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2020-11-10 21:47:58

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診療マル秘裏話  号外Vol.1693 令和2年1月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)幼少期米蛋白質摂取が成熟期肥満や腎臓病抑制
2)ヒトiPS 細胞で下垂体形成不能患者の病態を再現

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 幼少期米蛋白質摂取が成熟期肥満や腎臓病抑制

 
 
 
 
 
 
 
 新潟大学は12月12日、マウス
において幼少期の米(胚乳)蛋
白質摂取が成熟期の肥満やそれ
に関連する腎臓病を抑制するこ
とを明らかにするとともに、そ
の機序に腸内菌叢が関与するこ
とを見出したと発表しました。
これは、同大大学院医歯学総合
研究科腎研究センター腎膠原病
内科大学院生の樋口裕樹、同セ
ンター病態栄養学講座の細島康
宏准教授、同センター機能分子
医学講座の斎藤亮彦特任教授ら
の研究グループと亀田製菓株式
会社の共同研究によるものです。
成果は「Nutrients 」に掲載さ
れています。米は、アジア地域
の主要な穀物であり、6%程度の
蛋白質が含まれている。日本で
は肉や魚に次いで3番目、植物
性蛋白質としては最も多く、米
から蛋白質を摂取していますが、
その摂取量は年々減少傾向にあ
ります。そのような状況の中、
研究グループはヒトにおける米
(胚乳)蛋白質(Rice Endospe
rm Protein, REP )摂取による
脂質代謝改善作用や、動物モデ
ルにおける糖尿病性腎症の進行
抑制作用を報告してきました。
さらに最近、欧州から、若年時
の植物性蛋白質の摂取がその後
の肥満を抑制するとの報告もあ
りましたが、その詳細は明らか
ではありませんでした。そこで
研究グループは、マウスを用い
て幼少期におけるREP の摂取が
その後の肥満および肥満関連腎
症へ影響するかを検討すること
としました。研究グループはま
ず、マウスに4パターンの食事
を与えて検討しました。

・幼少期 CAS、成熟期 CAS
・幼少期 CAS、成熟期 REP
・幼少期 REP、成熟期 CAS
・幼少期 REP、成熟期 REP

幼少期は4~10週齢で、動物性
蛋白質であるカゼイン(Casein
, CAS)または REP を含む通常
脂肪食を与えました。成熟期は
10~22週齢で、いずれかの蛋白
質を含む高脂肪食を負荷しまし
た。評価は、血液検査、尿検査、
体重、腸内細菌叢などで行い、
腎病理所見を検討しました。ま
た、22週齢時の各測定データを
用いて、幼少期と成熟期の摂取
蛋白質の違いを解析しました。

10週齢時には、CAS摂取群とREP
摂取群で体重増加に大きな差は
認められませんでしたが、22週
齢時には、幼少期・成熟期とも
にCAS を摂取したマウスの体重
が最も高値を示しました。一方、
幼少期にREP、成熟期にCASを摂
取したマウスでは、成熟期にCA
S を含む高脂肪食を負荷したに
もかかわらず、体重の増加が抑
制されていました。また、幼少
期におけるREP の摂取は、CAS
の摂取と比べて体重や脂肪重量、
血糖、総コレステロールなどの
増加が抑制されていた。さらに、
高脂肪食負荷による腎障害への
影響について検討したところ、
幼少期にREP を摂取したマウス
では、CAS を摂取したマウスに
比べ、尿中アルブミン排泄量な
どの腎障害所見が抑制されてお
り、幼少期のREP 摂取が、成熟
期の高脂肪食負荷による腎障害
の進行抑制に関与している可能
性が示唆されました。続いて、
幼少期のREP 摂取が高脂肪食負
荷による肥満や肥満関連腎障害
の進行を抑制するメカニズムを
検討しました。すると、幼少期
のREP 摂取が腸内細菌叢の多様
性を高めるとともに、大腸菌の
占有率を低下させることが分か
りました。また、グラム陰性菌
である大腸菌のリポ多糖(Lipo
polysaccharide, LPS )結合蛋
白質(LPS binding protein, L
BP)産生が、幼少期の米蛋白質
摂取により抑制され、さらに、
LPS に関連する炎症性サイトカ
インIL-6、TNF-αの産生も同様
に、血清、腎、肝のいずれにお
いても抑制されていることも判
明しました。また、この機序に
は、REP の消化物であるペプチ
ドの関与が示唆されました。

