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2020-12-09 22:20:26

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診療マル秘裏話  Vol.789 平成31年1月23日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)薬の副作用でパーキンソン病と同じような症状
2)トランポリン を健康づくりに採り入れる人たち増加

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 薬の副作用でパーキンソン病と同じような症状

 
 
 
 
 
 
 
 手足が震える、動きが鈍くな
る、歩行が遅くなる、バランス
が悪くなるといった症状が表れ
るパーキンソン病。原因不明の
難病ですが、服用している薬の
副作用でパーキンソン病と同じ
ような症状が表れることがあり
ます。東京逓信病院(東京都千
代田区)の椎尾康部長に話を聞
きました。

 パーキンソン病とよく似た神
経症状を示す状態を「パーキン
ソニズム」と言います。パーキ
ンソン病は、脳内で放出される
神経伝達物質のドーパミンが不
足することで症状が表れます。
一方、薬の副作用でドーパミン
の働きが低下し、似たような症
状が表れるのが「薬剤性パーキ
ンソニズム」です。

 椎尾部長は「精神病や認知症
などの治療薬にはパーキンソニ
ズムを引き起こしやすいものが
あります。それらの薬を服用し
て症状が表れると、副作用が疑
われます。パーキンソン病が年
単位でゆっくり症状が進行する
のに対し、薬剤性パーキンソニ
ズムは週・月単位の速いスピー
ドで進んでいきます」と説明し
ています。

 筋肉のこわばりが左右に表れ、
早い段階から歩行障害や上半身
が前に傾く姿勢異常が見られま
す。一方、じっとしているとき
手足が震える「安静時振戦」は
あまり見られません。こうした
特徴もパーキンソン病との違い
です。

 薬にはメリットとデメリット
があります。薬を中止すれば副
作用は治まるものの、有効な作
用は得られなくなります。「例
えば、精神科の薬を飲んでいる
方にとっては精神症状が落ち着
いていることも大事です。パー
キンソニズムが出たからといっ
て、必ずしも薬を中止する必要
はありません。薬の量を減らす、
同じような作用を持つ別の薬に
変更するなど、薬のメリットと
デメリットのバランスを考える
ことが重要です」椎尾部長は言
っています。

 薬の副作用の表れ方は人によ
って異なり、同じ薬でも副作用
がほとんど出ない人もいます。
また、服用している薬とは関係
はなく、もともと持っている病
気によってパーキンソニズムが
出ている可能性もあります。

 椎尾部長は「薬剤性パーキン
ソニズムが疑われたら、まずそ
の薬を処方した主治医に、よく
相談してみてください」と強調
しています。

薬剤性パーキンソニズムについ

て解説している動画です。

 
 


 
 
 
 協調体制を強調する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 トランポリン を健康づくりに採り入れる人たち増加

 
 
 
 
 
 
 
 トランポリンを気軽に楽しめ
る場所が増え、健康づくりに採
り入れる人たちが増えています。
広島市にも昨年9月、トランポ
リン専用施設が誕生しました。
中国地方各地のスポーツジムで
も、小型のトランポリンを使う
プログラムが人気ということで
す。魅力を探りました。

 天井が高く広々とした室内に、
大小6面のトランポリンが並ん
でいます。 トランポリン専用
施設「ホッピンマッシュ!」(
広島市西区)を11月下旬に訪問
し、体験取材を申し込みました。

 トランポリンをするのは小中
学校以来です。入念に準備運動
をして、いよいよ経営者でイン
ストラクターの河野大樹さん(
29)の指導のもと、レッスン開
始しました。ここでは、初心者
にまず10分程度の無料の講座に
入ってもらい、基本的な技を教
えています。

 最初は「ストレートジャンプ」
です。両足を肩幅に開いて跳び、
少しずつ高さを上げていくと、
視界が広がって気持ちが良かっ
たです。河野さんは一緒に跳び
ながら「背筋を伸ばして。姿勢
を真っすぐに」などと助言して
くれます。続いて両足を前に出
し、腰で跳ぶ「シートドロップ」
を行いました。この体勢から立
つのが難しいのですが、10回目
くらいで何とかできました。ひ
ざから落ちる跳び方やひねりを
加える跳び方も、見本を示しな
がら教えてくれました。

 さらに、これら四つの連続技
に挑戦しました。手応えを感じ
始めたところで10分間が過ぎま
した。後は自由に跳びました。
この施設には斜めのトランポリ
ンやスポンジプールなどもあり、
様々な跳び方を楽しむことがで
きました。この日の正味30分間
のトランポリン体験は、予想以
上に良い運動になりました。

