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2021-05-01 20:13:31

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診療マル秘裏話  号外Vol.1840 令和2年6月28日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)微小血管狭心症は、動脈硬化とは関係なく発症
2)酸素付加必要としない呼吸補助装置の研究開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 微小血管狭心症は、動脈硬化とは関係なく発症

 
 
 
 
 
 
 
 動脈硬化などが原因で心臓を
取り巻く冠動脈が狭くなり、酸
素や栄養を運ぶ血液が一時的に
うまく流れず、胸痛発作が起こ
る狭心症と呼ばれる病気があり
ます。しかし、胸痛があっても
冠動脈に異常が見られない人が、
更年期を迎えた女性の間に一定
数います。冠動脈の末梢(まっ
しょう)にある髪の毛ほどの細
い血管が一時的に収縮して発作
が起こる「微小血管狭心症」と
呼ばれる心臓病です。静風荘病
院(埼玉県新座市)女性内科・
女性外来の天野恵子医師に聞き
ました。微小血管狭心症は、生
活習慣病による動脈硬化とは関
係なく発症します。胸痛は安静
時や就寝中に表れることが多く、
圧倒的に男性よりも女性、特に
閉経前後(更年期)が大半を占
めます。天野医師が行った調査
では、更年期女性の10人に1人
の割合で認められたということ
です。

 症状は、胸痛のほか、顎や喉、
耳の後ろ、背中、肩などに痛み
が起こる場合もあります。たい
ていは5分以内に治まり、数カ
月に1度くらいの頻度がほとん
どです。

 心電図検査を受けても異常が
なく、医療者の間でもあまり知
られていないため、見過ごされ
ることも珍しくありません。原
因は女性ホルモンの一つである
エストロゲンの減少にあります。
「エストロゲンには心臓の血管
を保護する作用がありますが、
閉経によりその分泌量が急激に
減少することで、微小血管の収
縮が促進されたり、逆に拡張が
不十分になったりする人がいま
す」と天野医師は説明していま
す。心身のストレスや不眠、寒
冷が発作を誘発するということ
です。突然死の危険がある一般
的な狭心症とは異なり、微小血
管狭心症はその心配はありませ
ん。だが、ほっておくのは危険
です。「微小血管狭心症を治療
せず放置しておくと、収縮機能
が保たれた心不全(HFpEF
=ヘフペフ)を発症する可能性
が報告されています。治療が必
要です」と天野医師は言ってい
ます。

 微小血管狭心症は、末端の冠
動脈に十分な酸素や栄養が一時
的に運ばれない状態が積み重な
ることで、時間をかけて徐々に
心筋細胞が壊死(えし)します。
心不全につながりかねないため、
高血圧症や狭心症で使われるカ
ルシウム拮抗(きっこう)薬と
いう血管を広げる薬を用いて治
療します。なお、専門は循環器
内科ですが、女性に特有の病気
であるため、全国に300カ所
以上ある女性外来を受診するこ
とが勧められるということです。

微小血管狭心症の3度目の発作

を起こした患者さんのお話の

動画です。

 
 


 
 
 絵師の足が壊死を免れた。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 酸素付加必要としない呼吸補助装置の研究開発

 
 
 
 
 
 
 
 医療機器の開発製造・販売を
手がけるメトラン(埼玉県川口
市)は東京医科歯科大学と共同
で、鼻腔に装着するチューブ「
カニューラ」を使い、慢性閉塞
性肺疾患(COPD)などの患
者さん向けに酸素付加を必要と
しない呼吸補助装置の研究開発
に乗り出します。3年計画でマ
スクの装着や挿管、酸素ボンベ
を必要とせず、リハビリ時や災
害時に病室を離れた場面での治
療が継続可能な小型軽量の革新
的な呼吸補助装置の実現を目指
します。新たな呼吸補助装置に
よるCOPDの重症化予防など
治療方法や適用拡大に向けた研
究も進めていく計画です。

 COPDは喫煙などに起因す
る肺の炎症性疾患で、中高年に
多く発症する生活習慣病です。
COPDや間質性肺炎患者の呼
吸補助にはマスクの装着や挿管
などが必要で、呼吸補助が行わ
れると移動や運動が制限され、
会話や飲食も難しくなります。

 両者は呼吸補助装置の研究と
は別に、新型コロナウイルス患
者急増への対応を視野に入れた
人工呼吸器の評価研究などに取
り組むオープンラボラトリーの
開設も決めました。短期間での
製造を可能にするシンプルな設
計が特徴のメトランが開発した
人工呼吸器「MV20」は、すで
に世界60カ国以上から具体的ニ
ーズが寄せられていますが、ヒ
トに対する適用の評価を早急に
行う必要があるということです。
オープンラボラトリーを使って
有用性や安全性を評価するとと
もに、世界の臨床現場での使用
を円滑にする「使用ガイダンス」
を共同で作成します。

ものづくり大賞を受賞したメト

ランについてのインタビュー動

画です。

 
 


 
 
 
 清三さんが、製造した聖像を
持参する。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 冠動脈の末梢(まっしょう)
にある髪の毛ほどの細い血管が
一時的に収縮して発作が起こる
「微小血管狭心症」と呼ばれる
心臓病があることは知っていま
したが、微小血管狭心症は、生
活習慣病による動脈硬化とは関
係なく発症し、胸痛は安静時や
就寝中に表れることが多く、圧
倒的に男性よりも女性、特に閉
経前後(更年期)が大半を占め
るというのは、初耳でした。微
小血管狭心症は、末端の冠動脈
に十分な酸素や栄養が一時的に
運ばれない状態が積み重なるこ
とで、時間をかけて徐々に心筋
細胞が壊死(えし)するという
ことで、心不全につながりかね
ないため、高血圧症や狭心症で
使われるカルシウム拮抗(きっ
こう)薬という血管を広げる薬
を用いて治療するということは、
もっと啓蒙活動をして、沢山の
医師に認知してもらう必要が、
あるようです。
 医療機器の開発製造・販売を
手がけるメトラン(埼玉県川口
市)が東京医科歯科大学と共同
で、鼻腔に装着するチューブ「
カニューラ」を使い、慢性閉塞
性肺疾患(COPD)などの患
者さん向けに酸素付加を必要と
しない呼吸補助装置の研究開発
に乗り出すということは素晴ら
しい企画だと思います。3年計
画でマスクの装着や挿管、酸素
ボンベを必要とせず、リハビリ
時や災害時に病室を離れた場面
での治療が継続可能な小型軽量
の革新的な呼吸補助装置の実現
を目指すということ、新型コロ
ナウイルス患者急増への対応を
視野に入れた人工呼吸器の評価
研究などに取り組むオープンラ
ボラトリーの開設も決めたとい
うことはどちらも素晴らしい取
り組みと言えるでしょう。新た
な呼吸補助装置によるCOPD
の重症化予防など治療方法や適
用拡大に向けた研究も進めて頂
きたいものです。

 クリニックの開設について、
詳しく解説する。     笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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