以上の知見から、マウスにおい
て幼少期のREP 摂取が腸内細菌
に影響を与え、多様性を高め、
大腸菌の占有率を低下させ、内
毒素であるLPS の産生を抑制し、
慢性的な全身性の炎症の抑制を
介した肥満または肥満関連腎症
の進行を抑制することが示唆さ
れました。「今後、ヒトでの研
究を重ねることで、REP 摂取の
ヒトにおける適切な摂取時期や
摂取量についても検討したい」
と研究グループは述べています。

玄米の栄養について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
 奇病の進行を抑制することが
新興国で行われた。    笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ヒトiPS 細胞で下垂体形成不能患者の病態を再現

 
 
 
 
 
 
 
 神戸大学などのチームは、ヒ
トiPS細胞を使って、脳の一
部「下垂体」ができない患者さ
んの病気の状態を試験管内で再
現することに成功した、と発表
しました。病気の原因遺伝子の
ひとつが分かったほか、ほかの
下垂体の病気の原因解明や治療
法の開発に役立つ可能性があり
ます。

 成果は12月17日、米科学誌「
ジャーナル・オブ・クリニカル・
インベスティゲーション」に掲
載されました。

 下垂体は脳の一部で、成長ホ
ルモンなど多くのホルモンを出
しています。生まれつき下垂体
がうまくできない異常がある患
者さんでは、成長障害や、低血
糖といった症状がでるため、ホ
ルモンを一生補充し続ける必要
があります。

 チームは患者さんの血液から
iPS細胞をつくり、試験管内
で下垂体組織にしようとしまし
た。ただ、正常なiPS細胞で
あればホルモンを出す細胞にな
るのに、患者さんの細胞では途
中で止まってしまい、そうなり
ませんでした。

 調べると、ある遺伝子の変異
で、下垂体の上にあり、下垂体
を調節している視床下部という
部分から出るはずの、下垂体を
つくるのに必要な成分が非常に
少なくなっていたことが分かり
ました。

 チームは他の下垂体の病気の
原因究明や、治療法の開発にも
役立つとして、研究を進めてい
ます。神戸大医学部の高橋裕准
教授(糖尿病内分泌内科学)は
「先天性下垂体形成不全の多く
は原因不明だが、今回の成果は、
原因や、病気のメカニズムを明
らかにし、根治療法を見つける
第一歩だ。後天性の病気など、
様々な応用も可能だ」と話しま
した。

iPS 細胞から腎細胞生成に成功

したというニュース動画です。

 
 


 
 
 両方の治療法が根治療法とな
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 新潟大学が12月12日、マウス
において幼少期の米(胚乳)蛋
白質摂取が成熟期の肥満やそれ
に関連する腎臓病を抑制するこ
とを明らかにするとともに、そ
の機序に腸内菌叢が関与するこ
とを見出したと発表したのは、
素晴らしい業績です。慢性炎症
は、万病の元という説が定説に
なりつつありますが、実際炎症
を腸で起こしているのは、グル
テン蛋白質やカゼイン蛋白質で
あると言われています。これら
の蛋白質は、腸の炎症を全身に
波及させていると考えられます。
また幼少期のみならず、成熟期
でも炎症を抑えるために米(胚
乳)蛋白質摂取が必要であると
私は考えています。パンと牛乳
ではなく、米を日本人なら食べ
ましょうという事だと思います。
 神戸大学などのチームが、ヒ
トiPS細胞を使って、脳の一
部「下垂体」ができない患者さ
んの病気の状態を試験管内で再
現することに成功した、と発表
したのは偉大な業績です。脳の
一部の下垂体ができない患者さ
んの正式名称は、先天性下垂体
形成不全ですが、病気の原因遺
伝子のひとつが分かった他、ほ
かの下垂体の病気の原因解明や
治療法の開発に役立つ可能性が
あるのは、患者さんと患者さん
の家族にとっては、大きな福音
と言えるでしょう。今回の成果
は、原因や、病気のメカニズム
を明らかにし、根治療法を見つ
ける第一歩と考えられ後天性の
病気など、様々な応用も可能と
神戸大医学部の高橋裕准教授(
糖尿病内分泌内科学)がおっし
ゃっているのも心強い限りであ
ると推測しています。

 名将の正式名称を連呼した。


 
 
 
 
 
 
 
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