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2021-11-28 20:08:55

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診療マル秘裏話  号外Vol.2022 令和3年1月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)ガンサバイバー脳卒中リスクを,コホート研究メタ解析で検討
2)武漢熱の重症患者さんにエクソソームを投与する治験

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ガンサバイバー脳卒中リスクを,コホート研究メタ解析で検討

 
 
 
 
 
 集団ベースのコホート研究20
件(対象計1047万9530人)の既
報データを用いて、ガンサバイ
バーの脳卒中リスクをメタ解析
で検討しました。

 その結果、ガンのない対照集
団に比べると、ガンサバイバー
の脳卒中の相対リスクは全体で
1.66(95%CI 1.35-2.04、P<0
.001)でした。頭頸部、血液、
肺、膵臓、胃ガンのサバイバー
で一貫した有意な結果が示され
ましたが(いずれもP<0.05)、
その他のガン種では有意なリス
ク増加は見られませんでした。
女性(相対リスク1.38、95%CI
1.18-1.61、P<0.001)、診断
時に45歳未満(同2.57、1.27-5
.19、P=0.009),1年以上2年ま
での短期生存(同1.69、1.18-2
.42、P=0.004) のガンサバイ
バーでリスク上昇度が顕著でし
た。ガンサバイバーは出血性脳
卒中より虚血性脳卒中(同1.53、
1.28-1.84、P<0.001) のリス
クが有意に高いという結果がで
ました。

進行ガンでも長期で生存できた

ガンサバイバーの3つの要因に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 
 一巻から一貫して自分の主張
を貫いた。        笑

 
 
 
 
 
 
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2】 武漢熱の重症患者さんにエクソソームを投与する治験

 
 
 
 
 
 
 
 武漢熱の重症患者さんに、肺
炎を抑える可能性がある細胞の
分泌物(エクソソーム)を投与
する治験を、東京医科大などの
チームが7月にも始めます。チ
ームは新型コロナの新たな治療
につなげたいとしています。

 計画しているのは、同大の落
谷 孝広教授 (分子細胞治療)
らのチームです。人の気管など
気道の細胞を培養し、この細胞
が出すエクソソームを大量に集
め、東京慈恵会医科大病院で治
療する3~10人の重症患者に吸
入させます。

 このエクソソームには、炎症
を抑える遺伝物質などが含まれ
ています。重症患者さんが吸い
込むと、エクソソームが肺の細
胞に取り込まれ、肺炎の症状を
和らげる可能性があるというこ
とです。

 落谷教授らは動物実験で、肺
の組織が硬くなる病変「線維化」
を抑える効果を確かめています。

 治験では、経過を1年間観察
して安全性などを確認し、良い
結果が出れば、他の肺の病気で
も効果をみる予定です。

 エクソソーム=脂質の膜でで
きた直径1万分の1ミリの袋状
の物質で、蛋白質や遺伝物質の
RNAなどを包んでいます。細
胞間を行き来し、様々な情報を
伝える役割があるとされていま
す。

 幹細胞とエクソソームによる

治療について解説している動画

です。

 
 


 
 
 人の気管を、拡張させる薬の
投与期間を定める。    笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 集団ベースのコホート研究20
件(対象計1047万9530人)の既
報データを用いて、ガンサバイ
バーの脳卒中リスクをメタ解析
で検討し、その結果、ガンのな
い対照集団に比べると、ガンサ
バイバーの脳卒中の相対リスク
は全体で1.66(95%CI 1.35-2.
04、P<0.001)であることが、
分かりました。頭頸部、血液、
肺、膵臓、胃ガンのサバイバー
で一貫した有意な結果が示され
ましたが(いずれもP<0.05)、
その他のガン種では有意なリス
ク増加は見られなかったとのこ
とで、ガン種によって脳卒中の
相対リスクが変化することが窺
えます。ただ、上記の種類のガ
ンの患者さんは、ガンサバイバ
ーでなくても、脳卒中には注意
する必要があります。
 武漢熱の重症患者さんに、肺
炎を抑える可能性がある細胞の
分泌物(エクソソーム)を投与
する治験を、東京医科大などの
チームが7月にも始めるという
ことですが、今年の7月には、
武漢熱は収束している可能性が
高いと思われます。というのも
今年の7月からオリンピックが
始まる予定なので、少なくとも
5月頃には、収束していないと
オリンピックが中止になると言
われているからです。再延期は
なく中止ということです。一旦
収束してしまえば、武漢熱の様
なパンデミックを起こす疫病は、
重症患者さんを集めることが、
困難となることが予想されます。

 塩基の修飾を延期する。 笑

 
 
 
 
 
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