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2021-03-06 21:07:58

カテゴリー:ブログ



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診療マル秘裏話  号外Vol.1792 令和2年5月3日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)武漢熱でPCR 検査より短時間で検査可の検査法
2)日々の歩数が多いほど、死亡リスクが低くなる

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 武漢熱でPCR 検査より短時間で検査可の検査法

 
 
 
 
 
 
 
 新型コロナウイルス感染の有
無をこれまでのPCR 検査より短
時間で調べることができる検査
法を横浜市立大学と長崎大学が
相次いで開発しました。季節性
インフルエンザの検査で使われ
るような「迅速検査法」で、新
型コロナウイルス用はまだあり
ません。2研究機関の成果は簡
単に使える検査法として早期の
実用化が期待されています。長
崎大学とキヤノンメディカルシ
ステムズ(栃木県大田原市)は
3月19日、40分以内で感染の有
無が分かるシステムを開発した
と発表しました。既に臨床研究
を始めたということです。研究
グループはこのシステムを用い
た装置は軽量、コンパクトで操
作性にも優れている、としてい
ます。

長崎大学感染症共同研究拠点・
熱帯医学研究所の安田二朗教授、
吉川禄助助教らは、遺伝子増幅
法の一つである「蛍光LAMP法」
を応用して新型コロナウイルス
の検出方法を開発しました。3
月14日に陽性と判定された長崎
県壱岐市の感染者から採取され
た検体で検証した結果、ウイル
ス遺伝子を約10分で検出でき、
ウイルス遺伝子を抽出するため
の前処理操作時間を含めても40
分以内で検査ができたというこ
とです。

横浜市立大学は今月9日に、新
型コロナウイルス感染者の血清
に含まれる抗体を検出すること
に成功した、と発表しています。
血液から分離した血清を調べて
ウイルスに対抗する抗体を検出
する「ELISA 法」「イムノクロ
マト法」の2種類の方法を応用
しています。民間企業(関東化
学)の試薬キット化技術と組み
合わせて最短で15分程度の短時
間で結果が分かる新検査キット
の実用化を進めるということで
す。

横浜市立大学学術院医学群の梁
明秀教授らの研究グループが、
感染が既に判明している6人に
今回考案した検出法を実施した
ところ、いずれも陽性反応が確
認されたということです。ただ
しこの検査法は抗体を見つける
ことが基本です。このため感染
早期は抗体が見つかりにくく、
発症7~10日後の人の検査に有
効ということです。研究グルー
プは、どちらも血清を使う方法
のために検体が採取しやすく、
検体採取時の医療従事者などへ
の2次感染リスクが比較的低い
特長があるとしています。

現在使われているPCR 検査は、
試薬と検体を混ぜた試料をいく
つかの工程で処理してウイルス
遺伝子を増幅させます。このた
め検査結果が出るまで通常4~6
時間かかるとされています。2
研究機関の研究は、日本医療研
究開発機構(AMED)の支援などを
受けて行われました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
 校庭を整備する工程を立てる。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 日々の歩数が多いほど、死亡リスクが低くなる

 
 
 
 
 
 
 
 米国立衛生研究所(NIH)は3
月24日、日々の歩数が多いほど、
死亡リスクが低くなることがわ
かったと発表しました。これは、
米国立ガン研究所(NCI )と米
国立老化研究所(NIA )、およ
び米疾病管理予防センター(CD
C )の研究グループによるもの
です。研究成果は、「Journal
of the American Medical Asso
ciation」に掲載されています。
歩行などの身体活動が健康に良
いということは広く知られてい
ますが、「何歩歩けば死亡リス
ク低下につながり、どのくらい
の速さで歩くのが良いのか」は
未だ明らかにはなっていません。
また、これまでにも歩数と死亡
率について調査は行われてきま
したが、対象は高齢者や体を衰
弱させる慢性疾患の人に限られ
ていました。そこで今回、研究
グループは、米国の一般的な成
人における1日の歩数および歩
行強度と死亡率との関連を解析
しました。

