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2020-11-12 00:03:26

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診療マル秘裏話  Vol.785 平成30年12月26日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)食塩の過剰摂取で血圧上昇が起こるメカニズム
2)ニトログリセリン等の併用でEPR効果を増強

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 食塩の過剰摂取で血圧上昇が起こるメカニズム

 
 
 
 
 
 
 
 基礎生物学研究所は11月30日、
マウスを用いた研究により食塩
の過剰摂取によって体液中のナ
トリウム濃度が上昇すると、脳
内のNa+濃度センサーであるNax
がこれを感知し、その結果、交
感神経の活性化を介して、血圧
上昇が起こることが初めて示さ
れたと発表しました。この研究
は、同研究所の野田昌晴教授(
総合研究大学院大学教授、東京
工業大学教授(併任))らの研
究グループによるものです。研
究成果は、米科学雑誌「Neuron」
オンライン版で公開されていま
す。

高血圧は、日本の成人のうち約
4300万人が罹患していると試算
され、食塩の過剰摂取が原因と
なることは良く知られています。
その仕組みとして、体液中のナ
トリウム(Na+ )濃度が上昇す
ることによって、交感神経系が
活性化し、その結果として血圧
が上がるという説が有力となっ
ています。しかし、脳がどのよ
うにしてNa+ 濃度を感知し、そ
の情報をどのような仕組みで、
交感神経まで伝えられているの
かは不明でした。研究グループ
では、これまでに細胞外液のNa
+ 濃度上昇に応じて開口するNa
チャンネルであるNax を見いだ
し、その機能や生理的役割を明
らかにしてきました。今回、Na
x 遺伝子を欠損したマウスは、
野生型マウスと異なり、体液中
のNa+ 濃度が上昇しても、交感
神経の活性化による血圧上昇を
起こさないことを発見しました。
更に、神経活動の活性化や抑制
を光によってコントロールする
技術などを用いて、Nax が感知
したNa+ 濃度上昇のシグナルが
交感神経の活性化につながる仕
組みを、分子レベルおよび神経
回路ネットワークレベルで解明
したということです。

これらの成果は、Na+ 濃度と血
圧上昇をつなぐ脳内の仕組みを
詳細に明らかにしたものであり、
高血圧に対する新しい治療法の
開発に役立つものと期待されて
います。また、高血圧全体の約
90%を占めるにもかかわらず、
原因が特定されていない本態性
高血圧の発症の仕組みを理解す
るための重要な一歩になるとし
ています。

塩分を身体から排泄してくれる

食べ物について解説している

動画です。ただし、じゃがいも

は、GI値が高く、大量摂取で、

ソラニンなどの毒性をもつ成分

のリスクもあることからお勧め

できません。果物は、果糖の悪

影響もあるので、やはり大量摂

取は、お勧めできません。コー

ヒー・紅茶・緑茶にはカフェイ

ンが多いので大量摂取は、お勧

めできません。

 
 


 
 
商才の詳細な部分を調査する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 ニトログリセリン等の併用でEPR効果を増強

 
 
 
 
 
 
 
 副作用の少ない抗ガン剤治療
の研究を進めている、熊本大の
前田浩名誉教授らの研究チーム
は12月3日、血管拡張作用を持
つニトログリセリンなどを併用
することで、抗ガン剤をガンに
集中して送り込む「EPR効果」
を増強することができると、マ
ウスなどでの実験で証明したと
発表しました。論文は12月3日
付の米国ガン学会の機関誌に、
掲載されました。
 EPR効果はガン組織に張り
めぐらされた血管壁の隙間が、
正常な血管壁の隙間より大きい
ことに着目した仕組みです。高
分子抗ガン剤は、ガン組織周辺
の血管からのみ流れガンを攻撃
します。また、ニトログリセリ
ンや特定のアミノ酸は、血流を
促進し、抗ガン剤が血管内で滞
るのを防ぐということです。
 前田氏らは研究で、これらを
併用投与すると、高分子抗ガン
剤のみの場合と比べ約2~3倍、
ガン組織に届くことを発見しま
した。腫瘍治療効果は従来の2
~5倍になったということです。
前田氏は今後、臨床試験の実施
を目指しています。

ナノカプセルを使うガン治療に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 ガン周囲の新生血管は、欠陥
のある血管。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 高血圧は、日本の成人のうち
約4300万人が、罹患していると
試算され食塩の過剰摂取が原因
となる事は良く知られています。
その仕組みとして、体液中のナ
トリウム(Na+ )濃度が上昇す
ることによって、交感神経系が
活性化し、その結果として血圧
が上がるという説が有力となっ
ていることまでは、私も知って
いました。その先のNax が感知
したNa+ 濃度上昇のシグナルが
交感神経の活性化につながる仕
組みを、分子レベルおよび神経
回路ネットワークレベルで解明
したということですから世紀の
大発見と言っても過言ではない
と思われます。高血圧に対する
新しい治療法の開発に役立つも
のと期待しています。
 副作用の少ない抗ガン剤治療
の研究を進めている、熊本大の
前田浩名誉教授らの研究チーム
は12月3日、血管拡張作用を持
つニトログリセリンなどを併用
することで、抗ガン剤をガンに
集中して送り込む「EPR効果」
を増強することができると、マ
ウスなどでの実験で証明したと
発表したのは偉大な業績です。
当クリニックでもEPR効果を
使ってガン細胞を叩く、サプリ
メントを臨床研究で使用してい
るので、このサプリメントと、
今回発見の血管拡張作用を持つ
ニトログリセリンや、ある種の
アミノ酸などを組み合わせて使
いたいと考えています。 早速、
前田教授が発表した論文を取り
寄せて、アミノ酸の正体を暴き
臨床研究に使わせて頂きたいと
考えています。

 正体を招待することによって
暴く。笑

 
 
 
 
 
 
 
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