 利用者は子ども(身長120
センチ以上)から80代まで幅広
い。目的は体力づくりやダイエ
ットなど様々で、1回あたり60
分間利用する人が多いという。

 河野さんは広島県安芸高田市
出身で、中学・高校では走り高
跳びの選手でした。関東で働い
ていた時にトランポリンに魅せ
られ、埼玉県内のトランポリン
専用施設の副店長として2年半
の経験を積んだ後で帰郷し、妻
の明希子さん(28)と開業しま
した。トランポリン専用施設は
中四国でも珍しいため、集客は
好調で、来夏には2号店の構想
もあるということです。

 河野さんは「トランポリンは
体幹や腹筋、背筋、バランス感
覚などが鍛えられる。未経験で
もぜひチャレンジしてほしい」
と話しています。営業は午後1
時~同8時(休日は午前10時か
ら)です。火曜定休。問い合わ
せは(080・4946・36
23)へ。

 広島県東広島市の「スポーツ
クラブHAKUWA」では直径
約1メートルの小型トランポリ
ンを使うプログラム「UBOU
ND(ユーバウンド)」が週5
回あり、毎回のように満員にな
っています。

 プログラムは30分間か45
分間。スタジオには小型トラン
ポリンがずらりと並ぶ。参加者
は音楽とインストラクターのか
け声でリズムよく跳びはねます。

 「おなかを締めて! ひざ上
げて!」「カロリー消費しやす
くなっているから! 頑張って!」

 5、6分間も続けると息が切
れ、1分ほど休憩して水分補給
しました。これを数セット、30
分間続けると約300キロカロ
リーが消費されるという事です。

 インストラクターの山野凌さ
ん(25)は「体に優しく、けが
の恐れも少ない一方で、床では
できないダイナミックな動きや
高い強度の運動ができる」と説
明してくれました。このプログ
ラムは全国各地のスポーツジム
で導入されています。

 トランポリンは高齢者や障害
者向けの運動器具にも使われて
います。NPO法人「日本ケア・
トランポリン協会」(北九州市)
の池上正郷理事長(74)らが開
発した手すり付きの「ケアトラ
ンポリン」は、福岡県や奈良県
で介護予防に利用されています。
池上さんは「トランポリンの運
動で筋力が回復し、脳も刺激さ
れて機能が回復する」と話して
います。

ケアトランポリンについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 
 昨日の機能を回復させる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 手足が震える、動きが鈍くな
る、歩行が遅くなる、バランス
が悪くなるといった症状が表れ
るパーキンソン病。原因不明の
難病ですが、服用している薬の
副作用でパーキンソン病と同じ
ような症状が表れることがある
ということは、医師の間では知
られていました。例えば胃薬の
ドグマチールといった薬はかな
り古い年代の医師しか使いませ
んが、何度も処方されているの
を見ました。そういった場合、
患者さんから錐体外路症状とい
うパーキンソン病と同じ症状が
あると聞いた場合は、できるだ
けそのような副作用がない胃薬
に変更してあげました。私自身
は、ドグマチールを処方した事
はありません。同じく胃薬のス
ルピリドという薬も同様の使い
方がされていることが多いと思
います。これらの薬ではプロラ
クチン分泌性の下垂体腫瘍(プ
ロラクチノーマ)の患者さんは、
抗ドパミン作用によりプロラク
チン分泌が促進し、病態を悪化
させるおそれがあり、禁忌にな
っている他、褐色細胞腫の疑い
のある患者さんは、急激な昇圧
発作を起こすおそれがあるとい
うことで、やはり禁忌になって
います。
 トランポリンを気軽に楽しめ
る場所が増え、健康づくりに採
り入れる人たちが増えていると
いうことで、広島市にも昨年9
月、トランポリン専用施設が誕
生したというのは、喜ばしい事
です。中国地方各地のスポーツ
ジムでも、小型のトランポリン
を使うプログラムが人気という
こともあり、手軽に健康づくり
ができるようになりつつある事
がよく分かります。 初心者に
まず10分程度の無料の講座に入
ってもらい、基本的な技を教え
ているというのも、初心者の人
を大事にしていて好感が持てま
す。初心忘るべからずの教えの
通り、初心者の時に基礎をしっ
かり叩き込んでおかないと危険
だからです。トランポリンは高
齢者や障害者向けの運動器具に
も使われていて、NPO法人「
日本ケア・トランポリン協会」
(北九州市)の池上正郷理事長
(74)らが開発した手すり付き
の「ケアトランポリン」は福岡
県や奈良県で介護予防に利用さ
れているというのは、初耳でし
た。健常な人の健康増進目的だ
けではなく、介護予防に使う事
もあるのだと驚きました。

 健常な人が謙譲の心を示す。


 
 
 
 
 
 
 
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