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診療マル秘裏話  号外Vol.1651 令和1年11月21日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)心筋梗塞治療後に起きる心臓細胞損傷抑制物質
2)皮下血管を非接触かつリアルタイムで可視化する技術

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】心筋梗塞治療後に起きる心臓細胞損傷抑制物質

 
 
 
 
 
 
 心筋梗塞(こうそく)の治療
後に起きる心臓細胞の損傷を抑
える物質を、京都大の研究チー
ムが発見しました。動物実験で
効果を確認しました。10月29日、
米国の循環器専門誌に論文を発
表します。今後、人間に対する
安全性や有効性を調べる治験の
実施を目指します。

 心筋梗塞は心臓の血管が詰ま
り、心筋が壊死(えし)して発
症します。国内の患者さんは年
間約7万5千人です。患者さん
の大半は血管にカテーテルを入
れて詰まった部分を広げ、金属
製の網で補強して血流を元通り
にする治療を受けます。しかし、
血流が再開すると細胞に大きな
ストレスがかかって損傷し、心
臓が血液を送り出す機能が低下
する心不全に陥ってしまいます。

 研究チームは、京大で開発さ
れた化学物質「KUS121」
が、細胞の生存に必要なエネル
ギーの元となる分子の減少を食
い止める作用があるのに着目し
ました。心筋梗塞と同じ状態を
再現したマウスやブタの実験で、
血流を再開すると死んでしまう
細胞がこの化学物質を与えると
生き残り、血管の損傷を抑えら
れることを明らかにしました。
細胞が生存に必要なエネルギー
を保持し、機能を維持できたと
みられます。京大の尾野亘准教
授(循環器内科)は「カテーテ
ルを入れる際に併せて投与する
治療法を開発したい」と話して
います。

心筋梗塞の兆候と予防について

解説している動画です。

 
 


 
 
 尊称の称号が損傷された。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 皮下血管を非接触かつリアルタイムで可視化する技術

 
 
 
 
 
 
 奈良先端科学技術大学院大学
は10月24日、皮下の血管の様子
を非接触かつリアルタイムで鮮
明に可視化する技術を開発した
と発表しました。 この研究は、
同大先端科学技術研究科情報科
学領域光メディアインタフェー
ス研究室の久保尋之助教、岩口
尭史博士後期課程学生(現:九
州大学助教)、舩冨卓哉准教授、
向川康博教授らと、米カーネギ
ーメロン大学のSrinivasa G. N
arasimhan 教授、アリゾナ州立
大学のSuren Jayasuriya助教ら
の研究グループによるものです。
研究成果は「IEEE Transaction
on Visualization and Comput
er Graphics 」に掲載されてい
ます。画像処理の研究分野では、
人の目には見えないような被写
体の隠された情報を可視化する
研究が古くから行われています。
光源から肌に光を照射すると、
光の大部分は肌の表面で反射し
ますが、ごく一部の光は肌の内
部に入りこみ散乱します。この
とき、光が肌に当たった位置と、
内部を経由して外に出てくる位
置との間には、わずかなギャッ
プが生じます。研究グループは、
このような肌の内部を経由して
いる散乱光を観測することによ
り、皮下に分布する血管の様子
を捉えることができるのではと
推察しました。研究では、2015
年に提案された「時間同期式プ
ロジェクタ-カメラシステム」
を応用し、市販のレーザー走査
型プロジェクタとローリングシ
ャッター方式のカメラを並行に
配置する計測装置を構築しまし
た。このプロジェクタは、レー
ザー光が内蔵の振動式小型のミ
ラーに反射し、スクリーンを2
次元的に走査することによって
映像を投影できる装置です。

このプロジェクタの光線とカメ
ラのシャッターは、被写体を高
速にスクロールしています。そ
こで、光線の照射と撮影のタイ
ミングに1ミリ秒以下のごくわ
ずかな遅延時間を意図的に挿入
することで、光線を照射する位
置とカメラで観測する位置との
間に若干の距離を設けました。
肌の表面で反射する光は、光が
当たった位置で反射するためこ
のシステムでは観測されず、一
方、内部に入って散乱した光は、
少し離れた位置まで広がって届
くため観測されます。結果、人
の肌を観測した場合、肌の表面
での反射光は全く観測されず、
逆に肌の内部を経由した散乱光
だけが計測されることで、肌の
内部にある血管が、あたかも影
のようにカメラでとらえること
ができます。また、撮影した動
画像を解析することにより脈拍
の測定が可能となりました。

