最近の号外Vol.1846メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1846メルマガ

2021-05-08 22:14:50

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話  号外Vol.1846 令和2年7月5日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)感染症対策で吸入浄化排出一体型クリーンユニット開発
2)検査薬大手武漢熱の重症度判断の診断薬を投入

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 感染症対策で吸入浄化排出一体型クリーンユニット開発

 
 
 
 
 
 
 神戸大学は6月11日、新型コ
ロナウイルスなどの感染対策の
ための、患者さん頭部の横に設
置する吸入・浄化・排出一体型
のクリーンユニットを開発した
と発表しました。これは同大医
学部附属病院病理部・病理診断
科の伊藤智雄教授と株式会社ソ
ダ工業の共同開発によるもので
す。

日本では収束傾向にある新型コ
ロナウイルス感染症ですが、医
療機関ではこれからも長期間の
闘いが予想されており、患者さ
ん・医療者いずれにも負担の少
ない効果的な防護法が強く求め
られています。新型コロナウイ
ルス感染症の根本的な感染源は、
患者さんの口や鼻から排出され
るウイルスを含む飛沫やエアロ
ゾルで、これを積極的に除去す
ることができれば大きな感染機
会の低減効果が期待できます。

このユニットの開発に携わった
伊藤教授は、ホルマリンや有機
溶剤から医療者を守るための気
流制御に詳しいとされています。
また、株式会社ソダ工業は、も
とより気流制御技術を有してい
ることから、今回の共同開発に
至りました。開発されたクリー
ンユニットは、患者さんの呼気
を能率的に吸引浄化する装置で
あり、ベッドに寝た、あるいは
椅子に座った患者さんの横に設
置し、口や鼻から排出される呼
気をファンで強く吸入し、高性
能フィルターによってエアロゾ
ルや飛沫を除去する仕様になっ
ています。排気は人のいない機
械背部下方に排出します。柔ら
かいフードを装着していますが、
患者さんに触れても痛みなどを
感じることなく、ある程度の高
さの変化にも対応することが可
能です。既存のボックス型の防
御装置と異なりオープン構造で、
気管挿管をはじめとする各種処
置に支障をきたさないよう設計
されています。使用場面は、救
急部、PCR 検体採取所、外来、
病棟、透析室、ICU などさまざ
まな場面が想定され、すでに、
同大医学部附属病院の救急ER室、
透析室などで実際に利用が開始
されています。

今後、耳鼻科外来、眼科外来な
どのリスクの高い現場へ応用で
きるよう、高さの調節機構を追
加する予定です。幅広く応用が
可能で、かつ比較的安価に作製
することが可能なことから、広
く導入されるようになると、全
国的に医療機関での感染機会を
低減させることができるという
ことです。さらには、一般の施
設でも、不特定多数の人と対面
式で業務を行う場面などでの利
用が可能で、業務にあたる人の
負担・危険を大きく軽減するこ
とが期待できる、としています。

クリーンユニットの説明動画で

す。

 
 


 
 
 対面式で行う業務には、体面
というものがある。    笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 検査薬大手武漢熱の重症度判断の診断薬を投入

 
 
 
 
 
 
 
 臨床検査薬大手が新型コロナ
ウイルス感染症で重症度を見分
ける診断薬を投入し始めていま
す。コロナ患者さんの多くが軽
快する一方、呼吸困難や臓器不
全を経て亡くなる患者さんもい
ます。ロシュ・ダイアグノステ
ィックス(東京都)は治療に人
工呼吸器が必要かを判断する検
査薬を研究用として販売開始し、
薬事承認も目指しています。シ
スメックスも重症度予測の受託
解析サービスを今月から始める
予定です。

 新型コロナウイルスに感染す
ると、細胞は炎症性サイトカイ
ンと呼ぶ蛋白質を放出する免疫
応答を始めます。重症化した患
者さんに多く見られるのはこの
サイトカインが過剰に反応する
「サイトカインストーム」です
。呼吸困難や免疫系の破綻、多
臓器不全と進展する恐れがあり
ます。

 シュ・ダイアグノスティッ
クスはサイトカインの一つ「イ
ンターロイキン6(IL-6)」の
研究用試薬の販売を始めました。
人工呼吸器の挿管が必要か判断
するのに用います。親会社ロシ
ュ(スイス)は米国食品薬品局
(FDA)の緊急使用許可を先
週取得しました。日本でも体外
診断薬として承認取得を計画し
ています。

 血液中のIL-6を電気化学発光
法という独自の測定原理を用い
て調べます。分析装置「コバス」
は日本で民間検査センターや大
学病院に約1500台が稼働中です。
検査結果は約18分で得られます。
医療現場で即座に検査でき、い
ち早く治療指針の判断に生かせ
ます。

 ロシュやロシュグループの中
外製薬はIL-6の働きを抑える抗
体医薬「アクテムラ」を新型コ
ロナの治療薬として開発を進め
ます。検査薬から治療薬まで一
貫して手がける狙いもありそう
です。

 シスメックスは8種類のサイ
トカインを同時に調べられる検
査パネルを開発し、研究用とし
て解析サービスを6月に始める
予定です。化学発光法を用いた
全自動免疫測定装置「HISC
L」でサイトカインの量などを調べて
重症度の予測に役立てます。

 同社では新型コロナの合併症
として起きる血栓症や敗血症の
検査、PCR検査も組み合わせ
ることで、治療初期から重症度、
経過観察、退院まで一連の検査
技術を提供する方針です。

武漢熱について概説している

動画です。

 
 


 
 
 足底の面積を測定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 神戸大学が6月11日、新型コ
ロナウイルスなどの感染対策の
ための、患者さん頭部の横に設
置する吸入・浄化・排出一体型
のクリーンユニットを開発した
と発表したのは、喜ばしいこと
です。感染症対策が万全である
ような大病院のクリーン病室が
ある所は、いざ知らず、開業医
や中小の病院では、大掛かりな
設備投資をすることは、困難と
言えましょう。吸入・浄化・排
出一体型であるので場所を取る
こともなく設置が可能という事
も魅力的です。 医療関係者の
防護がしっかりと対策を取らな
いでいると医療関係者や、院内
の外来・入院患者さんの間で、
院内感染が起こることは容易に
予測できます。当クリニックも
こうした良い機械であれば購入
を積極的に考えたいと思います。
 臨床検査薬大手が新型コロナ
ウイルス感染症で重症度を見分
ける診断薬を投入し始めている
というのは、素晴らしいことで
す。重症化するか否かによって
医療関係者の患者さんに対する
対応が異なってくるからです。
軽症の患者さんに、重症化の可
能性が全く無いわけではありま
せん。しかし重症化しそう、あ
るいは、重症化してしまった患
者さんの対応を軽症の患者さん
にも行うというのは、馬鹿げて
いると批判されても仕方がない
と思います。重症化しそう、あ
るいは、重症化してしまった患
者さんを判別し、そこに医療資
源の投入を集中的に行うことこ
そ、効率の良い、的を得た治療
と言えるのではないでしょうか?

 公立高校で、学習効率を重視
する。          笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。