研究では、2003~2006年に米国
で実施された「国民健康栄養調
査」(National Health and Nu
trition Examination Survey:
NHANES)の情報を利用しました。
この調査では、対象者に7日間
計測機を着用してもらい、1日
の歩数、歩行のスピード(3つ
の区分で評価)のデータを収集
しています。今回研究グループ
はそのデータの中から、03~06
年当時40歳以上だった4,840 人
について、2015年12月まで追跡
し、死亡率との関連を調べまし
た。解析にあたって、研究開始
時の年齢や性別、健康状態、喫
煙、糖尿病、脳梗塞、BMI とい
った要素を調整しました。対象
者の平均年齢は56.8歳、平均歩
数は9,124歩/日で、追跡約10年
間で1,165 人が死亡しました。
死因には、循環器疾患(406人)、
ガン(283 人)が含まれていま
した。「歩数の多さ」で区分し
て総死亡率を分析した結果、1
日4,000歩の群と比較して、1日
8,000歩の群は、51%死亡リスク
が低かいという結果がでました。
(ハザード比=0.49 [95%信頼区
間, 0.44-0.55])。 また、1万
2,000歩の群と4,000歩の群を比
較すると、1万2,000歩の群で65
%死亡リスクが低いことが分か
りました(ハザード比=0.35 [9
5% 信頼区間, 0.28-0.45])。

一方で、1日あたりの総歩数を
調整したうえで、「歩行の速さ
(強度)」と死亡リスクとの関
連を調べましたが、有意な関連
は見られませんでした。さらに、
サブグループによる分析を行っ
た所、年齢や性別、人種に関わ
らず、歩数の多さと死亡率低下
に関連があることが分かりまし
た。循環器疾患とガンによる死
亡率も、歩数が多いほど低くな
っていることも判明しました。

今回の研究結果は、歩数が死亡
に影響することを示唆するもの
であり、「大人は座る時間を短
くし、もっと体を動かすべきで
ある」という推奨に通じるもの
です。しかし、観察研究である
ことから、因果関係の断定には
至っていません。「身体機能が
活発であることは、肥満や心臓
病、2型糖尿病、一部のガンの
リスクを軽減するなど、多くの
利点がある。運動には健康維持
において重要であり、1週間の
うちに中程度の強度の運動を少
なくとも150 分は行うことが望
ましい」と、研究グループは述
べています。

座りすぎで、死亡リスクが高い

ということを解説している動画

です。

 
 


 
 
 水晶による占いを推奨する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 新型コロナウイルス感染の有
無をこれまでのPCR 検査より短
時間で調べることができる検査
法を横浜市立大学と長崎大学が
相次いで開発したのは、素晴ら
しい業績です。長崎大学の「蛍
光LAMP法」は全行程40分で分か
るということですので、素晴ら
しい速度だと思います。横浜市
大の方は、抗体を見つけること
が基本なので感染早期は抗体が
見つかりにくく、発症7~10日
後の人の検査に有効ということ
ですから、早期発見には、向か
ないということですね。どちら
も血清を使う方法のために検体
が採取しやすく、検体採取時の
医療従事者などへの2次感染リ
スクが比較的低い特長があると
いうのは、大きな利点であると
感じました。
 米国立衛生研究所(NIH)が3
月24日、日々の歩数が多いほど、
死亡リスクが低くなることがわ
かったと発表したのは、偉大な
業績です。 以前のメルマガで、
日々の歩数が多くなる程、認知
症になりにくいということを申
し上げましたが、死亡リスクが
下がる所までは、言及していま
せんでした。認知症になりにく
いと当然死亡リスクが下がりま
すから、認知症のなりにくさが
多少なりとも、死亡リスク低下
に寄与していることは、容易に
推測できます。死亡リスクを下
げることに関してこれ程、運動
が寄与しているとは、想像でき
ませんでした。本当に凄いとし
か言いようがありません。

 準備万端用意することは容易
なことだ。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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