最近の号外Vol.1949メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1949メルマガ

2021-09-04 20:22:45

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.1949 令和2年11月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)AYA世代のガン患者を支援する、患者の会が発足
2)肺炎球菌ワクチン免疫不全者の肺炎予防効果に期待

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 AYA世代のガン患者を支援する、患者の会が発足

 
 
 
 
 
 15~39歳のAYA(Adolescent
and Young Adult=思春期と
若い成人)世代のガン患者さん
を支援する動きが全国で広がる
中、富山県内でAYA 世代の患者
さんの会が発足しました。進学、
結婚、出産……。世代特有の悩
みを抱える患者さん同士が、思
いや経験を共有できる場を目指
します。

 会の名称は「Colors(カラー
ズ)」。ガンの治療経験のある
富山市内の看護師、樋口麻衣子
さん(35)が患者仲間に呼びか
け9月に設立しました。SNS を
通じて、会の存在を周知し、9
月末現在、血液のガンの悪性リ
ンパ腫や白血病、子宮ガンなど
を15~39歳で発症した20~40代
の男女17人が参加しています。
会員同士の食事会や、SNS など
を介した不安や悩みの共有、情
報交換も行います。また将来的
には、オンラインサロンやAYA
世代の交流イベントも企画した
いということです。

 国立ガン研究センターによる
と、AYA 世代では年間約2万人
がガンを発症しているというこ
とです。ただ、他の世代に比べ
て患者数が少ない上、進学や出
産、結婚といった世代特有の状
況に応じた支援や相談体制が十
分ではありません。しかし、国
の「第3期ガン対策推進基本計
画」(2017~22年度)にAYA 世
代のガン対策の必要性が盛り込
まれるなど、近年、その支援の
動きが広がっています。

 会の代表を務める樋口さん自
身も、27歳で甲状腺ガンを患い、
手術を経験しました。現在は病
状は安定していますが、半年に
1度は転移の有無などを調べる
検査を受けています。ガンとわ
かった当時、近くに同じような
悩みを抱える人が見つからず相
談ができなかったといい、「自
分のような年代は他にいないの
ではとも考え、今後どう生きた
らいいのかと不安になった」と
いうことです。

 AYA 世代の交流の場としては、
県ガン総合相談支援センター(
富山市安住町)が年4回開く交
流サロンがあり、樋口さんもそ
こで患者仲間とつながりました。
ただ、よりきめ細かな交流を行
おうと患者さんの会を立ち上げ
たということです。

 「AYA 世代のガン患者が近く
にいるということを知るだけで
も勇気づけられる。仲間とつな
がることで、『自分は一人じゃ
ない』と感じてもらえれば」と
話しています。

AYA世代の患者さんについての

サポートについて解説している

動画です。

 
 


 
 
 有機野菜の摂取で結城くんが
勇気づけられた。     笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 肺炎球菌ワクチン免疫不全者の肺炎予防効果に期待

 
 
 
 
 
 現在でも死因の上位を占める
肺炎は、気管支から肺内部にか
けて炎症が広がり、呼吸不全に
陥ります。細菌やウイルスの感
染が主な原因で、細菌によるも
のが多いとされています。この
ため細菌性肺炎の上位を占める
肺炎球菌という細菌のワクチン
が開発され、重症化しやすい高
齢者や乳幼児を対象に公費での
接種が制度化されています。20
20年からは、費用は自己負担で
すが、治療で免疫が低下したり、
肺炎で持病が悪化する危険性の
高かったりする成人にも対象を
拡大しました。専門家は予防効
果に期待を寄せています。

 国際医療福祉大学医学部(千
葉県)の松本哲哉主任教授(感
染症学)は「ワクチン接種で65
歳以上の高齢者や乳幼児の肺炎
球菌性の肺炎や髄膜炎は減少し
ており、効果は証明されている」
と話しています。「これで『国
も認めています』と堂々と勧め
られる」と期待しています。

