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2021-12-06 22:28:05

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診療マル秘裏話  号外Vol.2029 令和3年2月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)AIを使う,大腸内視鏡用診断支援ソフトウェアーを開発
2)和温療法で非喫煙群の血圧が有意に低下と報告

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 AIを使う,大腸内視鏡用診断支援ソフトウェアーを開発

 
 
 
 
 
 国立ガン研究センターとNE
Cは1月13日までに、人工知能
(AI)を使った大腸内視鏡用の
診断支援ソフトウエアを開発し、
医療機器として承認を得たと発
表しました。医師の肉眼による
大腸ガンや病変の見逃しを減ら
し、診断精度の向上に役立つと
期待されます。NECは国内で
販売を開始し、欧州でも近く始
める予定です。
大腸ガンは前段階の病変であ
る腫瘍性ポリープや早期ガンの
時点で、内視鏡により切除する
ことが重要となります。しかし、
病変が小さかったり、大腸の内
壁に似ていたりする場合、見つ
けにくいとされています。医師
が熟練していないと見逃される
ことがあります。
 ソフトは主要3メーカーの内
視鏡に対応し、病変を検出する
と大腸の画像上に円形マークで
位置を示し、音で知らせます。
AIにはNECの顔認証技術を応
用しました。同センター中央病
院内視鏡科で約1万2000種類の
病変の画像に所見を付け、学習
させました。

 内視鏡検査で、AIで見落とし

防止について解説している動画

です。

 
 


 
 
 病変を検出した結果、症状が
顕出した。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 和温療法で非喫煙群の血圧が有意に低下と報告

 
 
 
 
 
 
 
 慢性心不全に対して有効とさ
れる和温療法に降圧効果はある
のでしょうか。札幌緑愛病院心
臓リハビリテーション室の小南
和志氏は第56回循環器予防学会
(2020年12月1~21日,ウェブ開
催)で、高血圧患者さんに対す
る繰り返しの和温療法施行によ
り、非喫煙群の収縮期血圧(SB
P)および拡張期血圧(DBP)が
有意に低下したことを報告しま
した。

 和温療法は、60℃の乾式サウ
ナ浴を15分行った後、30分の安
静保温を追加する温熱療法です。
慢性心不全の治療として、神経
体液性因子や血管内皮機能、自
律神経機能、運動耐容能、さら
には予後の改善効果が認められ
ており、心負荷が少ないため重
症心不全患者でも安全に行える
という利点があります。

 高血圧患者の血管内皮機能を
改善する可能性も示唆されてい
ますが、降圧効果については明
らかではありませんでした。

 小南氏は、同院で標準治療を
行い血圧が安定している高血圧
患者さん31例(平均年齢63.9±
11.9歳、男性27例)を対象に、
和温療法を実施しました。全例
に対し、14~16時に標準的な方
法に準じて行い、実施の前後に
血圧を測定しました。

 和温療法を1)1日1回以上実
施(単回、31例)した場合の降
圧効果2)喫煙の有無別に1日1
回以上を5日以上実施(繰り返
し、22例)した場合の降圧効果
を比較しました。繰り返しの和
温療法を行ったグループの平均
実施回数は非喫煙群(11例)で
12.2±5.9回,喫煙群(11例)で
8.5±2.4回でした。

 単回の和温療法により、全体
で平均SBPは実施前の118.5±10
.1mmHgから実施後に115.1±9.0
mmHgへ、平均DBPは70.5±6.4mm
Hgから65.9±5.3mmHg へと有意
に低下しました。

 一方、繰り返しの和温療法に
よる降圧効果は、全22例では有
意差が認められなかったものの
(平均SBP:122.3±15.2mmHg→
116.9±19.6mmHg、平均DBP:73
.8±16.7mmHg→68.2±13.2mmHg)、
非喫煙群で有意な降圧効果が認
められました(P<0.001、)。
喫煙群では降圧効果は認められ
ませんでした。

 小南氏は「われわれは、和温
療法により血管拡張反応が引き
起こされることを報告しており
(Int J Hyperthermia 2020; 3
7: 184-191)、今回の血圧降下
作用も同様の機序によるものと
考えられる」とし、「非喫煙の
高血圧患者に対する1週間以上
繰り返し行う和温療法は、降圧
効果が得られる可能性がある」
と結論しました。

 一方、喫煙群で効果が得られ
なかった点については「非喫煙
群に比べて平均体重が有意に重
かったこと(82.7±7.9kg vs.
72.8±6.8kg、P=0.005)や、喫
煙により血管内皮機能低下など
の動脈硬化性変化が生じていた
ことが原因ではないか」との見
解を示しました。

 和音療法について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 同じ商品で、機能低下したた
め、定価が低下した。   笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 国立ガン研究センターとNE
Cが1月13日までに、人工知能
(AI)を使った大腸内視鏡用の
診断支援ソフトウエアを開発し、
医療機器として承認を得たと発
表したのは、喜ばしいことです。
人間の視認能力には、限界があ
ると思います。そこをAIに助け
てもらうことに、何のためらい
がありましょう。要は、患者さ
んの内視鏡映像から、ガンを見
逃さなければ良いのです。患者
さんの利益を考えて、できるだ
け早くこのソフトウエアーが、
臨床で使われるようになること
を期待したいと思います。使用
された結果、ガンが早期に診断
されて、早期診断、早期治療が
なされることを期待したいと思
います。実際に患者さんの利益
になる所まで、いかないと目的
を達成したことにはならないと
思いますが、目的達成の第一歩
を踏み出したと言えるのではな
いでしょうか。
 札幌緑愛病院心臓リハビリテ
ーション室の小南和志氏は第56
回循環器予防学会(2020年12月
1~21日,ウェブ開催)で、高血
圧患者さんに対する繰り返しの
和温療法施行により、非喫煙群
の収縮期血圧(SBP) および拡
張期血圧(DBP) が有意に低下
したことを報告したのは素晴ら
しい業績です。非喫煙者を選ん
で、この和音療法をどんどん高
血圧の患者さんに施行すべきで
はないでしょうか?血管内皮細
胞でつくられるNO(一酸化窒
素)にはフリーラジカルを抑え
る抗酸化作用、また血管を拡張
する作用、血液を凝固しにくく
する作用など血管機能を保全す
る働きがありますが、過剰なフ
リーラジカルにより血管内皮が
障害を受けるとNOの働きが抑
制されてしまうことも動脈硬化
につながるということですので、
正に、喫煙による活性酸素増大
によってNOの働きが抑制とい
うことが起こるからこそ、喫煙
者では、血管拡張による血圧の
低下が起こらなかったと言える
のではないでしょうか?

 各庁で、縄張り争いが拡張す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
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