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2021-11-04 21:49:05

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診療マル秘裏話  号外Vol.2001 令和3年1月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)ガン原因遺伝子ELF3EMT制御し免疫細胞機能調節
2)食物アレルギーPTS法で,質量分析測定を効率化した

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ガン原因遺伝子ELF3EMT制御し免疫細胞機能調節

 
 
 
 
 
 国立ガン研究センターは12月
8日、大阪大学大学院ゲノム生
物学講座ガンゲノム情報学教授
の谷内田真一氏および国立ガン
研究センター先端医療開発セン
ターHPV 関連ガン予防・治療プ
ロジェクトリーダーの清野透氏
らの研究グループが、ガン原因
遺伝子であるELF3が、ガンの転
移や浸潤に関わる上皮間葉転換
を制御すること、免疫細胞の機
能を調節することを初めて明ら
かにし、Cancer Res(2020年12
月8日オンライン版)に報告し
ました。

 正常な上皮組織の維持を担う
転写因子であるELF3は、胆管ガ
ン・十二指腸乳頭部ガンなどの
ガン原因遺伝子として知られて
いましたが、どのようにしてガ
ンの進展にかかわっているかは
これまで不明でした。今回研究
グループは、ELF3の不活化変異
により上皮間葉転換を来して浸
潤・転移や生じやすくなり、ま
た、免疫能が低下することを明
らかにしました。ELF3不活化変
異や発現が低下したガンに対す
る新規薬剤の開発が期待されま
す。

消化器ガンについて解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 昨日の免疫機能を測定する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 食物アレルギーPTS法で,質量分析測定を効率化した

 
 
 
 
 
 
 食物アレルギーの予防にはア
レルゲンの摂取を回避すること
が有効ですが、食物アレルゲン
の測定で一般的に用いられる酵
素結合免疫吸着測定法(ELISA
法)は1種類ずつしか測定でき
ず非効率的でした。そこで熊本
大学大学院生命科学研究部の増
田豪氏らは、蛋白質の質量分析
を効率化する相間移動溶解剤を
用いたショットガンプロテオミ
クスアプローチ(PTS 法)を開
発しました。同法が食物中アレ
ルゲン測定の飛躍的な効率化に
寄与することをプレスリリース
で発表しました。

 ELISA 法では、食物からの効
率的なアレルゲン抽出に使用さ
れるドデシル硫酸ナトリウム(
SDS) を用いて細胞を溶解し、
アレルゲン蛋白質を抽出するが、
一度に1種類のアレルゲンしか
測定できません。

 一方、さまざまな物質の分析
に用いられている液体クロマト
グラフィ質量分析法(LC-MS法)
では、一度に複数のアレルゲン
を測定できますが、SDS が適合
しません。そのためSDS よりも
可溶化能力の低い試薬を使わざ
るをえず、アレルゲンの抽出が
困難でした。

 こうした状況に鑑み、増田氏
らはPTS法をLC-MS法による蛋白
質分析の前処理に適用すること
で、効率的に小麦粉やカレーペ
ーストなどの食物からアレルゲ
ンが抽出できるかどうか検討し
ました。

 検討の結果、PTS 法を前処理
として適用したLC-MS 法により、
SDS と同等の抽出効率で小麦粉
から小麦蛋白標準品を抽出・調
整でき、カレーペースト中の小
麦蛋白も検出・測定できました。
今後は、カレーペースト以外の
食物サンプルでも同様の検討を
続ける予定ということです。

 LC-MS法 の意義について、同
氏らは「現行のELISA 法をはじ
めとする個別分析と比べ、LC-M
S 法による分析は複数のアレル
ゲンを一度に検出できるため、
意図しないアレルゲン混入時の
検査に適している。また、偽陽
性・偽陰性のリスクが低いこと
から、PTS 法で前処理したLC-M
S 法は、より正確なアレルゲン
の検出および食品表示につなが
ると期待される」と述べていま
す。

食物アレルギーの基礎知識につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 会費の支払いを回避する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 国立ガン研究センターが12月
8日、大阪大学大学院ゲノム生
物学講座ガンゲノム情報学教授
の谷内田真一氏および国立ガン
研究センター先端医療開発セン
ターHPV 関連ガン予防・治療プ
ロジェクトリーダーの清野透氏
らの研究グループが、ガン原因
遺伝子であるELF3が、ガンの転
移や浸潤に関わる上皮間葉転換
を制御すること、免疫細胞の機
能を調節することを初めて明ら
かにしたのは、素晴らしい業績
です。上皮間葉転換はガン細胞
の転移や増殖力のアップと密接
に関係していると考えられてい
ます。ELF3の不活化変異により
上皮間葉転換を来して浸潤・転
移を生じやすくなり、また、免
疫能が低下することを明らかに
したのは天晴れとしか言いよう
がありません。
 食物アレルギーの予防にはア
レルゲンの摂取を回避すること
が有効ですが、食物アレルゲン
の測定で一般的に用いられる酵
素結合免疫吸着測定法(ELISA
法)は1種類ずつしか測定でき
ず非効率的でした。そんな中、
蛋白質の質量分析を効率化する
相間移動溶解剤を用いたショッ
トガンプロテオミクスアプロー
チ(PTS 法)を開発したのは、
喜ぶべきことです。さまざまな
物質の分析に用いられている液
体クロマトグラフィ質量分析法
(LC-MS 法)では、一度に複数
のアレルゲンを測定できますが、
SDS が適合しません。そのため
SDS よりも可溶化能力の低い試
薬を使わざるをえず、アレルゲ
ンの抽出が困難ということです
が、PTS 法を前処理として適用
したLC-MS 法により、SDS と同
等の抽出効率で小麦粉から小麦
蛋白標準品を抽出・調整でき、
カレーペースト中の小麦蛋白も
検出・測定できたということで
工夫次第で検査はできるのだと
思いました。

 斯様な可溶化能力の低さが、
欠点となる。       笑

 
 
 
 
 
 
 
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