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2021-10-12 19:50:54

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診療マル秘裏話  号外Vol.1982 令和2年12月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)ガン患者を支援する治療用アプリの開発を行う
2)こんにゃくセラミドの認知機能改善効果を検証

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ガン患者を支援する治療用アプリの開発を行う

 
 
 
 
 
 株式会社CureApp は本日(11
月18日)、第一三共と共同でガ
ン患者を支援する治療用アプリ
の開発を行うと発表しました。
2021年度を目標に乳ガン患者を
対象とした臨床試験を開始する
とし、将来的にはさまざまなガ
ン種への適応拡大も視野に入れ
ているということです。

 CureAppは今年(2020年)8月、
禁煙治療補助システム「CureAp
p SCニコチン依存症治療アプリ
及びCOチェッカー」が承認を取
得しました。12月1日付で保険
収載(治療開始時に準用技術料
として2,540 点)され、同日に
販売を開始する予定です(関連
記事:「初の禁煙治療用アプリ
が承認」「国内初、治療用アプ
リが保険収載へ」)。

 このたび発表したガン患者支
援治療用アプリについて同社は、
院外での使用を通し、薬物治療
中のガン患者さんにおけるQOL
向上や、薬物療法の完遂・継続
への寄与が期待されるとしてい
ます。

 同社は他にも、高血圧、非ア
ルコール性脂肪肝炎(NASH)を
適応症とした治療用アプリにつ
いて、それぞれ第3相、第2相
臨床試験を実施中です。さらに、
減酒支援アプリについても久里
浜医療センター(神奈川県)と
共同で研究を進めています(関
連記事:「日本初、高血圧を直
すアプリ治験開始」「アプリで
減酒支援、探索的臨床研究へ」)。

治療用アプリの経営者の動画で

す。

 
 


 
 
 
 冠水することで建築の完遂が
遅延した。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 こんにゃくセラミドの認知機能改善効果を検証

 
 
 
 
 
 
 ダイセルは北海道大学大学院
の五十嵐靖之招聘客員教授、湯
山耕平特任准教授らと共同で、
同社の機能性食品素材である「
こんにゃくセラミド」の機能研
究を実施しました。血液脳関門
(BBB)を透過できることを
動物実験により確認しました。
こんにゃく由来セラミドにはア
ルツハイマー病(AD)特有の
病態βアミロイド蛋白(ペプチ
ド)に結合し、分解・除去する
神経細胞の細胞外小胞「エクソ
ソーム」を産生促進する機能が
あり、同素材にもAD発症を防
止できる可能性がでてきました。
今後、ヒト介入試験によりこん
にゃくセラミドの認知機能改善
効果を検証していく予定です。

 研究ではマウス静脈投与モデ
ルを対象に同セラミドのBBB
透過性を評価しました。血管側
へ投与した30分後、脳内の同セ
ラミド量を分析、対照群と比較
しました。投与群は同セラミド
量が上昇しており、体内吸収さ
れたこんにゃくセラミドがBB
Bを透過できることが示唆され
ました。BBBを再構成した培
養細胞系モデルでもセラミド量
の増加はみられました。

 さらにADモデルのマウスを
対象に同セラミドを2週間摂取
させ、βアミロイドの沈着が減
少することも確認しています。
ADはβアミロイドの過剰な蓄
積が発症の引き金と考えられて
います。成果は科学雑誌「PL
OS ONE」に掲載されまし
た。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 灯火により、障子を透過して
きた光が当たる。     笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 株式会社CureApp が本日(11
月18日)、第一三共と共同でガ
ン患者を支援する治療用アプリ
の開発を行うと発表したのは、
喜ばしいことです。しかしなが
ら、院外での使用を通し、薬物
治療中のガン患者さんにおける
QOL 向上や、薬物療法の完遂・
継続への寄与が期待されると言
うのは、ちょっと残念だと思い
ます。工夫のない抗ガン剤治療
の後押しをするなら、患者さん
にとって肉体的・精神的負担の
軽減という低い目標に終始する
可能性が高いからです。身体に
優しい治療を第一選択にしない
なら、患者さんの負担を軽減し
て辛い治療を継続するための、
道具になってしまう可能性が高
いからです。
 ダイセルが北海道大学大学院
の五十嵐靖之招聘客員教授、湯
山耕平特任准教授らと共同で、
同社の機能性食品素材である「
こんにゃくセラミド」の機能研
究を実施したのは、素晴らしい
業績です。血液脳関門(BBB)
を透過できることを動物実験に
より確認し、アルツハイマー病
(AD)特有の病態βアミロイ
ド蛋白(ペプチド)に結合し、
分解・除去する神経細胞の細胞
外小胞「エクソソーム」を産生
促進する機能が、確実に脳に届
くことが証明されたからです。
ADモデルのマウスを対象に同
セラミドを2週間摂取させ、β
アミロイドの沈着が減少するこ
とも確認していているのも本当
に素晴らしい業績だと思います。

 証人喚問後、関門海峡につい
て語った。        笑

 
 
 
 
 
 
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