最新号より100号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より100号前のメルマガ

2021-03-24 21:39:29

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話  Vol.804 平成31年5月8日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)ガン細胞の増殖に関係する脂肪酸代謝の新経路
2)人間の細胞や生体物質を使った人工心臓を試作

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 ガン細胞の増殖に関係する脂肪酸代謝の新経路

 
 
 
 
 
 
 
 福島大食農学類の吉永和明准
教授(34)らの研究グループは
4月15日迄に、ガン細胞の増殖
に関係する脂肪酸代謝の新たな
経路を発見しました。実験では
この代謝経路を阻害することで
ガン細胞の増殖が抑えられる事
が確認されており、ガン治療へ
の応用が期待されるということ
です。研究成果が2月、科学誌
「ネイチャー」に掲載されまし
た。

 ガン細胞が代謝し、増殖する
経路として、脂肪酸「パルミト
オレイン酸」を用いた代謝経路
が知られていましたが、今回の
研究では新たに脂肪酸「サピエ
ン酸」とそのエネルギー代謝に
よって現れる「cis―8―オ
クタデセン酸」を用いた、代謝
経路を発見しました。

ガン細胞の増殖を完全に抑え
るには両方の経路を抑える必要
があるということです。研究で
は肺、肝臓の各ガン細胞で両方
の経路を阻害する事による増殖
の抑制が確認されているそうで
す。

 ベルギーのバイオテクノロジ
ー研究機関(VIB)の研究者
を中心とした5カ国の共同研究
で、吉永准教授は、前職の月島
食品工業研究所(東京)時代に
開発した手法を使い、脂肪酸の
分析を担当しました。

 吉永准教授は「今後もチーム
での研究を続け、ガン治療につ
ながる基礎研究など人の生活の
質を上げる研究に取り組みたい」
と話しています。

シリマリンは、ガン細胞の脂質

代謝を阻害することが分かって

います。ただ、シリマリンとガ

ンについての動画がなかったの

で、シリマリンについて解説し

ている動画です。ナイアシンは、

ナイアシンフラッシュ(潮紅)

が起こることがあるので注意し

て下さい。水分は、心臓病の人

は、心臓の負荷になる場合もあ

るので、ご注意下さい。

 
 


 
 
 忠臣が中心となって仇討を行
った。          笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 人間の細胞や生体物質を使った人工心臓を試作

 
 
 
 
 
 
 
 イスラエル・テルアビブ大学
のタル・ドビル教授らの研究チ
ームが、人間の細胞や生体物質
を使った人工心臓を3Dプリン
ターで試作しました。同大が4
月15日発表しました。実用化に
向けてなお開発が必要ですが、
将来の心疾患治療への応用が期
待されます。3Dプリンターで
血管や心房、心室などが備わっ
た人工心臓が作られたのは、「
世界で初めて」(同大)という
ことです。
 試作品は、小型で、ウサギの
心臓ほどの大きさです。研究チ
ームは今後、血液をスムーズに
送る仕組みなどの開発を進める
計画です。
 重度の心疾患では心臓移植が
不可欠になるケースも多いので
すが、ドナー不足が深刻です。
人工心臓に患者さん自身の細胞
や生体物質を使えば、移植時の
拒絶反応を抑制できるメリット
もあります。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 人工心臓で異色の移植を行う。


 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 福島大食農学類の吉永和明准
教授(34)らの研究グループが
4月15日迄に、ガン細胞の増殖
に関係する脂肪酸代謝の新たな
経路を発見したのは偉大な業績
です。基礎医学の面からもこう
した、ガン細胞の増殖に関する
経路が明らかになるとその経路
を遮断することで、ガンの増殖
が動物実験で抑えられることが
分かっているので、あとは臨床
研究か臨床試験で安全性有効性
の早期の確認がなされることを
期待したいと思います。今回の
成果を含め、ガン治療につなが
る基礎研究など人の生活の質を
上げる研究に没頭して頂きたい
ものです。
 イスラエル・テルアビブ大学
のタル・ドビル教授らの研究チ
ームが、人間の細胞や生体物質
を使った人工心臓を3Dプリン
ターで試作したのは素晴らしい
業績です。日本でも肝臓を3Dプ
リンターで、作ろうとしている
研究者がいましたが、まだ血管
などのパーツの制作に留まって
いるようです。心臓のように、
単純なポンプ作用を行う臓器だ
からこそ、試作が可能になった
のだと思います。肝臓だと胆汁
の通り道、血液の通り道、リン
パの通り道など別々のパーツで
作ることが必要になり、一つに
くみ上げるのが困難と考えられ
るからです。

 清作さんが、パーツの制作に
精を出す。笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。