々刻々決断を迫られる
ので、やむを得ない措置である
と私は考えます。批判する人は、
自分が大統領の立場に立っても
のを考えて頂きたいと思います。

 至誠が、周囲への姿勢から感
じられる。        笑

 
 
 
 
 
 
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