今回開発されたシステムは外光
の影響を受けにくいため、日常
的な明るさの室内で利用が可能
であるうえ、光源は可視光を用
いているため、X線などと比較
して健康への影響が少ないこと
が特徴とされています。「この
技術によって、血管が細く注射
や採血が難しい高齢者や子ども
の静脈の視認が容易になるほか、
足の血管がこぶのように膨らむ
下肢静脈瘤などの疾患の診断な
どへの応用、さらに、小型でか
つ安価な構成のため、家庭や発
展途上国での利用も期待される」
と研究グループは述べています。

この装置を試した動画です。

 
 


 
 
 
 死人を視認する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 心筋梗塞(こうそく)の治療
後に起きる心臓細胞の損傷を抑
える物質を、京都大の研究チー
ムが発見したのは、偉大な業績
です。実験動物で、考慮された
かどうかは、定かではありませ
んが、心筋梗塞を起こす人の冠
状動脈(心臓を栄養している血
管)は動脈硬化を起こしている
ことが多く、治療により血流が
再開するとそのストレスに耐え
られず損傷し、心臓が血液を送
り出す機能が低下する心不全に
陥ってしまうというのは周知の
事実です。しかし、今までそれ
を予防・治療する方法がありま
せんでした。京大で開発された
化学物質「KUS121」が、
細胞の生存に必要なエネルギー
の元となる分子の減少を食い止
める作用があるのに着目し、心
筋梗塞と同じ状態を再現したマ
ウスやブタの実験で血流を再開
すると死んでしまう細胞がこの
化学物質を与えると生き残り、
血管の損傷を抑えられることを
明らかにしたということですか
ら本当に凄い物質が発見された
と驚きを隠すことができません。
 奈良先端科学技術大学院大学
が10月24日、皮下の血管の様子
を非接触かつリアルタイムで鮮
明に可視化する技術を開発した
と発表したのは素晴らしい業績
です。 今まで、小児や老人の
採血・点滴で非常に苦労してき
た私としては、これで採血や、
点滴で苦労することが無くなる
のではないかと期待しています。
また血管外科の先生も見つけに
くい下肢静脈瘤の血管の走行を
把握できるということですから
容易に、治療のストリッピング
を行うことができるようになる
のではないかと考えています。
大まかな血管の走行は、ドップ
ラー検査で把握することができ
ても、見にくい血管では、手術
の位置決めが、困難であったと
推察します。おまけに、通常の
可視光を利用するので、放射線
に被曝することなく検査を行う
ことができて、なおかつ安価な
機械構成ということですので、
爆発的に普及する気がします。

厚生労働省の組織構成。笑

 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2020-09-22 00:55:43

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診療マル秘裏話  号外Vol.1650 令和1年11月19日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)異常な免疫細胞を制御性T細胞に変える化合物
2)PKN が関与した心不全の新規メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】異常な免疫細胞を制御性T細胞に変える化合物

 
 
 
 
 
 
 
 体内の臓器などを誤って攻撃
する異常な免疫細胞を免疫反応
にブレーキをかける正反対の免
疫細胞に変える化合物を発見し
たと、京都大やアステラス製薬
(東京都)のチームが発表しま
した。免疫異常で起きる関節リ
ウマチなどの新薬開発につなが
る可能性があります。論文が国
際科学誌サイエンス・イムノロ
ジー電子版に掲載されました。

 免疫は、ウイルスや細菌など
の異物を攻撃し、体を守る仕組
みです。しかし、体を攻撃する
異常な免疫細胞が作られること
があり、重い皮膚炎や1型糖尿
病、関節リウマチなどの自己免
疫疾患の原因にもなります。一
方、免疫細胞の中には、異常な
免疫反応を抑える「制御性T細
胞(Tレグ)」もあります。

 Tレグ発見者として知られる
京大客員教授の坂口志文・大阪
大特任教授らは、アステラス製
薬が持つ約5000種類の化合物を
調べ、異常な免疫細胞をTレグ
に変化させる化合物を見つけ出
しました。皮膚炎や1型糖尿病
のマウスに1日1回ずつ約2週
間飲ませたところ、何もしなか
ったマウスより症状が抑えられ
ました。目立った副作用もみら
れなかったということです。

 この化合物には、Tレグで働
く遺伝子を活性化させる作用が
あるため、異常な免疫細胞の一
部がTレグに変わったとみられ、
坂口さんは「今後は変換効率を
高め、副作用が強い免疫抑制剤
に代わる薬を開発したい」と話
しています。

