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2020-08-24 23:13:42

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診療マル秘裏話  号外Vol.1626 令和1年10月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)心不全患者の予後や治療応答性を高精度に予測
2)ガン患者や、家族を支援するチャリテイーイベント 開催

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】心不全患者の予後や治療応答性を高精度に予測

 
 
 
 
 
 
東京大学医学部附属病院は9
月26日、心不全の治療をする前
に心筋DNA 損傷の程度を定量評
価することで、心不全患者の予
後や治療応答性を高精度に予測
する手法を開発したと発表しま
した。この研究は、同大病院循
環器内科の小室一成教授、野村
征太郎特任助教、候聡志特任研
究員、同大大学院医学系研究科
の藤田寛奈大学院生、同大先端
科学技術研究センターの油谷浩
幸教授らの研究グループによる
ものです。研究成果は「JACC:
Basic to Translational Scien
ce(Article in Press)」に掲
載されています。心不全の経過
や治療に対する効果は非常に多
様であり、治療薬が効いて心臓
の機能が回復する患者さんがい
る一方で、あらゆる治療を尽く
しても心臓機能が回復せず、早
い段階で心臓移植をしなければ
命を救うことができない患者さ
んもいます。このような治療に
対する効果や予後(病状の経過)
を治療前に評価できれば、患者
さん一人ひとりに合った適切な
治療(個別化医療・精密医療)
が可能になると考えられますが、
現段階ではまだ簡便かつ正確に
治療応答性(薬による効果)を
予測することが難しく、基本的
に画一的な治療が行われていま
す。

研究グループはこれまでに、マ
ウスを用いた心不全の病態解明
研究を行い、心不全になると心
臓にある心筋細胞の核の中のDN
A にキズが生じ(DNA 損傷)、
このDNA 損傷の程度が心不全の
病態の程度を規定している可能
性を見出していました。研究グ
ループは今回、ヒトの心筋細胞
のDNA 損傷の程度を解析する手
法を開発し、58例の心不全患者
さん(研究では拡張型心筋症と
いう原因不明の心筋障害により
心不全となった患者さんを対象
に解析)の心筋DNA 損傷の程度
を解析しました。すると、治療
応答性や予後が悪い患者さんに
おいて、治療前の心筋DNA 損傷
の程度が有意に強いことが分か
りました。

さらに解析を進めたところ、治
療前の心筋DNA 損傷の程度によ
って、非常に高い精度で(感度・
特異度ともに8割程度)治療応
答性を予測できることが明らか
になりました。これらの成果に
より、心不全患者の「治療応答
性の事前予測」を可能にする手
法を開発しました。

同手法の開発は、臨床現場にお
いて診断目的で採取する心筋生
検組織の検体を用いる方法であ
ることから、患者さんに追加の
侵襲がないことも非常に大きな
利点です。さらに、心不全の治
療において、近年叫ばれている
患者さん一人ひとりに合った「
個別化医療・精密医療」を実践
する上での基盤的技術となると
考えられると、研究グループは
述べています。

心不全について解説している

動画です。

 
 


 
 
検体を採取することで倦怠感
を覚える。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ガン患者や、家族を支援するチャリテイーイベント 開催

 
 
 
 
 
 
ガン患者さんやその家族を支
援するチャリティーイベント「
リレー・フォー・ライフ・ジャ
パン2019とくしま」(日本
対ガン協会、とくしま実行委員
会主催)が9月28、29日の2日
間、徳島市の東新町商店街で開
かれました。約800人が参加
し、29日午前11時までの21時間
半、交代で商店街を行進しまし
た。この日は、ガン患者さんの
治療や相談に関わる医師や看護
師らが語り合うフォーラムも開
かれました。「スタッフが激務
で、相談するのをためらう」「
徳島だからこその良い所は」と
いう司会からの問いかけに対し、
「気にすることなく相談して」
「お互いに病院ごとの医師やで
きる範囲が分かっていて、紹介
や相談などのやりとりがしやす
い」という意見が出ました。

参加した乳ガン経験者らでつ
くる「あけぼの徳島」の宮城慶
代表(68)は「一人で抱えこん
でしまう患者もいるが、打ち明
けて人とつながれば元気になれ
る。今は誰もがガンになる時代。
検診を受けて早期発見につなげ
てほしい」と話しました。

リレーフォーライフについて

解説している動画です。

 
 


 
 
デモ行進をすることで後進の
指導に当たる。      笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
東京大学医学部附属病院が9
月26日、心不全の治療をする前
に心筋DNA 損傷の程度を定量評
価することで、心不全患者の予
後や治療応答性を高精度に予測
する手法を開発したと発表した
のは、素晴らしい業績です。心
不全の経過や治療に対する効果
は非常に多様であり、治療薬が
効いて心臓の機能が回復する患
者さんがいる一方で、あらゆる
治療を尽くしても心臓機能が回
復せず、早い段階で心臓移植を
しなければ命を救うことができ
ない患者さんもいるという中で
心不全患者の予後や治療応答性
を高精度に予測することができ
るということは、患者さんにと
って大きな福音であると思いま
す。
ガン患者さんやその家族を支
援するチャリティーイベント「
リレー・フォー・ライフ・ジャ
パン2019とくしま」(日本
対ガン協会、とくしま実行委員
会主催)が9月28、29日の2日
間、徳島市の東新町商店街で開
かれたのは喜ばしいことです。
二人に一人はガンにかかり三人
に一人は、ガンで死ぬ時代です
から世の中の人のガンという、
病気に対する関心は相当高いと
認識しています。 そんな高い
認識のもと実際にガン診療に携
わる医療関係者が語り合うフォ
ーラムが開かれたのも、大きな
啓蒙活動につながるのではない
かと期待しています。私が出演
しているYouTube 動画の、ガン
ゼロチャンネルも、啓蒙活動の
一環として行っているものです。
皆さんのご視聴およびチャンネ
ル登録をお待ちしております。

機体の可能性に期待しては、
いけない。        笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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