 新型コロナウイルスによる感
染拡大が危惧される秋から冬に
かけては、ウイルス性肺炎から
細菌性肺炎を誘発する可能性が
高まると予想されています。「
新型コロナ感染によって細菌性
肺炎を合併する可能性はインフ
ルエンザに比べると低いと考え
られる。しかし、呼吸器感染症
や肺炎の感染リスクが例年以上
に高まるのは確かで、ワクチン
接種などできる対策はしておい
た方が安全だ」。松本教授はこ
うアドバイスしています。

 接種が望ましいと考えられる
のはどんなケースでしょうか。
松本教授によると、1関節リウ
マチなど持病の治療で免疫が低
下している2肺炎発病で重篤化
しやすい慢性閉塞(へいそく)
性肺疾患(COPD)などの呼
吸器疾患や循環器系の持病があ
る3人工透析を受けている―な
どの場合です。「まずは主治医
に相談して、『必要』と言われ
たときに適切なワクチンを接種
してもらいたい」と松本教授は
言っています。

 肺炎の原因を臨床現場で識別
することには、難しい面も伴い
ます。特に、新型コロナの流行
状況によっては、新型コロナか
どうかを確認することが優先さ
れ、それだけ肺炎自体の治療が
遅れてしまう可能性もあります。
松本教授はそうした点などを
踏まえ、「医療側にとっても、
細菌感染による重症肺炎の患者
が少なければ、それだけ医療ス
タッフの配置や病床の運用に余
裕が生まれる。ワクチン接種に
は、医療体制を守る効果もある
のではないか」と話しています。

 現在、国内で使用されている
ワクチンは2種類で、定期接種
の対象は小児と高齢者ごとに1
種です。2020年に適用が拡大さ
れたのはそのうちの1種です。
ただ2種どちらも、肺炎球菌の
一部の血清型に抗体を作らせる
効果があります。肺炎球菌以外
の細菌にはこのワクチンは効果
がありませんが、肺炎球菌であ
っても血清型が異なれば効果は
限定されます。

 松本教授は「このワクチンだ
けで完全に肺炎を予防すること
はできなくても、重症化防止ま
で考えれば十分に効果は期待で
きる」とした上で、「肺炎のリ
スクが高いと医師に言われた人
は、ワクチン接種を前向きに考
えてほしい」と呼び掛けていま
す。

肺炎球菌ワクチンについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 気体の機体に対する期待を考
える。          笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 15~39歳のAYA(Adolescent
and Young Adult=思春期と
若い成人)世代のガン患者さん
を支援する動きが全国で広がる
中、富山県内でAYA 世代の患者
さんの会が発足したのは、喜ば
しいことです。他の世代に比べ
て患者数が少ない上、進学や出
産、結婚といった世代特有の状
況に応じた支援や相談体制が十
分ではないということが治療を
困難にしています。よりきめ細
かな交流を行おうと患者さんの
会を立ち上げた心意気は、素晴
らしいものです。「第3期ガン
対策推進基本計画」(2017~22
年度)にAYA 世代のガン対策の
必要性が盛り込まれるだけでは
なく、自助の努力をしている人
たちに支援をお願いしたいと思
います。
 現在でも死因の上位を占める
肺炎は、気管支から肺内部にか
けて炎症が広がり、呼吸不全に
陥ります。細菌やウイルスの感
染が主な原因で、細菌によるも
のが多いとされているというの
は、周知の事実ですが、重症化
しやすい高齢者や乳幼児を対象
に公費での接種が制度化されて
いる以外に、2020年からは、費
用は自己負担ですが、治療で免
疫が低下したり、肺炎で持病が
悪化する危険性の高かったりす
る成人にも対象を拡大したとい
うことは、余り知られていませ
ん。当然、上記の成人の人にも
周知徹底することが必要ですが、
実際にワクチンの接種を行う、
医療関係者の人に対しても啓蒙
活動が必要であると感じました。

 羞恥心から周知徹底が遅れた。


 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。