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2021-06-01 23:34:28

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診療マル秘裏話  号外Vol.1867 令和2年7月30日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)下戸の人の飲酒の発ガン効果と保護効果の影響
2)キューピーが,マイクロRNA測定装置に関する研究を推進

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 下戸の人の飲酒の発ガン効果と保護効果の影響

 
 
 
 
 
 
 
 お酒に弱い人は、飲酒による
発ガン効果と、飲酒量が減るこ
とによる保護効果のどちらの影
響を大きく受けるのでしょうか。
愛知県ガンセンターと岡山大の
研究チームが約1万人のデータ
を分析すると、のどや食道、胃
は両方の効果を受けるものの発
ガン効果が大きく、大腸は保護
効果による発ガンリスクの低下
だけがみられたということです。

 アルコールは体内でアセトア
ルデヒドになった後、分解され
ます。アセトアルデヒドは、顔
が赤くなる、頭痛や動悸(どう
き)、吐き気がするといった「
フラッシング反応」を起こし、
発ガン性があるとされています。
日本人には、アセトアルデヒド
を全く分解できない人や、少し
しか分解できない人がいて「お
酒に弱い」などと言われていま
す。

 チームは、のどや舌などの頭
(とう)頸部(けいぶ)ガン、
食道ガン、胃ガン、大腸ガンな
どの患者さん4099人について、
飲酒による発ガン効果と酒量が
少ないことによる保護効果がお
酒が弱いことにどう関連するか
を分析し、ガンではない6065人
と比べました。頭頸部、食道、
胃のガンは両方の効果が認めら
れましたが、発ガン効果の方が
保護効果を上回り、リスクが上
昇しました。大腸ガンは保護効
果のみ認められたということで
す。

 愛知県ガンセンターの松尾恵
太郎・ガン予防研究分野長(分
子疫学)は「お酒に弱いことは
大腸ガンのリスクを上げていな
いが、全体として顔が赤くなる
人は要注意。お酒はほどほどに
というアドバイスが重要なこと
が、改めて示された」と話して
います。

ゲノム創傷応答について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 両方の療法を考える。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 キューピーが,マイクロRNA測定装置に関する研究を推進

 
 
 
 
 
 
 
 キユーピーは、マイクロ(m
i)RNAの測定装置に関する
研究を東京家政大学と共同で今
月から推進します。miRNA
の発現量と食事のあり方との関
係から生活習慣病予防へのアプ
ローチを行います。とくに装置
のデータから、将来のガンリス
クを判定し、予防サービスの事
業化を目指します。

 キユーピーによる新たな取り
組みは、東京家政大学大学院人
間生活学総合研究科の池田壽文
教授、自動車や半導体検査向け
最先端デバイスなど開発・供給
するヨコオ(東京都北区)が共
同で確立した、ペプチド核酸(
PNA)を利用したセンサーチ
ップによる超高感度の遺伝子測
定技術をベースに、これを発展
させ、実用性のある装置にする
研究です。

 東京家政大学とヨコオが確立
した遺伝子測定技術は、ヨコオ
開発によるラベル不要な電気化
学的検出方法を採用、PCR増
幅を必要とせず、血液中のmi
RNAを迅速に一度に多種測定
することが可能です。疾病に関
与する特定のmiRNAの量の
変化をとらえる装置の小型化が
可能なため、最終的には、可動
性の高いノートPC程度の大き
さに仕上げる予定です。現在、
プロトタイプができており、同
社では、ヨコオの協力を得なが
ら実用化へとステップを進めま
す。

 装置によるデータをもとに解
析を行い、同社では特定の食品
成分の摂取によるmiRNAの
発現変動から、ガン予防に有用
な栄養指導・食材の提供、アド
バイスなど付加価値あるサービ
ス事業として展開を図りたい考
えです。

血液マイクロRNAについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 
 付加価値が不可となり、負荷
がかかった。

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 お酒に弱い人は、飲酒による
発ガン効果と、飲酒量が減るこ
とによる保護効果のどちらの影
響を大きく受けるのかについて
調べた所、のどや食道、胃は両
方の効果を受けるものの発ガン
効果が大きく、大腸は保護効果
による発ガンリスクの低下だけ
がみられたということです。こ
の研究成果からお酒に弱いこと
は大腸ガンのリスクを上げてい
ませんが、全体として顔が赤く
なる人は要注意であることが分
かります。お酒はほどほどにと
いうアドバイスが重要なことが、
改めて示されたと言えましょう。
 キユーピーが、マイクロ(m
i)RNAの測定装置に関する
研究を東京家政大学と共同で今
月から推進する、具体的には、
miRNAの発現量と食事のあ
り方との関係から生活習慣病予
防へのアプローチを行うという
ことは喜ばしいことだと思いま
す。とくに装置のデータから、
将来のガンリスクを判定し、予
防サービスの事業化を目指すと
言うことは、手法がエレガント
という他、ありません。装置の
小型化が可能なため、最終的に
は、可動性の高いノートPC程
度の大きさに仕上げる予定と言
うのも好感が持てます。

 藩邸で判定を覆すことが画策
された。         笑

 
 
 
 
 
 
 
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