最近の号外Vol.1991メルマガ

2021-10-23 21:24:53

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
 
診療マル秘裏話  号外Vol.1991 令和2年12月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)肝臓ガン細胞増殖を防ぐ薬剤で抗ガン効果上昇
2)神経損傷に対して3Dプリンター使う治験の開始発表

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 肝臓ガン細胞増殖を防ぐ薬剤で抗ガン効果上昇

 
 
 
 
 
 川崎医科大(岡山県倉敷市松
島)肝胆膵(すい)内科学の日
野啓輔教授らのグループは、肝
臓ガン細胞の増殖を防ぐ薬剤を
超微細な粒子にしてマウスに投
与すると、効率的に患部まで運
ばれ、抗ガン効果を高めること
を突き止めました。抗ガンだけ
でなく、免疫が高まる効果も確
認しました。

 薬剤は、ガン細胞が増殖する
のに必要なブドウ糖の吸収を阻
害する「2―デオキシ―D―グル
コース」です。効果は大きいの
ですが、高血糖などの副作用が
あるため、治療には使われてい
ません。

 グループは、粉末の薬剤を特
殊な方法で50~150 ナノメート
ル(ナノは10億分の1)まで微
細化しました。目印となる無害
の蛍光物質を加えた後、肝臓ガ
ンにしたマウスの静脈に注射し
ました。1週間後に発光させた
ところ、肝臓ガンの周辺に薬剤
が集積しました。従来の薬剤で
は“通路”にできなかった血管
内皮細胞の層と層の間を通った
後、その壁の隙間からしみ出し
て、効率的に患部へたどり着い
た可能性が高いということです。

 マウス10匹を、薬剤投与群と、
非投与群に分けて比較する検証
も実施しました。非投与群はガ
ンの固まりが大きくなるスピー
ドが投与群の2倍以上でした。
肝臓ガン細胞が薬剤をブドウ糖
と間違えて吸収する一方、免疫
細胞(Tリンパ球)が寄ってき
て、ブドウ糖を優先的に取り込
み、その働きを活性化させたた
めとみていています。

 微細化したためか、いずれの
マウスにも大きな副作用はみら
れませんでした。日野教授は「
治療の選択肢を増やせるよう、
さらに大きな動物で効果や安全
性などを検証し、新たな治療法
の確立につなげたい」と話して
います。

肝細胞ガンの診断と治療につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 新たな治療法の確立の確率を
推定する。        笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 神経損傷に対して3Dプリンター使う治験の開始発表

 
 
 
 
 
 
 京都大学医学部附属病院は、
再生医療ベンチャーのサイフュ
ーズ(東京都文京区、秋枝静香
社長)と神経損傷に対して、3
Dプリンターを用いた治験の開
始を発表しました。手指のけが
による末梢神経損傷に対して、
臨床用バイオ3Dプリンターで
神経導管を製造し患者さんに移
植する治療法を開発しました。
2021年12月までに目標の症例数
3例を探し、移植後は約1年間
安全性の確認などを行う予定で
す。

 導管の製造には患者さんの腹
部、鼠径部から2平方センチメ
ートルの皮膚を採取しました。
細胞塊を積層し、立体的な組織
を作製するサイフューズ独自の
3次元細胞積層技術で、約2カ
月かけて導管を製造し、損傷部
に移植します。観察期間は皮膚
組織採取から治験製品製造に約
60日、移植後の観察期間は48週
です。

 治験対象は20~60歳以下の男
女となっています。けがをして
から6カ月以内に登録可能で、
損傷部位が手首より先にあり、
神経損傷の長さが20ミリメート
ル以下のものです。

 現在主流になっている末梢神
経損傷に対する治療方法は自家
神経の移植です。しかし、神経
の一部を摘出するため、周辺の
部位に異常をもたらすケースも
あり、最善の治療法ではありま
せんでした。

 京大は佐賀大学、サイフュー
ズとともに研究開発を進め、20
17年にラットの座骨神経損傷に
神経導管を移植する治療法を発
表しました。このほどヒトを対
象にした医師主導治験の実施体
制が整いました。

 治験主任研究者で、京大医学
部附属病院の松田秀一教授は「
長年神経損傷の治療に携わって
きたが、バイオ3Dプリンター
を用いるのは画期的。神経損傷
で悩む患者のためになるだろう」
と大きな期待を寄せました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 神経損傷の治療に成功した医
師を尊称で呼ぶ。     笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 川崎医科大(岡山県倉敷市松
島)肝胆膵(すい)内科学の日
野啓輔教授らのグループが、肝
臓ガン細胞の増殖を防ぐ薬剤を
超微細な粒子にしてマウスに投
与すると、効率的に患部まで運
ばれ、抗ガン効果を高めること
を突き止めたのは、素晴らしい
業績です。抗ガン効果だけでな
く、免疫が高まる効果も確認で
きたということで総合的にガン
対策ができると期待されます。
治療の選択肢を増やせるよう、
さらに大きな動物で効果や安全
性などを検証し、新たな治療法
の確立につなげて頂きたいもの
です。
 京都大学医学部附属病院が、
再生医療ベンチャーのサイフュ
ーズ(東京都文京区、秋枝静香
社長)と神経損傷に対して、3
Dプリンターを用いた治験の開
始を発表したのは、素晴らしい
業績です。現在主流になってい
る末梢神経損傷に対する治療方
法は自家神経の移植です。しか
し、神経の一部を摘出するため、
周辺の部位に異常をもたらすケ
ースもあり、最善の治療法では
ないと分かっているので今回の
バイオ3Dプリンターを用いる
のは、画期的と言えましょう。
この治療法で、たくさんの末梢
神経損傷の患者さんを救って頂
きたいものです。

 腫瘤に対する主流な治療法を
検討する。        笑

 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント