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2021-10-17 16:24:33

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診療マル秘裏話  号外Vol.1986 令和2年12月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)ガン治療遺伝子薬の日本での治験来年1月開始
2)武漢熱罹患小児の抗体獲得・保持に関する調査

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ガン治療遺伝子薬の日本での治験来年1月開始

 
 
 
 
 
 ナノキャリアの松山哲人社長
CEOはこのほど開いた決算説
明会で、ガンを治療する遺伝子
薬の日本での治験を早ければ2
021年1月に開始することを
明らかにしました。イスラエル
企業から日本の権利を導入した
開発品「VB-111」で、米
国を中心に進行中のグローバル
第3相臨床試験に日本も参画す
る準備を進めています。

 VB-111は腫瘍血管内皮
細胞の細胞死を誘導する遺伝子
を非増殖型のアデノウイルスベ
クターで選択的に腫瘍に運ぶ遺
伝子治療薬です。米国やイスラ
エルでプラチナ抵抗性卵巣ガン
を対象に実施された第2相試験
で抗ガン剤パクリタキセルとの
併用で優れた延命効果が確認さ
れ、第3相に進んでいます。

 グローバル第3相の中間解析
でも試験の継続勧告が続き、実
用化期待が高いとみてナノキャ
リアも試験に参画します。すで
に昨年11月にカルタヘナ法の承
認を取得しているほか、松山社
長は日本での治験について「医
薬品医療機器総合機構に年内に
も認めてもらえる見通し」と話
しました。治験実施施設の選定
も始めました。

 新型コロナウイルスワクチン
の非臨床試験や臨床開発、GM
P対応を担う計画も示しました。
ナノ医療イノベーションセンタ
ー(iCONM)と東京都医学
総合研究所が共同研究している
mRNAワクチンで、部分的に
2本鎖の構造しており、ワクチ
ン効果と免疫賦活化を兼ね備え
る特徴があります。

遺伝子医療の経過についての

講演動画です。

 
 


 
 
 
 幸三さんが化学構造を解明し
た。           笑

 
 
 
 
 
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2】 武漢熱罹患小児の抗体獲得・保持に関する調査

 
 
 
 
 
 
 横浜市立大学と東京慈恵会医
科大学の研究チームは、東ソー、
関東化学と連携し、新型コロナ
ウイルス感染症(武漢熱)にか
かった小児の抗体獲得・保持に
関する調査を開始しました。血
液を採取・分析、武漢熱に対す
る免疫機能がどのように変化し
ているかを明らかにするのが、
目的です。実態解明を通じ、抗
体検査キットやワクチンの開発・
普及を後押ししていきます。

 登録時に16歳未満の国内在住
者が対象で登録数は50例以上
を計画しています。回復後3カ
月、6カ月、1年のそれぞれで
血液を採取し、抗体検査と中和
活性測定を実施します。来年1
月まで行い、横浜市大の梁昭秀
教授らが開発した検査キットを
利用します。

 小児の場合、武漢熱にかかっ
たとしても、その数は少なく、
重症者の割合、死亡率も成人に
比べて極めて低いとされていま
す。ただ、その理由などは分か
っておらず、今後の対策を進め
るうえでも解明することが必要
となってきます。成人に関する
抗体調査については、横浜市大
などのグループがすでに8月か
らスタートしています。

小児の感染が急増しているとい

う2ヶ月前のニュース動画です。

 
 


 
 
 
 抗体調査の調査員を交替する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 ナノキャリアの松山哲人社長
CEOがこのほど開いた決算説
明会で、ガンを治療する遺伝子
薬の日本での治験を早ければ2
021年1月に開始することを
明らかにしたのは、素晴らしい
企画です。VB-111は腫瘍
血管内皮細胞の細胞死を誘導す
る遺伝子を非増殖型のアデノウ
イルスベクターで選択的に腫瘍
に運ぶ遺伝子治療薬です。米国
やイスラエルでプラチナ抵抗性
卵巣ガンを対象に実施された第
2相試験で抗ガン剤パクリタキ
セルとの併用で優れた延命効果
が確認され、第3相に進んでい
るとのこと治療効果に期待が持
てそうです。新生血管阻害剤の
新しい形と言えるかもしれませ
ん。
 横浜市立大学と東京慈恵会医
科大学の研究チームが、東ソー、
関東化学と連携し、武漢熱にか
かった小児の抗体獲得・保持に
関する調査を開始したのは、喜
ばしいことです。 小児の場合、
武漢熱にかかったとしても、そ
の数は少なく、重症者の割合、
死亡率も成人に比べて極めて低
いとされているので、その理由
を知ることで、大人の診療に生
かされると考えられるからです。
大人と小児の根本的な違いは、
免疫力だと私は考えています。
確かに、免疫力が、病気などで
低下している小児の方も例外的
にいらっしゃるかも知れません
が、大部分は、免疫力がしっか
りとしていると考えられるから
です。

 定価の低下を依頼する。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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