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診療マル秘裏話  Vol.809 令和1年6月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)CT画像でAIが90%超の正確さで早期肺ガン判別
2)筋萎縮性側索硬化症(ALS)の最新の治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】CT画像でAIが90%超の正確さで早期肺ガン判別

 
 
 
 
 
 
 
 AI=人工知能に、CT画像
での肺ガンの特徴を学習させた
ところ、90%を超える正確さで
早期の肺ガンを見分けることが
できたと、大手IT企業、グー
グルなどの研究グループが発表
し、将来、医師の診断に生かせ
る可能性があるとして注目され
ています。

グーグルやスタンフォード大学
などの研究グループは、AIが
CT画像から肺ガンを見つけら
れるか調べた結果を20日、アメ
リカの医学雑誌「ネイチャー・
メディシン」に発表しました。

研究グループはまず、4万2000
枚余りの肺のCT画像を使って
AIに肺ガンの特徴を学習させ
ました。

そのうえで6700枚余りのCT画
像をAIに解析させた結果、ガ
ンを見落とすケースやガンでは
ないものを誤ってガンと判断す
るケースが少なく、早期の肺ガ
ンを94%の正確さで見つけたと
いうことです。

専門の医師と比べると、経過を
示す複数の画像を解析した場合
では同じ程度の正確さでしたが、
経過がわからない1枚の画像か
らでは医師よりもやや高い正確
さをみせたということです。

肺ガンは、日本やアメリカなど
各国で最も多くの人が亡くなる
ガンで、早期に正確に診断する
ことが課題となっていて、将来
この分野でAIが生かせる可能
性があると注目されています。

胸部CTで結節を見つけた時の

取り扱い方法について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 性格を正確に読み取る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の最新の治療法

 
 
 
 
 
 
 
 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
では、筋肉が徐々にやせて全身
が動かなくなります。 近年、
国内で患者数が増えています。
原因不明の神経難病で、根本的
な治療法はありません。しかし、
進行を遅らせる薬が登場し生活
の質を長く保てるようになって
きました。ALSは、脳と脊髄
にある筋肉を動かす神経が侵さ
れる病気です。歩こうとする時
は、「足を動かせ」と脳が信号
を出し信号が脳から背中の脊髄
を通り、足の筋肉へと伝わって
歩行が可能になります。ALS
ではこの信号の通路になる運動
ニューロンが壊れ、信号が筋肉
に伝わらなくなります。

 運動ニューロンの壊れた場所
によって、さまざまな障害が出
ます。足の筋肉につながる場所
なら歩行困難になり、喉や舌に
つながる場所なら話せなくなり
ます。呼吸するための筋肉につ
ながる場所なら呼吸困難に陥り
ます。

 かつては発症から数年で呼吸
不全により死亡することが多か
ったようです。長期間生存する
人もいますが、運動ニューロン
はほぼすべて壊れるため、最終
的に全身が動かなくなります。
しかし、呼吸筋まひでの呼吸器
の使用や嚥下(えんげ)筋麻痺
における胃瘻(いろう)造設の
普及により、日常生活を送れる
ようになる例が増えています。

 ALSの国内患者数は推定1
万人前後。男性にやや多く、60
~70歳で好発し、一部で家族歴
が認められます。筑波大学(茨
城県つくば市)医学医療系神経
内科の玉岡晃教授は「運動ニュ
ーロンが障害される原因は十分
解明されていません。 遺伝子
異常、酸化ストレス、グルタミ
ン酸が過剰に増えることが原因
ではないかと推測されています」
と説明しています。 神経伝達
物質であるグルタミン酸が増え
過ぎることで、神経が興奮しす
ぎて壊れてしまうという事です。

 病気の進行を遅らせる薬とし
てグルタミン酸による神経毒性
を抑え、神経細胞を保護するリ
ルゾールという薬が2012年から
使えるようになりました。2015
年には、酸化ストレスから神経
細胞を保護するエダラボンも承
認されました。「軽症、中等症
の段階で症状を軽くしたり、生
存期間を延長することが期待さ
れています」と玉岡教授は言っ
ています。

 将来的には、臨床試験の結果
次第ではありますが、抗てんか
ん薬のペランパネル、抗パーキ
ンソン病薬のロピニロール、白
血病治療薬のボスチニブなどが
ALSの治療に使えるようにな
る可能性があるほか、遺伝子治
療や運動神経を再生させる治療
の研究も進んでおり、治療法が
増えることが期待されます。

ALSについて解説している動画

です。

 
 


 
 
 酸化ストレスの研究会に参加
する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 AI=人工知能に、CT画像
での肺ガンの特徴を学習させた
ところ、90%を超える正確さで
早期の肺ガンを見分けることが
できたと、大手IT企業、グー
グルなどの研究グループが発表
し、将来、医師の診断に生かせ
る可能性があるとして注目され
ているのは、素晴らしいことで
す。今は、90%ですが深層学習
という方法で、更に正しいデー
ターを読み込ませるともっと高
い確率で早期の肺ガンを見分け
ることができるようになると思
われます。しかし問題がありま
す。CT画像を使っていることで
す。CT検査を受けるだけでガン
の発生頻度が上がることが指摘
されています。ですから解像度
は落ちるとしても、被爆のない
MRI 検査などで正確な診断が、
可能になるようにするべきでは
ないでしょうか?
 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
では、筋肉が徐々にやせて全身
が動かなくなります。 近年、
国内で患者数が増えています。
原因不明の神経難病で、根本的
な治療法はないけれども、進行
を遅らせる薬が登場し生活の質
を長く保てるようになって来た
のは、喜ばしいことです。それ
は、完治が望める治療法が確立
されれば、それに越したことは、
ありませんが将来的には、臨床
試験の結果次第ではありますが、
抗てんかん薬のペランパネル、
抗パーキンソン病薬のロピニロ
ール、白血病治療薬のボスチニ
ブなどがALSの治療に使える
ようになる可能性があるほか、
遺伝子治療や運動神経を再生さ
せる治療の研究も進んでおり、
治療法が増えることが期待され、
現在の治療法がガラリと変わる
可能性があります。

 東条さんが登場して飛行機に
搭乗した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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