 吉村昭彦・慶応大教授(免疫
学)の話「体内でTレグを増や
す画期的な方法だ。薬として応
用するには、化合物の副作用を
より慎重に調べる必要がある」

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 最小限の努力で効率的に公立
高校に入学する。     笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 PKN が関与した心不全の新規メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 名古屋大学は10月23日、プロ
テインキナーゼN(PKN)が関与
した心不全の新規メカニズムを
明らかにしたと発表しました。
この研究は、同大大学院医学系
研究科循環器内科学の坂口輝洋
客員研究者、竹藤幹人助教、室
原豊明教授、同大神経情報薬理
学の天野睦紀准教授、貝淵弘三
教授らの研究グループによるも
のです。研究成果は「Circulat
ion 」に掲載されています。日
本において、心疾患による死亡
は悪性新生物(ガン)に次いで
2番目に多く、心不全による死
亡数は心疾患の内訳の中で最も
多いとされています。また、高
齢化に伴い、さらに患者数の増
加が予想されています。心不全
治療は、β遮断薬やアンギオテ
ンシン受容体阻害薬の有効性が
報告されていますが、1980年代
以降、治療薬の目立った進歩が
なされていないのが現状であり、
心不全治療薬の新規開発が期待
されています。 研究チームは、
心不全モデルマウスを作成し、
マウスの心筋でPKN が活性化し
ていることを明らかにしました。
次に、PKN ノックアウトマウス
を作成し、心不全を誘導する手
術を行うと、心臓の肥大化や心
臓の線維化が通常のマウスと比
較して抑制されていたことが分
かったということです。生化学
実験では、アクチン結合性転写
活性因子MRTFA のアクチンに結
合する部位がPKN によりリン酸
化され、アクチンとの結合を阻
害していることを見出しました。
続いて、心不全モデルの心臓を
用いた免疫沈降法では、PKN ノ
ックアウトマウスで心不全によ
って促進されたMRTFA/SRFの複
合体の形成を抑制し、SRF と心
不全関連遺伝子のプロモーター
との結合が阻害されることが示
されました。同研究によりPKN
はMRTFA/SRFを介して心不全の
病態に関わる事が示されました。

今回の研究により、PKNがMRTFA
のリン酸化を介してアクチンと
の結合を阻害し、SRF を介した
心不全関連遺伝子の発現をもた
らすことが証明されました。近
年、キナーゼ阻害薬は高い選択
性が得られ、創薬のターゲット
としても注目されており、メカ
ニズムの解明による新規創薬の
可能性が期待される、と研究グ
ループは述べています。

心不全について解説している動

画です。

 
 


 
 
 
心機一転、新規創薬のプロジ
ェクトにかかわる。    笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 体内の臓器などを誤って攻撃
する異常な免疫細胞を免疫反応
にブレーキをかける正反対の免
疫細胞に変える化合物を発見し
たと、京都大やアステラス製薬
(東京都)のチームが発表した
のは、偉大な業績です。 現在、
自己免疫性疾患には、副腎皮質
ステロイドホルモンや免疫抑制
剤などの免疫自体の力を削ぐ薬
が使われています。これらの薬
は、免疫自体の力を削いでしま
うので、感染症のリスクが高く
なります。つい最近も自己免疫
性の炎症性腸疾患である潰瘍性
大腸炎の小児の方を診ました。
主治医の先生は、免疫抑制剤を
入院して行うことを強要してい
るようでした。ガイドラインに
沿った医療しかできないとおっ
しゃられたそうですが、将来あ
る小児の方に免疫抑制剤を開始
するのは、止めた方が良いと思
いました。ご両親とご本人さん
が当クリニックの自費診療を選
んで頂き、幸いだと思いました。
 名古屋大学は10月23日、プロ
テインキナーゼN(PKN)が関与
した心不全の新規メカニズムを
明らかにしたと発表したのは、
素晴らしい業績です。人間心臓
が、力尽きると死に至ることは、
誰でも理解できると思います。
心不全というのはその一歩手前
の状態と言えるので、心不全の
新規メカニズムの解明は寿命を
延ばす最良の治療手段となるの
ではないかと推測しています。
心疾患による死亡は悪性新生物
(ガン)に次いで2番目に多く、
心不全による死亡数は心疾患の
内訳の中で最も多いとされてい
ます。また、高齢化に伴い、さ
らに患者数の増加が予想されて
います。心不全治療は、β遮断
薬やアンギオテンシン受容体阻
害薬の有効性が報告されていま
すが、1980年代以降、治療薬の
目立った進歩がなされていない
のが現状であり、心不全治療薬
の新規開発が期待されている中
でのメカニズム発見は、取り分
け凄いと言えるのではないでし
ょうか?

 韓国のように造花が増加する。


 
 
 
 
 
 
 
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(イジニイワト)

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