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2021-06-19 23:15:40

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診療マル秘裏話  号外Vol.1882 令和2年8月16日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)培養した脂肪幹細胞を用い乳房を再建する治療
2)うっ滞性皮膚炎は下肢静脈瘤に伴って発症多い

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 培養した脂肪幹細胞を用い乳房を再建する治療

 
 
 
 
 
 
 
 カネカは7月21日、子会社バ
イオマスター(神奈川県横浜市)
運営の形成外科医院、セルポー
トクリニック横浜(同)が乳ガ
ン患者さんを対象に、培養した
脂肪幹細胞を用い乳房を再建す
る治療を7月8日に開始したと発
表しました。従来は患者さんの
腹部などから吸引した細胞の脂
肪幹細胞を取り出し、培養せず
に移植に用いていました。培養
細胞を使えば吸引する脂肪量を
減らせ、患者さんの負担を軽く
できます。

 培養脂肪幹細胞を用いた乳房
再建治療「培養CAL」は、事
前に患者さんから約20ミリリッ
トルの脂肪を採取し、その中に
含まれる幹細胞を10倍に増やし
て移植細胞に混合し乳房に移植
します。吸引採取する脂肪量が、
培養をしない従来の再建治療に
比べて少なく、体脂肪の少ない
患者さんも治療できます。

 治療開始に際しては大阪大学
の再生医療の専門委員会で審査
された治療計画を厚生労働省関
東信越厚生局に提出し、先月受
理されていました。

 バイオマスターは構造改革特
別区域法の下で認可された株式
会社経営の医療機関で、実際の
医療はセルポートクリニックが
行います。2006年の開院以降、
乳ガン治療で乳房を切除した患
者さんを対象に東京大学と共同
開発した脂肪幹細胞を用いる乳
房再建治療を臨床研究として実
施してきました。顔面変性疾患
や豊胸などにも応用する計画が
あります。

脂肪注入による再建について

解説している動画です。

 
 


 
 
 保有債券を使って会社再建を
図る。          笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 うっ滞性皮膚炎は下肢静脈瘤に伴って発症多い

 
 
 
 
 
 
 
 血管には、酸素や栄養分を運
ぶ動脈と、老廃物を運び出して
心臓に戻す静脈があります。二
足歩行の人間の場合、心臓は脚
よりも高い位置にあるため、血
液は重力に大きく逆らって心臓
に戻ることになります。立ち仕
事などを長期間行うと、脚の静
脈内に余分な血液がたまって循
環障害を起こし、うっ滞性皮膚
炎を生じることがあります。横
浜旭中央総合病院(横浜市)下
肢静脈瘤(りゅう)センター(
血管外科)の白杉望センター長
は「うっ滞性皮膚炎は、日頃か
ら弾性ストッキングでの予防が
大切です」と話しています。静
脈内に余分な血液がたまる状態
をうっ血という。健康な人でも
一日中歩いたり立ちっ放しだっ
たりするとうっ血のために脚が
むくむことがあります。うっ血
が慢性化して静脈内の圧力が高
い状態(静脈高血圧)が続くと、
血管がこぶ状にボコボコと浮き
出る下肢静脈瘤が起こります。
うっ滞性皮膚炎は、こうした下
肢静脈瘤に伴い発症することが
多いとされています。

 白杉センター長は「静脈瘤周
辺の皮膚にかゆみを伴う湿疹が
できたり、皮膚の色が黒ずむ色
素沈着を起こしたりします。や
がて皮膚や皮下脂肪が硬くなり、
潰瘍ができてしまうとなかなか
治りません」と説明します。

 原因となる静脈瘤は、膝から
足首までの下腿(かたい)部に
できやすいとされています。立
ち仕事や極度の肥満など、直接
的な原因で起こる1次性と、深
部静脈血栓症などの他の病気が
原因で起こる2次性があり、治
療も異なります。診断時は、何
が原因で静脈瘤が起きているの
かを見極めるのが重要になると
いうことです。うっ滞性皮膚炎
の治療は圧迫療法から開始しま
す。「静脈内に余分な血液がた
まらないよう、医療用弾性スト
ッキングを履いたり、潰瘍の場
合は弾性包帯を巻いたりして皮
膚を圧迫し、うっ血を取り除き
ます」と白杉センター長は言っ
ています。1次性の場合は、皮
膚症状の治癒後に血管内焼灼術
などの手術で静脈瘤を根治させ
ます。2次性の場合は元の病気
の治療も併せて行います。

 うっ滞性皮膚炎は重症化する
と、皮膚を元の状態に戻すこと
が難しくなります。白杉センタ
ー長は「静脈瘤は超音波検査で
診断できます。痛みやX線検査
による被ばくもないので、うっ
滞性皮膚炎になる前に血管外科
を受診して下さい。また、普段
から医療用弾性ストッキングを
着用すると、静脈瘤を予防でき
ます」と話しています。医療用
弾性ストッキングは医療機関で
のみ購入可能です。普段から立
ち仕事が多く脚のむくみが気に
なる人は、一度医師の指導を仰
いだ方が良さそうです。

足のむくみについて解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 普段から不断の努力をする。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 カネカが7月21日、子会社バ
イオマスター(神奈川県横浜市)
運営の形成外科医院、セルポー
トクリニック横浜(同)が乳ガ
ン患者さんを対象に、培養した
脂肪幹細胞を用い乳房を再建す
る治療を7月8日に開始したと発
表したのは、画期的なことです。
乳ガンの手術自体は、受けるの
が当たり前という状態になって
いるのに対し、手術後の乳房の
再建については、余り議論され
ないのは、間違っていると思い
ます。これからは、脂肪幹細胞
を用いた、乳房再建が当たり前
に行われるようになる時代だと
思います。
 立ち仕事などを長期間行うと、
脚の静脈内に余分な血液がたま
って循環障害を起こし、うっ滞
性皮膚炎を生じることがあると
言うのは、聞いたことがありま
す。原因となる静脈瘤は膝から
足首までの下腿(かたい)部に
できやすいとされています。立
ち仕事や極度の肥満など、直接
的な原因で起こる1次性と、深
部静脈血栓症などの他の病気が
原因で起こる2次性があり、治
療も異なるということは頭に置
いておいた方が良さそうです。
静脈瘤については出産後の女性
に多くみられることから、女性
は十分注意する必要がある皮膚
の疾患と言えます。

 下腿の皮膚が硬い、うっ滞性
皮膚炎となる。      笑

 
 
 
 
 
 
 
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