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2021-03-06 00:11:50

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診療マル秘裏話  号外Vol.1791 令和2年5月2日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)2型自然リンパ球が,胃の防御の要である事が判明
2)国循が連続1時間使用可の人工心肺装置を開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 2型自然リンパ球が,胃の防御の要である事が判明

 
 
 
 
 
 
 
 胃には細菌の感染を抑えよう
とする免疫の重要な働きがある
ことを、マウスを使った実験で
発見したと、理化学研究所など
のグループが発表しました。胃
では免疫の働きが弱いというこ
れまでの認識を覆す成果で、胃
ガンの大半の原因であるヘリコ
バクター・ピロリ(ピロリ菌)
の感染対策などにつながると期
待されます。

理研生命医科学研究センター粘
膜システム研究チームの大野博
司チームリーダーらの国際研究
グループがマウスの胃を調べた
所、「2型自然リンパ球」と呼
ばれる、細菌感染後の早期に働
くタイプのリンパ球の一種が多
いことが分かりました。また実
験用の無菌マウスの胃には一般
的なマウスと比べて2型自然リ
ンパ球が極めて少ないことや、
「S24-7 科」に分類される共生
細菌が多いと2型自然リンパ球
が特に増えることが分かりまし
た。この共生細菌によって免疫
グロブリンA と呼ばれる抗体が
作られ、細菌を排除する働きを
することも判明しました。

無菌マウスをピロリ菌に感染さ
せると、2型自然リンパ球がB
細胞を活性化し、そのB 細胞が
ピロリ菌に対応する免疫グロブ
リンA を多く出すことを確認し
ました。一連の結果から、2型
自然リンパ球が胃の防御の要で
あることが分かりました。

胃ガンの大半はピロリ菌感染が
原因とされています。除菌治療
が推奨されている一方、除菌が
効かない耐性菌の増加も問題に
なっています。

理研の佐藤尚子専任研究員(粘
膜免疫学)は「これまで胃は酸
性度が高く、大腸や小腸とは違
い免疫の重要な働きがあること
は知られていなかった。研究に
より、胃にも重要な免疫応答が
あることが分かった。S24-7 科
のうちどの種の菌が2型自然リ
ンパ球を増やすのかを突き止め
れば、将来的にヨーグルトなど
の食品に入れて摂取することで、
ピロリ菌感染の防御に役立つ可
能性がある」と述べています。

グループは理研の同チームと大
阪大学大学院医学系研究科・医
学部感染症・免疫学講座、大阪
大学微生物病研究所感染微生物
分野、仏パスツール研究所免疫
学部門自然免疫ユニットで構成
しました。成果は米国の免疫学
専門誌「イミュニティ」電子版
に日本時間4月2日に掲載されま
した。

2型自然リンパ球について解説

している動画です。

 
 


 
 
 桜桃の収穫に応答する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 国循が連続1時間使用可の人工心肺装置を開発

 
 
 
 
 
 
 
 国立循環器病研究センターは
4月10日、持ち運びできる小型
サイズで、屋外でも内蔵バッテ
リーと酸素ボンベで連続1時間
使用できる人工心肺装置を開発
したと発表しました。
 国循や大阪大医学部付属病院、
関西医科大総合医療センターで、
重症の呼吸不全や心不全の患者
さんを対象とする医師主導治験
を行い、医薬品医療機器法に基
づく承認を目指します。
 現在、新型コロナウイルスに
感染し、自力で呼吸できなくな
った重症患者さんには体外式膜
型人工肺(ECMO、エクモ)
が使われていますが、台車に載
せて運ぶサイズです。新開発の
装置は片手で持つことができ、
重さは6.6 キロしかありません。
また、エクモは血栓塞栓症な
どを引き起こすリスクがあり、
長期間の使用が難しいのですが、
新開発の装置は安全性を高めた
ということです。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
 体外式膜型人工肺の使用は、
血栓塞栓症の副作用が心配なた
め、大概にして欲しい。  笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 胃には細菌の感染を抑えよう
とする免疫の重要な働きがある
ことを、マウスを使った実験で
発見したと、理化学研究所など
のグループが発表したのは素晴
らしい業績です。胃ガンの大半
はピロリ菌感染が原因とされて
いて、除菌治療が推奨されてい
る一方、除菌が効かない耐性菌
の増加も問題になっているので、
抗生物質を使わない除菌療法が
必要になってくると思われます。
抗生物質を使わなくても、白金
パラジウム(商品名パプラール)
を使えば、いとも容易くヘリコ
バクターピロリの除菌ができる
ことを申し述べたいと思います。
 国立循環器病研究センターが
4月10日、持ち運びできる小型
サイズで、屋外でも内蔵バッテ
リーと酸素ボンベで連続1時間
使用できる人工心肺装置を開発
したと発表したのは、喜ばしい
ことです。現在、新型コロナウ
イルスに感染し、自力で呼吸で
きなくなった重症患者さんには
体外式膜型人工肺(ECMO、
エクモ)が使われていますが、
台車に載せて運ぶサイズで、副
作用(血栓塞栓症)の心配が大
きく使い勝手が悪いとのことで
すが、新しい軽量の人工心肺の
装置は、そんな心配をすること
が無さそうで何よりです。

 計量で軽量のオーバーを記録
する。          笑

 
 
 
 
 
 
 
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