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2020-10-28 21:59:46

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診療マル秘裏話  Vol.783 平成30年12月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)マラリアの治療薬由来の化合物がエボラウイルス増殖抑制
2)ヒト皮膚線維芽細胞で椎間板変性症の治療に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 マラリアの治療薬由来の化合物がエボラウイルス増殖抑制

 
 
 
 
 
 
 
 鹿児島大難治ウイルス病態制
御研究センター(鹿児島市)の
馬場昌範教授らの研究グループ
は、マラリアの治療薬「アモジ
アキン」の化学構造を変えた化
合物にエボラ出血熱のウイルス
増殖を抑える効果があることを
確認したと発表しました。国際
学術誌「アンチバイラル・リサ
ーチ」(電子版)に掲載されま
した。今後、この化合物を基に
した新薬の開発を、目指してい
ます。

 馬場教授は、マダニが媒介す
る感染症「重症熱性血小板減少
症候群(SFTS)」の治療薬
の開発を目指した研究を行って
おり、アモジアキンを利用して
います。アモジアキンにはエボ
ラ出血熱患者の死亡率を低下さ
せる効果がみられるとする別の
研究者の論文が発表されたこと
から、抗エボラウイルス作用に
関する研究も進めていました。

 馬場教授らは、アモジアキン
の化学構造を変えた約100種
類の化合物を合成しました。試
験管内の培養細胞にエボラウイ
ルスと化合物を投与したところ、
アモジアキンの炭素原子を増や
すなど2か所の構造を変えた化
合物が、ウイルスの増殖を強く
抑える効果を示したということ
です。

 今後は、マウスなどを使った
実験を行う方針です。馬場教授
は「動物で効果を確認できれば、
エボラ出血熱の新規治療薬につ
ながることが期待できる」と話
しています。

エボラ出血熱について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
 砲身を隠さない方針に放心し
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ヒト皮膚線維芽細胞で椎間板変性症の治療に成功

 
 
 
 
 
 
 
 椎間板再生技術の米Spin
alCyteは同社のヒト皮膚
線維芽細胞「CybroCel
l」で椎間板変性症を治療する
第1相/2相臨床試験で持続的
な効果が確認されたと発表しま
した。CybroCellを単
回注入してから椎間板高および
疼痛の改善が12カ月目まで継
続しました。オスウェストリー
障害指数(ODI)、ビジュア
ルアナログスケール(VAS)、
椎間板高の評価項目のすべてを
達成した患者さんの割合は治療
群で54%、プラセボ群で17%で
した。

椎間板のヘルニアの犬の幹細胞

治療の動画です。

 
 


 
 
 高価な薬が、効果を持続させ
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 マラリアの治療薬「アモジア
キン」の化学構造を変えた化合
物に、エボラ出血熱のウイルス
増殖を抑える効果があることを
確認したと発表したのは興味深
い研究だと思いました。エボラ
ウイルスに、早期に投与すると
効果的と言われているインフル
エンザ治療薬アビガン(一般名:
ファビピラビル)がエボラウイ
ルスとSFTSに効くということで
す。今回、馬場教授は、SFTSの
治療薬をの開発を目指した研究
を行っていたということですか
ら、目に見えない因果関係が、
示唆されます。
 椎間板再生技術の米Spin
alCyteは同社のヒト皮膚
線維芽細胞「CybroCel
l」で椎間板変性症を治療する
第1相/2相臨床試験で持続的
な効果が確認されたと発表し、
CybroCellを単回注入
してから椎間板高および疼痛の
改善が12カ月目まで継続した
ということは、本当に驚くべき
成果だと思われます。オスウェ
ストリー障害指数(ODI)、
ビジュアルアナログスケール(
VAS)、椎間板高の評価項目
のすべてを達成した患者さんの
割合は治療群で54%、プラセボ
群で17%というのも有意で画期
的な数字であると推測されます。

 画期的な研究で活気を復活さ
せる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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