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2020-08-31 21:06:35

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診療マル秘裏話  号外Vol.1632 令和1年10月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)慢性閉塞性肺疾患(COPD)と、歯周病との関係
2)アビオメッド社製心臓ポンプ による生存率向上実証

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】慢性閉塞性肺疾患(COPD)と、歯周病との関係

 
 
 
 
 
 
 
 
肺に炎症を起こして呼吸機能
が低下する慢性閉塞(へいそく)
性肺疾患(COPD)と、歯周
病との関係が報告され、注目さ
れています。東京歯科大学市川
総合病院(千葉県市川市)呼吸
器内科部長の寺嶋毅教授に聞き
ました。COPDを発症する最
大の原因は喫煙です。せきやた
ん、息切れなどを引き起こす肺
の炎症性疾患であると同時に、
糖尿病、心筋梗塞などの心血管
疾患、消化器疾患、骨粗鬆症な
どを伴うことが多く、全身の炎
症性疾患と捉えられています。
一方、歯周病を発症すると、歯
周病菌が血管内に侵入し、糖尿
病や心血管疾患などの全身疾患
の発症や悪化と密接に関連する
ことが報告されています。

つまり、COPDと歯周病は
ともに、全身の慢性炎症が関与
しており、多臓器の併存疾患が
多いわけですが、研究が進む中
で、この二つの疾患の関連性が
明らかになってきました。「当
院の調査で、歯周病の有病率は
非COPD喫煙者の25.6%に対
し、COPD患者では70.0%と
明らかに高く、残存歯数も少な
いとの結果が得られました」と
寺嶋教授は言っています。

理由は明らかではありません
が「肺の慢性炎症が全身に波及
し、歯肉の炎症に関連している
可能性があります。また、CO
PD患者は、1日に歯を磨く回
数や歯科受診回数が少ないなど、
口腔(こうくう)内を清潔にす
る習慣が乏しいという報告があ
り、健康への意識が低いことも
背景にあると考えられます」
と話しています。COPD患者
さんで歯垢と歯石を定期的に除
去したところ、COPDの症状
が急激に悪化する急性増悪の頻
度が減少したとの報告もあり、
寺嶋教授は「歯周病の治療や予
防が、COPDの改善につなが
る可能性があります」と期待を
示しています。

COPD患者さんでは、歩行
や階段昇降など身体を動かした
ときに息切れがするため、活動
量が減って筋力の低下や体力の
消耗を招きやすいとされていま
す。そのため、骨粗鬆症やサル
コペニア(筋肉量減少による身
体機能低下)を合併しやすいと
いうことです。サルコペニアを
引き起こす別の要因として、C
OPD患者さんが歯周病を合併
して残存歯数が少なくなると、
そしゃく機能が低下し、低栄養
に陥りやすくなることが指摘さ
れています。寺嶋教授は「CO
PD患者がサルコペニアを併発
すると経過が悪くなります。こ
の悪循環を防ぐには、運動療法
による呼吸リハビリテーション、
歯磨きや歯石除去などの口腔ケ
アが大切です」と寺嶋教授はア
ドバイスしています。

歯周病の全身に与える影響につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
筋肉量減少の現象を捉えて、
マイナスのイメージを植え付け
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 アビオメッド社製心臓ポンプ による生存率向上実証

 
 
 
 
 
 
 
 
循環器用医療機器大手の米ア
ビオメッドは、「全国心原性シ
ョック・イニシアチブ研究」(
NCSI)で同社製心臓ポンプ
「Impella」の使用によ
る生存率向上が実証されたと発
表しました。同研究には米国の
49施設で急性心筋梗塞による心
原性ショックを起こした患者さ
ん250人が参加。経皮的冠動
脈インターベンション(PCI)
に先だって同ポンプの使用を含
むプロトコルを実施、72%の
生存退院率が実証されました。
NCSI以前の過去20年の間、
心原性ショックの生存率は約50
%でした。現在、研究者らはN
CSIプロトコルのさらなる改
良に取り組んでいます。

両吸込み遠心型心臓ポンプの血

液流れシミュレーションの動画

です。

 
 


 
 
私設の施設に使節が来訪した。


 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
肺に炎症を起こして呼吸機能
が低下する慢性閉塞(へいそく)
性肺疾患(COPD)と、歯周
病との関係が報告され、注目さ
れているのは残念なことです。
慢性閉塞(へいそく)性肺疾患
(COPD)は、タバコの害の
病気です。 タバコを吸う人は、
例外なくかかると言う病気なの
です。それゆえに肺での炎症の
せいで、歯周病になると推測す
るのは、論理に飛躍があると思
われます。タバコを吸う人の歯
茎は、ヤニにまみれています。
このヤニこそが、歯周病を後押
しするものと考える方が自然で
はないでしょうか? 歯周病を
発症すると、歯周病菌が血管内
に侵入し、糖尿病や心血管疾患
などの全身疾患の発症や悪化と
密接に関連することが報告され
ているので、鶏が先か、卵が先
かの水掛け論になることは、明
らかでしょう。
循環器用医療機器大手の米ア
ビオメッドが、「全国心原性シ
ョック・イニシアチブ研究」(
NCSI)で同社製心臓ポンプ
「Impella」の使用によ
る生存率向上が実証されたと発
表したのは、喜ばしいことです。
同研究には米国の49施設で急性
心筋梗塞による心原性ショック
を起こした患者さん250人が
参加しています。経皮的冠動脈
インターベンション(PCI)
に先だって同ポンプの使用を含
むプロトコルを実施、72%の生
存退院率が実証され、従来の生
存退院率が50%であったことか
らすると格段の技術的進歩があ
ったものと推測されます。循環
器は、一瞬のミスが患者さんの
命を奪うことになり兼ねない科
だと言われています。 慎重な
判断で、このポンプを使用して、
沢山の患者さんを救って頂きた
いものです。

傘下の産科の病院に参加を呼
びかける。        笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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