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2021-02-13 23:01:48

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診療マル秘裏話  号外Vol.1774 令和2年4月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)医療的ケア必要な子供の家族が必需品確保に不安
2)新型コロナウイルスの予防・治療可の血清療法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 医療的ケア必要な子供の家族が必需品確保に不安

 
 
 
 
 
 
 
 新型コロナウイルスの感染拡
大で、マスクや消毒用品が不足
するなか、山形市に住む、たん
の吸引などが欠かせない医療的
ケアが必要な子どもの家族は、
必需品が確保できなくなれば命
にかかわると不安を募らせてい
ます。

難病や障害のため人工呼吸器や、
たんの吸引などが欠かせない医
療的ケアが必要な子どもは、感
染症にかかりやすいとされ、マ
スクや消毒用品などは必需品と
なっています。

山形市に住む小学4年生の長澤
奈々さんは呼吸などに障害があ
り、1日に何度も、たんの吸引
をする必要があります。

このため、たんを吸引するとき
に使う器具を消毒するエタノー
ルを含んだ「アルコール綿」が
欠かせませんが、業者に問い合
わせたところ、病院などの注文
が増えて製造が追いつかず、発
送のめどがたたないと伝えられ
たということです。

また、奈々さんは少なくとも週
に3回は、たんが肺にたまらな
いようリハビリに通っていて、
外出の際のマスクは必需品とな
っていますが、手元には今月分
しかなく、家族が店で並んでも
手に入れることはできないとい
うことです。

奈々さんの祖母、長澤文子さん
は「なすすべがなく不安です。
マスクやアルコール綿が、いつ
手に入るのかめどが知りたいし、
とにかく早く終息してほしいで
す」と話しています。

医療ケアーが必要な子どもたち

の紹介動画です。

 
 


 
 
 清三さんが聖像を製造した。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 新型コロナウイルスの予防・治療可の血清療法

 
 
 
 
 
 
 米製薬リジェネロン・ファー
マシューティカルズは、新型コ
ロナウイルスに対する治療薬や
予防薬の開発計画を明らかにし
ました。同社が持つバイオ医薬
品の技術を活用し、治療にも予
防にも使える抗血清療法を開発
しました。数百個の中和抗体を
同定しており、来月には複数の
抗体を組み合わせた治験薬を決
め、量産体制に入ります。また、
関節リウマチ治療薬として販売
している自社品を転用する形で、
重症患者さんを対象にした臨床
試験も仏サノフィと開始します。

 同社は、ヒトの免疫機能を再
現した独自の遺伝子改変マウス
を用いて、新型コロナウイルス
に対するヒトモノクローナル抗
体を数百個同定ずみです。また、
実際に新型コロナ感染から回復
した患者さんから採取した血清
由来の抗体も複数分離しました。
これらの中から、治療薬または
予防薬としての可能性が最も高
いと評価した抗体2つを選び出
し、2抗体を組み合わせた「カ
クテル療法」として開発を進め
る考えです。開発品が決定すれ
ば治験薬レベルの生産はすぐに
開始できるということです。来
月中旬には治験開始に向けて量
産を始め、初夏頃にはヒトでの
臨床試験を開始します。夏の終
わり頃には予防用に大量供給で
きる生産体制を構築したいとし
ています。

 関節リウマチの治療薬として
販売している抗IL-6受容体
抗体「ケブザラ」(一般名・サ
リルマブ)を用いた臨床試験も
始めます。抗IL-6抗体は過
剰な免疫反応を引き起こすシグ
ナル伝達を抑制する作用があり、
過剰免疫により呼吸器症状が悪
化した新型コロナの重症患者さ
んにも有効と報告されています。
中国では同じ作用機序を持つ中
外製薬の「アクテムラ」が重症
患者の治療薬として推奨されま
した。

 リジェネロンも自社品で臨床
試験を行い、新型コロナ重症患
者に対するエビデンスを確立す
る考えです。共同開発相手の仏
サノフィとともに、重症患者さ
んを対象とする第2/3相臨床
試験を世界各国で行います。ま
ずは米国で治験を立ち上げ、後
半でグローバルな開発に拡大す
る予定です。リジェネロンが米
国、サノフィが米国以外の試験
を担当します。最大400の症
例登録をめざしています。

回復者血漿治療について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 水晶による占いを推奨する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 新型コロナウイルスの感染拡
大で、マスクや消毒用品が不足
するなか、山形市に住む、たん
の吸引などが欠かせない医療的
ケアが必要な子どもの家族は、
必需品が確保できなくなれば命
にかかわると不安を募らせてい
るのは、残念なことです。必需
品を買い占めた人や組織は何を
考えているのでしょう。買い占
めた挙句、高値で売るという、
商売を目論んでいる人が多いと
聞きます。本当に必要な人に、
物資が届かないことほど、後に
なって後悔することになると私
は、考えます。高値で売った人
や組織も、人を苦しめて得た利
益で幸せになることは、ありま
すまい。必需品がないと、命の
危険に見舞われる、このような
ケースは、日本の民度の高さは、
どこへ行ったのかと耳を疑いま
した。なお、当クリニックでも
消毒用エタノールが手に入らず
困っています。
 米製薬リジェネロン・ファー
マシューティカルズ社が持つバ
イオ医薬品の技術を活用し、治
療にも予防にも使える抗血清療
法を開発したというのは、喜ば
しいことです。過去のメルマガ
で、余り血清療法について書い
ていなかったこともありますが、
予防にも、治療にも使えるとい
うのは、本当に良かったと言わ
るを得ません。外資系製薬メー
カーであろうとなかろうと、パ
ンデミック宣言まで出されてし
まった感染症は、どんな手を使
ってでも、終息宣言を引き出さ
ねば、ならないと考えます。そ
れには、国境なんて関係ないと
思います。たくさんの人が病に
苦しみ、死んでゆく人もいる中
では、国境を越えて人類が協力
して、叡智を尽くしてこそ本物
の医療と言えるのではないでし
ょうか?

 強力な協力を要請する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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